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さよならGマーク
fornax8 投稿日:2013年09月22日 02:39 No.1029
入手してから15年以上経ったEM-200Bをアップグレード改造することになりました。
最初は下取りに出して新規購入を考えてましたが、十年選手では引取り額が渋いです。
某販売店によるとメーカーでまだ改造をやってくれるとのことで、安上がりな道を選択することに。
最新システムのTemma2Mに生まれ変われば自動導入が可能となり、撮影効率が上がりそうです。
オートガイダーも新調しないと・・・
Re: さよならGマーク 階段男 投稿日:2013年10月03日 00:34 No.1030
Terrashさん、お久しぶりです。(多分覚えていらっしゃらないと思いますが)これまで数々の彗星、星雲・星団を自動導入なしで撮影されたことに驚愕です。直焦点撮影なので、カメラを一旦望遠鏡から外さない限り、目視で撮影対象を確認する訳にはいかないと思いますが、どのようにして対象をカメラの視野の中心に入れていらっしゃったのでしょうか?
今らさですが、その辺のテクニックを公開してください。

私なんか自動導入がなかったら、全く撮影できないと思います。
Temma2Mは、ガイド端子が特殊なコネクタ(入手困難で高価)なので困りますね。普通のモジュラーコネクタ(RJ11とか)で十分なのですがね~。
Re: さよならGマーク fornax8 投稿日:2013年10月03日 22:13 No.1033
階段男さん、お久しぶりです。こんな過疎った掲示板にコメントを頂きまして恐縮です。
何せ「超」が付くほどのアナログ人間で、周囲からは「ITド難民」とも揶揄されてます。

撮影対象の写野導入ですが、銀塩時代には「対象確認アダプター」と称するツールを使ってました。
ご存じないかもしれませんが、カメラレンズの後部キャップにアイピースアダプターが付いたもので、
お察しのとおりカメラを一旦外して、そのアダプターを介してアイピースを装着し、
星図を頼りに望遠鏡のファインダーも駆使して対象を眼視で視野中央に導入してから、
カメラを取付け直して撮影してました。

デジイチになってからもしばらくは同様な方法を使ってましたけど、
すぐに撮影結果が見られるようになったので、ファインダーで大雑把に導入したら
最高ISO感度で30秒程度の短時間露出で試写してはハンドコントローラーで修正することを繰返し、
試行錯誤的に構図合わせをしてきました。

最近はさらに横着して、対象天体の方向にある適当な輝星をカメラのファインダーの中央に捉えたら、
赤道儀目盛環を赤経・赤緯ともゼロに合わせ、その星から対象天体までの赤経・赤緯差を
ステラナビゲータで調べた値の分だけ目盛環を見ながら軸回転させた後、試写をしてます。
ITド難民と言われながらもノートPCは持参しますので、現地でステラナビゲータを便利に使ってます。
赤経・赤緯差はマウスモードを「2天体計測」にして、輝星と撮影対象を表示ウィンドウから
マウスで選べば即座に表示されますので、面倒な計算も要らないのがありがたいです。
次の撮影対象がすぐ近くにある場合は、撮影したばかりの対象からダイレクトに次の天体までの
赤経・赤緯差を調べると若干効率が上がって、時間的に得した気分に浸ったりしてます。アホですね。

目盛環は1目盛の1/10ぐらいまで読取ってますが、イプの写野なら大体どこかに入ってきますので、
そこから試写と修正を3回ぐらい繰り返せば構図合わせ完了となります。
彗星などは思わぬ方向に尾が伸びていることもあるので、事前撮影確認は必須とみてまして、
自動導入が使えるようになっても試写の作業はおそらく省略しないと思います。

Temma2M用のコネクターはかなり特殊みたいですね。自作不能で選択肢もないので高くつきそうです。
Re: さよならGマーク 階段男 投稿日:2013年10月04日 07:18 No.1034
解説ありがとうございます。
人間による自動導入をやられていたんですね。
でも、私には到底できそうにありません。

私の赤道儀は古いのですが、EM200 Temma PC jr.でして、撮影する時の大まかな手順は、
①EM200の極軸合わせ(通常通り)
②PCを起動し、The Sky 6を起動
③The Sky 6とEM200をリンク(接続)し、望遠鏡の西側・東側をクリック。
④クランプを緩めて、撮影対象に近い明るい適当な恒星(1等~2等星ぐらい)をファインダーで導入。
⑤カメラのライブビューを見ながら、コントローラーで恒星をど真ん中に入れる。
⑥The Sky 6の画面でその恒星を選んで、「同期」ボタンをクリック。
⑦PCの画面で撮影対象を選んで、「導入」ボタンをクリック。
⑧撮影開始

てな、感じです。
お恥ずかしながら、これまで目盛環、使ったことありません。
導入スピードは、Terassh さんの人間自動導入と同じくらいかもしれませんが、暗闇で目盛環などを見たりしなくて済むので、楽だと思います。
Re: さよならGマーク fornax8 投稿日:2013年12月09日 18:41 No.1038
アイソン特需があったのか、赤道儀の改造が遅れて11月中旬にようやく完了。
並行して注文していたLodestarベースのアリガタガイドシステム(K-ASTEC製)も、
カメラ自体が納期未定のまま入荷の見通しが立たないとのことで、
結局、10月から流通し始めたQHY5L-Ⅱに変更し、
ガイド鏡も白のペンシルボーグが品薄のため黒モデルに変え、
11月末にやっと入手することができました。
お蔭でLodestarよりも安上がりになったのは嬉しい誤算でしたが、
中華製というのが気になるところではあります。

今月頭から実地テストを始め、特に問題無いことを確認できました。
これまで低温や高湿度の問題を心配して、屋外でのPC使用に抵抗がありましたが、
手持ちのノートPCはWinXP仕様で、あと数ヶ月でOSサポートも切れるため、
壊れてもいいやと考えると気が楽になって、夜露まみれでテストしてたりします。

自動導入はやはり便利ですね。これに慣れると自力導入には戻れなくなりそうです。

オートガイドは、口径がたった25mmのガイド鏡で心もとない感じでしたが、
ガイドマウント無しで予想以上にガイド星が簡単に捉えられ、目からウロコでした。
鏡筒バンドの上部にアリミゾ台座を介してガイド鏡をセットできるので(いわゆる親子亀方式)、
これまで使っていたジュラプレートは不要となり、積載重量も抑えられて安定感が増しました。
左の添付画像がシステム全景になります。
ガイド精度は良好で、8分露出の結果は右の添付画像(60Da等倍トリミング)のとおりです。

唯一の問題はノートPCのバッテリーが4時間程度しか持たないこと。
カーバッテリーからDC/DCコンバーター経由で電力供給してみましたけど、
消費電力的に厳しく、長時間駆動可能なPCが欲しいところです。




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