投稿者:fornax8
アイソン特需があったのか、赤道儀の改造が遅れて11月中旬にようやく完了。
並行して注文していたLodestarベースのアリガタガイドシステム(K-ASTEC製)も、
カメラ自体が納期未定のまま入荷の見通しが立たないとのことで、
結局、10月から流通し始めたQHY5L-Ⅱに変更し、
ガイド鏡も白のペンシルボーグが品薄のため黒モデルに変え、
11月末にやっと入手することができました。
お蔭でLodestarよりも安上がりになったのは嬉しい誤算でしたが、
中華製というのが気になるところではあります。
今月頭から実地テストを始め、特に問題無いことを確認できました。
これまで低温や高湿度の問題を心配して、屋外でのPC使用に抵抗がありましたが、
手持ちのノートPCはWinXP仕様で、あと数ヶ月でOSサポートも切れるため、
壊れてもいいやと考えると気が楽になって、夜露まみれでテストしてたりします。
自動導入はやはり便利ですね。これに慣れると自力導入には戻れなくなりそうです。
オートガイドは、口径がたった25mmのガイド鏡で心もとない感じでしたが、
ガイドマウント無しで予想以上にガイド星が簡単に捉えられ、目からウロコでした。
鏡筒バンドの上部にアリミゾ台座を介してガイド鏡をセットできるので(いわゆる親子亀方式)、
これまで使っていたジュラプレートは不要となり、積載重量も抑えられて安定感が増しました。
左の添付画像がシステム全景になります。
ガイド精度は良好で、8分露出の結果は右の添付画像(60Da等倍トリミング)のとおりです。
唯一の問題はノートPCのバッテリーが4時間程度しか持たないこと。
カーバッテリーからDC/DCコンバーター経由で電力供給してみましたけど、
消費電力的に厳しく、長時間駆動可能なPCが欲しいところです。