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仙太郎式実生苗の管理
ゲゲゲの仙太郎 投稿日:2021年08月26日 19:54 No.22
スカイセンサーさん、レスが長くなったので新レスに更新しますね。

このままの環境では実生苗の根が伸びるには赤玉の粒が大きすぎると思いますし、湿度管理も難しそうですから、環境を少し整えてあげた方が良いかも知れません。

参考のため、現在仙太郎が行っている実生苗の管理方法を載せておきますね。

実生苗を育てるための培養土は市販の「さし芽種まきの土」というものを使っています。
種まきから使って、1年間はそのままこの培養土で成長するに任せ、1年経ったら新しい培養土に植え替えています。
私の場合はジョイフル本田瑞穂店で購入しましたが、他のホームセンターでも売っているのではないかと思います。

今回は発芽した後の苗の管理なので、写真2の状態から始めます。
プラ鉢(仙太郎の場合は5号鉢を使っています)に培養土を鉢の上端から2センチほどの低さの位置まで入れ、水を入れたバケツに培養土面の高さまで浸して水を吸わせ、培養土を十分に湿らせたら苗を植えます。
苗の植え込みはピンセットでは力は入りすぎて苗をつぶしますから、仙太郎の場合は先を細く削った割り箸で植え替えています。
根の長さ分だけ土に穴を開けて根をそっと差し込み、回りから土を寄せます。

全て植え込んだら受け皿に水を満水に入れ、そこに鉢を入れていわゆる腰水状態にします。
受け皿の水が減ってきたらまた新しい水で浸しますが、その際に受け皿に緑のコケが見えるようだったら受け皿を洗ってから水を浸します。
受け皿の上面から鉢の培養土面までの段差が6~8センチくらいになる鉢を使うのが理想で、このくらいの段差にしておくと、受け皿の水を満水にした時に培養土の表面が丁度適度な湿り具合になって、苗が乾燥でいじけたり過湿で根腐れしたりするのを防ぐことが出来ます。

苗を植えたら上に50~60%程の遮光をしてなるべく長く日の当たる場所で管理します。
仙太郎の場合は黒寒冷紗2重で遮光していますが、この程度の遮光率になって十分な通風がはかれる物ならなんでも構いません。

この状態で来年の5月まで管理し、その後第1回目の植え替えをするという感じです。


ゲゲゲの仙太郎 投稿日:2021年08月26日 20:04 No.23
書き忘れましたが、サボテンの実生苗はなめくじやゴキブリの大好物です。
一晩で全滅の憂き目にあわないよう、上にかぶせる遮光網は鉢を覆ってきっちり留めておくことが大切です。
仙太郎の場合は写真の寒冷紗をステンレスの針金で縛っています。
輪ゴムが手っ取り早いのですが、太陽光で1週間ほどで劣化して切れますから、頻繁に交換する必要が出てきます。


ゲゲゲの仙太郎 投稿日:2021年08月28日 18:25 No.25
100均でサボテンを売っているのは気付かなかったので今日見てきましたが、確かに売っていますね。
あれは多分、実生2年半から3年くらいの苗が多いように見えます。
冬に加温設備のある実生床で蒔いて、翌々年の春から出荷するという感じだと思います。
勿論、私ら趣味家、特にフレーム栽培やベランダ栽培では決してあの大きさには出来ません。
多分5~6年くらいかかるのかな。
温室を持っている趣味家で4年と言ったところでしょうかね。
品種によって成長速度が大きく違いますし、柱サボテンなんかは実生以外にカキ仔らしき苗もありましたから一概には言えませんが。

因みに、大統領も実生による個体差が出ます。
主に刺の太さと刺色に差が出るという感じかな。
球体色は殆ど変化がなかったような。


スカイセンサー 投稿日:2021年09月05日 15:49 No.26
仙太郎さん、丁寧に教えてい頂きありがとうございます。
まさかお返事が頂けるとは思わず、遅くなってしまいました。
さし芽種まきの土は売っているのを見たことがありますが、
まさかサボテンに使えるとは思いませんでした。

こんな小さな状態でも植え替えは可能なんでしょうか?
結構不安です。

ゴキブリやナメクジは結構外でもこの辺りは見ますので危険ですね。
気を付けます。
冬もあまり寒い場所はまずいですよね?


100均のサボテンは普通の倍の速さぐらいで育てたものなんですね。
確か日本の業者さんが出荷していたような記事を見たことがあります。

大統領も刺などには個体差が出るのですね。楽しみですが、
ちゃんと育てないといけませんね。




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