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小型機のスラスト調整
T2 投稿日:2022年08月29日 13:33 No.48
小型機のスラスト調整には、これまで杉本二郎さんの方式を採用していました。プロペラハンガーの裏面に調整用の縦穴の開いたアルミ板をねじ止めするやり方です。
しかし一昨年から国際級で普通のネジ式に改宗しました。
国際級F1Bなどでは胴体の前面に3本のネジを立てて、ハンガーの角度を微調整します。前から見て逆三角形の位置にネジを立てます。この部分が金属製なので簡単です。1.2mmぐらいの鉄ネジです。
私はゴムスケール機とミニクープ級にも採用しています。ミニクープ級は丸胴が普通なので同じ理屈です。バルサ胴の場合は1mmぐらいの航空ベニアを輪っぱに切り抜いて補強します。ドリル穴を瞬間で固めれば実用強度があります。木製なのでネジはやや太く1.4mmです。ハンガーはバルサだと当然めり込みますので浅いアルミ板またはカーボン板で補強しました。
スケール機は角胴が多いですが、同じように考えて3本のネジを立てています。スケール機はかなり調整の余地を持たせたいので長めのネジにしています。
写真では3本のネジの他に丸いものが見えますが、マグネットです。これのは直径3mm×3mmです。ハンガーにもマグネットを入れています。ゴムが長い場合にいわゆる「ゲロを吐く」のを防ぎます。
主翼は2mmカーボン丸棒で差し込み式、尾翼は0.8mmカーボン丸棒で組んで同じく0.8mmで水平と垂直を差し込み式にして収納しやすくしてしています。ものすごく伸びる滑空をしてくれます。ゴムは1/16インチの10条で800巻き、ペラは220mmバルサ削り出しです。平城宮跡はスパン50cmまで、ゴム3gまでです。


松本@GPF 投稿日:2022年08月30日 16:39 No.51
ネジ3本方式はNo. 40で紹介したDon Ross: Rubber Powered Model Airplaneにも出ています。
本文ではネジ3本と書いてあるのに図面ではネジが2本しかないと言うミスがありますが。

今回もGoogle翻訳を添付しました。
本文の翻訳は完全、残念なことに図の説明に間違い、名詞のthrustスラストを動詞(命令形)のthrust押し込め と誤訳しています。


松本@GPF 投稿日:2022年08月30日 16:45 No.52
T2さんの3本ネジ式への改宗の理由は何でしょうか?

No. 45の添付図面を拡大すろと翻訳文があり
「傾斜したノーズブロックは、スケールモデルでは非常に見苦しいもの です。 スラスト調整は可動板金リアベアリングを使用します (図12-10)。」
とあります。
3本ネジ式で調整したスケール機をDon Ross氏にみせたら、ノーズブロックが傾斜しているので「非常に見苦しい。」と言いそうです。

私はスケールモデルには詳しくありませんが、ちゃんとした競技ではスケール点が重要とのこと。
ノーズの大きさにもよると思いますが両方が使えたらスケール屋さんは3本ネジ式 よりも「杉本二郎式」を選ぶのではないでしょうか?

なお杉本さんは「杉本二郎式」の使用者の一人に過ぎないので、名称は翻訳文類似の「可動板リアベアリング式」などが適切です。




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