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投稿者:T2
小型機のスラスト調整には、これまで杉本二郎さんの方式を採用していました。プロペラハンガーの裏面に調整用の縦穴の開いたアルミ板をねじ止めするやり方です。 しかし一昨年から国際級で普通のネジ式に改宗しました。 国際級F1Bなどでは胴体の前面に3本のネジを立てて、ハンガーの角度を微調整します。前から見て逆三角形の位置にネジを立てます。この部分が金属製なので簡単です。1.2mmぐらいの鉄ネジです。 私はゴムスケール機とミニクープ級にも採用しています。ミニクープ級は丸胴が普通なので同じ理屈です。バルサ胴の場合は1mmぐらいの航空ベニアを輪っぱに切り抜いて補強します。ドリル穴を瞬間で固めれば実用強度があります。木製なのでネジはやや太く1.4mmです。ハンガーはバルサだと当然めり込みますので浅いアルミ板またはカーボン板で補強しました。 スケール機は角胴が多いですが、同じように考えて3本のネジを立てています。スケール機はかなり調整の余地を持たせたいので長めのネジにしています。 写真では3本のネジの他に丸いものが見えますが、マグネットです。これのは直径3mm×3mmです。ハンガーにもマグネットを入れています。ゴムが長い場合にいわゆる「ゲロを吐く」のを防ぎます。 主翼は2mmカーボン丸棒で差し込み式、尾翼は0.8mmカーボン丸棒で組んで同じく0.8mmで水平と垂直を差し込み式にして収納しやすくしてしています。ものすごく伸びる滑空をしてくれます。ゴムは1/16インチの10条で800巻き、ペラは220mmバルサ削り出しです。平城宮跡はスパン50cmまで、ゴム3gまでです。
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