ゴム動力模型飛行機掲示板


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針金製のプロペラハンガーの起源について
滝 敏美 投稿日:2023年12月07日 07:59 No.364 【Home】
ライトプレーンに使う自作のプロペラハンガー(日本では「コメタル」と呼ばれることが多い)には硬い針金製のものがあります.
例えば,小池先生の「フリーフライト F1B 滞空時間を延ばす技術と科学」の第12章の入門用ライトプレーンに使われています.小池先生の本によると,この型式のプロペラハンガーは清水和夫氏が最初に製作したということです.

ところで,この掲示板のNo.323で紹介したカナード形態のゴム動力機 Professor Backwards (oz12771)の記事(Model Builder, August 1981, p.63)の中に同じ形態のプロペラハンガーが載っているのを見つけました.
この記事によると,このプロペラハンガーは米国のDave Stottさん(1929-2010)の考案であるとのことです.少なくともこの記事(1981年)以前に考案されていたことがわかります.

清水さんとStottさんが独立に考案されたのか,どちらかが先に考案されて,他方がそれを採用したのでしょうか.興味のあるところです.

なお,Dave Stottさんは Flying Aces Club の創立者のひとりで,多くのスケール機の設計をしたということです.


広島吉田 投稿日:2023年12月09日 10:38 No.365
文中のFlying Aces Clubはスケールを中心とした活動が活発で何時も動画を楽しんでいます。
又、同サイトの中からスケールの図面を閲覧していると面白い機体があった為、ひとつ作ってみようと図面をコピーして製作の工程を思案していました。
ところがYouTubeで同系列である機体の製作&調整飛行を紹介した動画が配信されて一気に製作意欲が無くなり今日に至っています。
私が作ろうとしたのは、ボーイング306B、YouTubeに公開された機体はボーイング306C。
完全に出鼻をくじかれました。


松本@GPF 投稿日:2023年12月09日 15:27 No.366 【Home】
滝さん例示のハンガーは市販品には無い様です。仲間では硬い針金線ではなく自動車のワイパーを使っている人がいました。
皆さんのご参考に私が持っているプラスチック製以外のプロペラハンガーの写真を添付します。私はコの字型の金属(メタル)からコメタルなる用語ができたと思っていましたが、それには異論がでました(2011年頃)。改めて調べてみると機械工業の分野では金属製の軸受けを単にメタルと呼ぶこともある様です→コの字型の軸受け=コメタル:https://www.daidometal.com/jp/resources/bearings/

写真の6点の内現在Kotobuki模型で販売市販されているのは一番右の室内用コメタル(Kotobuki模型扱い)のみです:http://kotobuki-model.sakura.ne.jp/part/part3.html#indoor
(2023年12月9日現在PCからはこのサイトにアクセス出来ず、iPadからは可能)


松本@GPF 投稿日:2023年12月09日 15:37 No.367 【Home】
Zaic Year Book 1959-61の208ページ以降に室内機図面が出ていてプロペラハンガーが図示されているのも何枚かあったのでそれを紹介します。ほとのどがコメタルタイプです。図中Duralはジュラルミンです。

広島吉田 投稿日:2023年12月11日 17:09 No.370
既存の朴材ハンガーを外して、作ってみました。

松本@GPF 投稿日:2023年12月11日 18:37 No.371 【Home】
吉田さんの針金ハンガー、スラスト調整が楽そうですね。

ついでに手持ちのプラスチックハンガーの一覧を添付します。
Kotobuki模型やスタジオミドに入手可能なものが結構あります。ただスタジオミド製は信じがたいほど高価です。




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