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投稿者:滝 敏美
ライトプレーンに使う自作のプロペラハンガー(日本では「コメタル」と呼ばれることが多い)には硬い針金製のものがあります. 例えば,小池先生の「フリーフライト F1B 滞空時間を延ばす技術と科学」の第12章の入門用ライトプレーンに使われています.小池先生の本によると,この型式のプロペラハンガーは清水和夫氏が最初に製作したということです. ところで,この掲示板のNo.323で紹介したカナード形態のゴム動力機 Professor Backwards (oz12771)の記事(Model Builder, August 1981, p.63)の中に同じ形態のプロペラハンガーが載っているのを見つけました. この記事によると,このプロペラハンガーは米国のDave Stottさん(1929-2010)の考案であるとのことです.少なくともこの記事(1981年)以前に考案されていたことがわかります. 清水さんとStottさんが独立に考案されたのか,どちらかが先に考案されて,他方がそれを採用したのでしょうか.興味のあるところです. なお,Dave Stottさんは Flying Aces Club の創立者のひとりで,多くのスケール機の設計をしたということです.
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