ゴム動力模型飛行機掲示板


| 新規投稿 | トップに戻る | 検索 | アルバム | 管理用 |

木村秀政著:模型飛行機讀本のスラスト記述
松本@GPF 投稿日:2023年02月19日 22:41 No.219 【Home】
滝さんの質問への回答、スレッドを起こしました。

表紙・奥付、目次、スラスト記述部分を添付します。
昭和18年(1943年)発行、木村先生の東京帝大助教授・航空研究所所員時代の著作です。
誰かからもらった古本で中をまともに見たことはなかったのですが、この機会に10数分さっと中身をみました。
目次でもわかりますが、模型飛行機の作り方や飛ばし方よりも理論面をわかりやすく網羅的に取り上げた良書との印象をうけました。
索引がちゃんと付いているのも感心しました。日本の本はこれをさぼっているのがほとんどです。
実は索引はないと思って本の最初から最後さっと見ても該当部分を発見できず、最後の索引で推力線の記述が2か所にあるのを発見した次第です。
スラストラインの代わりに推力線をつかっていますが、戦時中にも関わらずそれ以外の英語由来の航空用語はちゃんとカタカナ表記で使われています:プロペラ、NACA、カンバー、ジャイロ、ダッチロール、ゴム、トルク、モーメント、ピッチ、ブロック、ミクロフィルム。


ダウンロード木村本目次 ( .pdf / 2.8MB )
ダウンロード木村本スラスト ( .pdf / 3.2MB )
滝 敏美 投稿日:2023年02月20日 14:08 No.220
松本様
貴重な情報の提供ありがとうございます.
やはりスラストラインに関する記述があったのですね.
わたしの提案しているスラストラインの調節法でよいことが確認できました.

目次を見ると,わたしが知りたいことがたくさん載っているようです.

模型飛行機の本でありながら,実機を解説する本と同じ感覚で書いておられることがわかります.1943年の戦時中にこのような本が出版されているのは驚きです.
ZaicのModel Glider Designが1944年出版ですから,ほぼ同時期です.航空に関して米国と同等の技術力があったことを示していると思います.




お名前
メール
URL
画像添付


編集キー ( 記事を編集・削除する際に使用 )
文字色