長靴をはいた裏ティーガー


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マスタングキラーの憂愁
ベーダー少佐 投稿日:2021年01月17日 17:05 No.186
管理者からO-nine conventionからこちらに移すとの事でしたので、誤記修正を含めて自主的にうつりました。ついにEduardのBf109G-6ASを入手しました。キットは、スゴイできです。ここでG-6ASとはなにか少し解説します。


マスタングキラーの憂愁
1944年になると、アメリカ軍重爆よるドイツ本土への本格的侵攻が始まりました。ドイツ空軍もこれに対抗して、強力な防空体制を構成しました。有速なBf109は、護衛戦闘機に一撃を加え離脱、その隙に重武装・重装甲のFw190の突撃飛行団(パイロットは戦死した場合以外、編隊を離脱しない誓約書に署名)が、重爆撃機編隊に密集体系で突入、大損害を与えるはずでした。ところが、ある日突然その方程式が崩れました。それは、マリーンエンジンを搭載したマスタングBの出現でした。今までの空戦ではBf109は一撃を与えて、高速で逃げ切れるはずでした。ところが、マスタングには完全に追尾され、そして撃墜された東部戦線から来たエースは、決して少ない数でなかったのです。マスタングはDB605Aエンジン搭載のBf109を、空飛ぶ棺桶に変えてしまったのです。ドイツ側も、BD605Aの圧縮比を変え過給機を大型化し、圧倒的に出力を増大したB605Dを開発していましたが、いまだに供給の目途は立っていませんでした。もはやDB605Dエンジンを待っている時間はありませんでした。そこで登場したのが、DB605Aの過給機のみを大型したDB605ASエンジンでした。このDB605ASエンジンとMW50パワーブーストを搭載したG-6ASが登場したのです。さらにこの機体をハイオクタンのC6ガソリン専用機とし、ドイツ空軍は、組み合わせで高性能を発揮する、即席のマスタングキラーを登場させたのです。さて、その結果はどうだったでしょうか?写真はオーストリアで撮影されたJG27/ⅡのG-6AS。手前の機体、黄色の2のZimmermann軍曹は、1944年8月23日に中部ドイツのポルテン上空で空戦中戦死、となりの白の5Salinger軍曹は8月16日にホルツミンデン上空で撃墜されましたが、重症を負いながら脱出できました。
結局、マスタングキラーG-6ASは「夢、また夢の後」だったのです。
以下写真解説
①1977年9月に発行されたKFのBf109写真集に掲載されたBf109G-6ASのカラー写真。この時点では、この写真がG-6ASであることを、だれも解説していない。かのBeamanでさえG-14ASとしている。
②Eduardの塗装解説。今回作ろうとしている写真の機体。ものすごい議論を呼びそう!
③Eduardの箱絵は、NJGの機体。実際に多くのG-6ASとして使用されています。


sagan 投稿日:2021年01月17日 20:51 No.187
ベーダー少佐の戦闘航空団にもG-6ASが配備されましたね。
私の飛行隊にも新年早々G-10 WNF/Dianaが追加配備されました。
模型製作上、G-6ASって謎が多い機体ですね。写真からだとG-5ASなのかG-6ASなのかG-10なのかG-10ASなのかG-14ASなのか機体の一部しか写真に写っていないため判断が難しいし、これがG-6ASだと特定できて、機体全体のマーキングが把握できるカッコイイ写真も見た事がありません。(私だけか?)
それにしてもeduardのG-6AS、G-10、G-14ASって凄いキットですね。
ハセガワ、フジミ、レベルのG-10は全て積プラまたはハードオフ行きになってしまいました。
カミワン 投稿日:2021年01月21日 21:07 No.188
G-6ASは最近までその存在すら知らずにおりました。P-51に対抗しようにも、大群で押し寄せられてはかないません。メッサーを愛するなら、それでも立ち向かう果敢な姿を称賛すべきでしょう。メッサーは軽快に舞い、P-51を刺して自らも散ったのです…涙
G-14ASを作ろうと思い、ちょっと調べて感じたことですが、供与機は質を落とした~ G-10ではなくG-14ASなんだ、ということです。それから既存の設備や部品を生かして作るならG-10よりG-14ASだろうということ…なんだ、合理化と言ってることとと同じじゃないか!
ベーダー少佐 投稿日:2021年03月07日 18:36 No.244
saganさんのEduardのG-10入手を聞いて、私もG-10を発注したのですが、すでに日本に入荷した分は完売されており、次期輸入入荷は全く未定との事でした。とりあえずEduardのG-6ASキットを参考にRevellのG-10と、ハセガワのG-10の制作を続けることにしました。しかしながら・・・・
写真1:Eduardの主翼に、Revellの主翼と、ハセガワの主翼を重ねてみました。右側がRevellの主翼で完全に一致しています。問題はハセガワの主翼です。幅が片側2mm短いことが工作のネックとなっている事は、以前にレポートしましたが、それだけで無くフラップの寸法や幅も違う様です。どうも私の工作技術の限界を、超えていると思われます。
写真2:EduardのプロペラとRevellを重ねた写真。図面等からRevellのプロペラは、径が小さい事は気ずいていましたが、ここまでとは!!!一体どうやって修正するのだ!!!ハセガワの機体をつぶして、ブレードだけ移植?でも寸法を別にしれば、Revellのブレード形状そのもは極めて良好です。道は遠い・・・


カミワン 投稿日:2021年03月07日 19:23 No.245
エデュアルドのG-10、ヤフオクに出品されてますよ!
sagan 投稿日:2021年03月07日 21:39 No.246
人それぞれ拘りがあると思われますが、eduardはeduardのG-10、RevellはRevellのG-10、ハセガワはハセガワのG-10として割り切って制作した方が精神衛生上よいかと思います。
どうしても最新作のeduardにはRevellやハセガワでは及ばないと思います。
なにせ発売後しばらくして金型完全改修(新金型)にするメーカーですから。
添付しました写真は、以前ハセガワはこんなもんと割り切って作成したG-10です。
ちゃんとBf109G-10に見えると思うのですが?


カミワン 投稿日:2021年03月08日 19:39 No.247
Bf109G-10じゃないんですか?
sagan 投稿日:2021年03月09日 12:07 No.248
カミワン様
Bf109G-10のつもりです。

ベーダー少佐様
ハセガワの主翼の幅が2mm短いとの事ですが、実機の正しい寸法は知りませんが野原氏およびピーマン氏の平面図にはほぼほぼ一致します。(但し平面図です。上反角は考慮していません)
それよりも後部胴体の断面形の方が違和感がありますし、キャノピーもイメージが少し違うように思います。
レベルのG-10にしてもプロペラの径が短い事の他に、機首が長い事、カウリングのボリュームが足りない事、キャノピーが若干小振り等、気になる箇所があります。
それぞれのキット(ハセガワ・レベル)をおおらかに楽しまれたら近道が開けるのでは?
現時点で1/48でベストのG-10を望まれるのであれば、迷わずeduardの制作をお勧めします。


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