雑銭掲示板Ⅱ


| 新規投稿 | トップに戻る | 検索 | アルバム | 管理用 |

縮字系の宏足寳達
関西のT 投稿日:2023年11月04日 00:05 No.857
最近は忙しかったのですが、面白いものがちょこちょこと手にはいったので私も久々に投稿。

近頃オークションでよく見かける輪が抉られ、背のズレた黒、茶、黄の宏足寳群なのですが、ここ数ヵ月で更に何品か入手しました。
この類は積極的に集めているのですが、微細変化があり、同じものがなかなか手に入らないのが難しく面白い。
特に数ミリ単位の精巧な覆輪技術とお粗末な、まるで抉る様な刔輪技術、あとは半数以上にみられる背ズレ跡が分かるのが見ものです。
現在手持ちはこの一群が10品ありますが、更に増えれば色々と分かるかもしれません。
刻印にもある程度共通点があるので、皆様も類品を探してみて下さい‼︎

過去画像と一部被りますが、
左上)覆輪刔輪 宏足寳 (保人下二連星)
縦:49.40mm/横:32.90mm/文:40.65mm

右上)覆輪刔輪 折足寳 (保人下二連星)
縦:48.70mm/横:32.50mm/文:40.60mm

左下)覆輪刔輪 拡口保
縦:48.60mm/横:32.35mm/文:41.10mm

左中)刔輪 広足寳(右天尾下二連星)
縦:48.40mm/横:31.90mm/文:41.05mm

右下)覆輪刔輪 宏足寳(右天尾下二連星)
縦:48.50mm/横:32.15mm/文:40.60mm


とら 投稿日:2023年11月04日 13:05 No.858
関西のT様の投稿では放置しておく訳にもいかず、6枚ほど掲載します。

T様の左上の覆輪刔輪は濶縁で背の覆輪痕もはっきり出ていて素晴らしいですね、欲しくなっちゃいます。

左上を除き、今回の品は、純粋な宏足宝とは言えぬ、刔輪が強く強いて言えば天上刔輪辺りかと思い、類品かどうかは分かりませんが6枚ほど選びました。

私の場合、画像や、拓など保存する習慣が無く、以前投稿した画像や、T様から譲り受けた品が混入する場合があります。
1枚目は不知分類譜下・P165の35・覆輪刔輪長足宝
サイズ、長径49.10mm、短径32.98mm、銭文径41.0mm、量目22.00g。
2枚目は不知分類譜下・P137の19、英泉譜1251
サイズ、49.22mm、32.75mm、40.5mm、22.33g。
3枚目、48.95mm、32.81mm、40.5mm、19.81g。
4枚目、49.25mm、32.35mm、41.0mm、21.25g。
5枚目、49.36mm、32.81mm、40.5mm、19.41g。
6枚目、48.00mm、31.19mm、40.4mm、19.79g。

しみじみ吟味して頭越したわけでは無いので、果たしてこれらは類品だったのでしょうか。


笑門泉 投稿日:2023年11月04日 19:12 No.859
私にはこのクラスの品を複数取り揃えることができませんので、お二方のご熱心な研究には恐れ入るばかりです。達人の域ですね。
掲示品はTさまの下段中と右の品に近いかも知れません。仰二天、破目貝、宏足(直足)寳でマ頭が反っており面背の出来星の位置も似通っているように見えます。
極印はきちんとした意匠で丁寧に打たれています。覆輪刔輪の技術と合わせそれなりの規模で造られたことが伺えます。
長径48.70㎜ 短径32.28㎜ 銭文径40.3㎜ 重量18.9g 


とら 投稿日:2023年11月04日 20:49 No.860
勘違いでした。
投稿した後気付いたのですが別物でした、よく読まず、刔輪だけに目が行、星の事失念致しました。
笑門泉様の品は星が有り、類似品のようですが足が長いですね。
笑門泉様同様の銭文径が小さく足の長い物を何枚か見てみましたが、私の品は全て幅広で星がありませんでした。
結構無いものですね。


関西のT 投稿日:2023年11月04日 21:46 No.861
笑門泉様

初めまして。
非常に面白いものを見せて頂きありがとう御座います。
このタイプの黒い品は初めて見ました。
画像の品は確かに同類の右天尾下二連星、更に私の右下の宏足寳に再覆輪再刔輪を加えた進化系の、恐らく3次通用銭だと思われます。なお私の手持ち2枚の刻印は笑門泉様と同じものが打たれています。
因みに制作日記2020/10/17に同じ品が掲載されています。
星の位置は画像の通りです。

とら様
いつもお世話になっております。
また今回もお付き合い頂きありがとう御座います。
画像の品は1〜3枚目はそれっぽく見え、もしかすると同じ銭座かもと思っています。
なお、大半は星が刮去されずに残っていますが、一部の品は鋳ざらいで星が消失しているだろう品も把握していますので、可能性はあるかと思います。
4〜6枚目は... 感覚ですが、少し違う様に思います。

さて、ここから本題なのですが、
とら様の品で検証したいものがあります。
先月にとら様が兄弟銭をさがしていました、元四国のK様所有品だった異足寳に関してです。
あれが上段の宏足寳と折足寳の親戚だと言ったらどう思いますか?
なお星の位置は画像の通りです。
※一部の星は失われているようなので検証してみたいと思っています。


とら 投稿日:2023年11月04日 23:53 No.863
T様
毎回、観察眼には驚かされます。慧眼といっても良いのでしょうか。
驚くべき事に星の位置は、偶然なのか、親戚なのか、一致するようです。
当該品は、強刔輪でも通常の宏足宝や、その次鋳品とは形状が全く異なり別系統の銭座と思っており、T様の品のほうが近そうです。
本座の母銭でさえザラザラの肌がツルツルに成ってしまうのに、当該品のような何度も鋳写しされた品まで痕跡が残るとしたら驚きです。唯、完全に否定することは出来ないとおもいます。凹みだったら結構残るのですが。
私が掲載した1枚目と並べると大叔母くらいに見えてしまうのが不思議です。
明快な答えは出ないけど、不知銭は面白いですね。




Name
URL
File





Key (英数字で8文字以内)
Color