雑銭掲示板Ⅱ


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貴方は本日451人目、通算324970人目のお客様です。
文政期俯永母銭 和泉斎 投稿日: 2024年12月09日 16:39:18 No.2031 【返信】

2024年11月9日にヤフーで落札された文政期俯永母銭です。
落札はしましたが、文政期だという確信はあまりありませんでした。
30日を経て、今日やっと届きました、文政期俯永です。
とても楽しかったです。
1.2.オークションの画像です。
3.4は受信後にスキャンした画像です
5.比較図です
6.文政期の小字の輪側の比較図です


和泉斎 投稿日: 2024年12月09日 16:42:50 No.2032
补充:
图5.文正小字、文政俯永(上)和明和期母钱对比
图6.左,文政俯永与文政小字轮侧对比。右,明和俯永与文政俯永轮侧对比。

補足:
図5. 文政期小字、文政期俯永(上)と明和期母銭との比較
図6. 左、文政期俯永と文政期小字の輪側面比較。右、明和期俯永と文政期俯永の輪側面比較。
(管理者追記)
浩泉丸 投稿日: 2024年12月10日 08:07:40 No.2033 【Home】
この画像だけで母銭と見抜けるのは素晴らしいですね。良く見てらっしゃる。
和泉斎 投稿日: 2024年12月10日 11:22:20 No.2034
浩泉丸 様
あなたに認めていただいて、とても嬉しいです。2019年末から寛永通宝に興味を持ち始め、私の寛永通宝の知識は、ほぼすべてあなたのサイトから得ています。ありがとうございました。今後ともよろしくお願いします。


曳尾長曲点保? 四国のK 投稿日: 2024年12月06日 14:28:01 No.2015 【返信】

雑銭の中から曳尾が一枚出て来ました。
保点に特徴が有るこの品は長曲点保で良いでしょうか?


浩泉丸 投稿日: 2024年12月08日 05:39:36 No.2018 【Home】
正式な分類名は類品を見ていないので私には分かりませんが、私的な分類名は自由です。私もHPでは勝手に名前を(変えて)付けてますし、特徴をとらえていて良いと思います。しいて言えば左右の保点のアンバランスさをとらえられると良いのですがこれ以上の名を思いつかないです。(ネーミングに自信のある方いますか?)
何より状態が良いというか、味わいに深み、風格がある銭容。なかなかの美人に見えます。

※天保通寶銭分類譜(第5回配本)に曳尾異点保の名称で類品拓本がありましたが、Kさんの名前でも良いと思います。(拓図は天の二引きが短いなど違いも多いのですが花押のひげの特徴や郭の形状に部分的に類似点がありそうです。でも違うなあ。)


四国のK 投稿日: 2024年12月08日 09:23:33 No.2020
浩泉丸 様
お忙しい中コメントありがとうございます。
銭譜の中にピタっと当てはまる物が無く頭をひねってました。
異点保がしっくり来るようです。
とら 投稿日: 2024年12月08日 11:08:37 No.2021
状態が良く綺麗ですね。保の前点が曲がっているのは少なそうですね。
曳尾は、最近ではロット物等に混入していた時取っておく程度ですが、この様に明確に湾曲しているのは殆ど無く、所有しているのは、類似カタログ61曳尾短天長曲点保に右点が今一歩という品位です。
この品も、後の点まで長かったら長曲点保になれたのでしょう。

浩泉丸さんのご指摘で私のも異点保だと判りました。

仙人から、曳尾は100枚集めた人はいても方字100枚集めた人はいないのではないか?と問い掛けられたことが有ります。
曳尾は、小変化が多いので集められそうですね。
笑門泉 投稿日: 2024年12月08日 13:54:42 No.2024
曳尾の類は悩ましいですね。泉譜の拓に符合するようで符合しない、先師の分類は尊重すべきですがどうしても違う時に自分如きが名付けていいものか、と思うことがあります。そもそも曳尾の本体ですら「これが曳尾の本体です」と言い切れる自信がありません。

画像はなんとなく「これが本体かなぁ」と思っている曳尾です。


四国のK 投稿日: 2024年12月08日 16:08:58 No.2026
笑門泉様
おっしゃる通りですね。
曳尾は小変化が多すぎて銭譜にピタリと当てはまるって事が少ないですね。
そもそも曳尾の本体なんて考えた事もありませんでした。ありがとうございます。

因みに画像の濶天は唯一銭譜と一致したと思えた品です。


笑門泉 投稿日: 2024年12月08日 17:44:11 No.2027
いや、素晴らしい・・・
密鋳天保は「バレないように」しれっと造られる、とも聞きますが、これの彫金師は明らかに意識して彫っていますよね。水戸遒勁がおとなしく見えてしまうような。
下品な言い回しだと「エグい」です。
とら 投稿日: 2024年12月09日 09:54:58 No.2028
奇麗な曳尾感服しました。
とかく集めるものが無くなると、エラー銭とか出来損ないとか本質から外れたところに目が行きがちです。
現在は基礎から勉強中で、様々なものを手に取ってみたいと思っていますが、最後は、このようなきれいな物に行きつきたいと思っています。
四国のK 投稿日: 2024年12月09日 13:40:02 No.2030
笑門泉様 とら様
お気に入りの品にお褒めのコメントありがとうございます。


長郭手長宏足宝 とら 投稿日: 2024年12月07日 18:07:26 No.2016 【返信】

長宏足宝

不知天保通宝分類譜で長宏足宝と名付けられている天保銭は何枚かありますが、浩泉丸さんによると、宏足宝と長宏足宝の堺は曖昧で分類するほどの違いは無いとの考えのようです。
確かに長張足宝と張足宝の様な明確な違いは無く、色々分類法など考えましたが分類は難しそうです。

まず1つが、花押の下の角が中央の角の方に伸び付着した上で、途中が切れているタイプ。
このタイプは、宏足宝類では最大で、50mmを超え、覆輪存痕などもはっきり残っています。
宏足宝、長宏足宝、長肥足宝などと名付けられ掲載されていますが、足の違いは鋳走りによるものです。
英泉譜では、宏足宝俯一天とも名付けられていますが、それほど大げさなものでは無さそうです。
サイズは
左・長径50.04mm、短径33.17mm、銭文径41.1mm、内径45.0mm、量目22.12g。
中・  50.10mm、  33.12mm、   41.1mm、  45.0mm、  20.70g。
右・  49.75mm、  33.22mm、   41.0mm、  44.8mm、  21.35g。

次に花押の袋の下の方にポチのあるタイプ。
先程の物よりサイズは若干小さくなりますが、内径はほぼ同じで足の長さも同様ですが、これも宏足宝と長宏足宝に分類するほどの違いはありません。
サイズ
左・長径49.31mm、短径32.50mm、銭文径41.0mm、内径45.0mm、量目21.50g。
次・  49.22mm、  32.48mm、   41.0mm、  45.0mm、  22.26g。
次・  49.46mm、  32.73mm、   41.0mm、  45.0mm、  21.40g。
右・  49.34mm、  32.70mm、   41.1mm、  45.0mm、  21.74g。

これまでの物は内径が45mm程度の覆輪強刔輪銭でしたがさらに内径が45.5mm近くまで刔輪されたものがあり、こちらを長宏足宝に分類したらとも考えましたが、他の宏足宝と比較し決定的に足が長いわけでもありません。
その一つが、花押下の角が鋳切れている物もう一つが背の内径が45.5mmを超え細輪似なっているタイプです。
最後のおまけは宏足宝もどき、サイズは本座長郭よりやや小さく穿内はベタ鑢ですが、極印、銭文径、内径などは本座そのもの、何者なのでしょうか。
サイズ
左・長径49.60mm、短径33.21mm、銭文径41.2mm、内径45.4mm、量目22.97g。
中   49.51mm、  32.92mm、   41.2mm、  45.3mm、  21.19g。
右   48.78mm、  32.01mm、   41.5mm、  44.4mm、  21.36g。

宏足宝は、次鋳、刔輪の弱いもの、足の鋳走りの変化と様々なものがありますが、それらと、前述の物を単品で比較すると、長宏足宝と言いたくなりますが、何枚も並べて比較してみると長宏足宝と呼べるほどの物は無いようです。
    


浩泉丸 投稿日: 2024年12月08日 05:27:53 No.2017 【Home】
壮観ですね。こんなに宏足寶を見ることができるなんて。神々しい。
たしかに宏足寶、長宏足寶の境目はあいまいと言いますか感覚的ですね。それも不知天保通寶分類譜の上ではです。ですからそんなに断定したわけではなく、私やとらさんがが気が付いていない長宏足寶や長々宏足寶があるかもしれません。例えばこれなんてどうだろうと思います。宏足寶というより張足寶や反足寶に近いものですけど寶下刔輪が際立っています。類品お持ちの方いらっしゃいますか?
この不知銭は穿の中心点が上の方へ0.8㎜以上ずれています。日本橋にあった賞山堂さんの店じまい直前に、状態が良くないからと格安(1万5000円ぐらい)で譲っていただいたように記憶しています。

長径49.0㎜ 短径32.15㎜ 銭文径40.75㎜ 重量17.0g 


※コロナ上陸以来、はじめての忘年会参加。4~5年ぶり。日本酒も久々に痛飲。二日酔い。でも今日も仕事。これから準備です。


四国のK 投稿日: 2024年12月08日 11:09:24 No.2022
とら様
ほんとに凄いですね。
目の保養になります。
私などこれしかもってないです。
刔輪の弱いタイプ?


とら 投稿日: 2024年12月08日 12:48:40 No.2023
四国のK様
お言葉有難うございます。

浩泉丸さんの覆輪刔輪にさらに宝下を強刔輪したもの持っていません。誰か所有しているなら見てみたいものですね。
流石私が師と仰ぐ大先輩です。
以前、純日本人体形で足の長い宏足宝などにあこがれる旨おっしゃられていましたが、最近私もメタボ度合いは浩泉丸さんと同様で相似形と申しますか、一回り大きい私が初鋳、浩泉丸さんが次鋳のようです。

張足宝の場合、次鋳は強覆輪で初鋳並みの大きさにしたうえ、強刔輪の為長張足宝似なりますが、宏足宝は、初鋳が立派すぎ次鋳は初鋳と同様の大きさにしないで小さくなっているため長港則法になっていないようです。
まず、次鋳や末鋳と思われるもの4枚ほど掲載しました。
サイズ
左・長径49.30mm、短径33.13mm、銭文径40.5mm、内径44.0mm、量目23.00g。
次   48.92mm、  33.30mm、   40.4mm、  43.8mm、  27.24g。
次   48.84mm、  33.04mm、   40.2mm、  43.7mm、  20.80g。
右   49.02mm、  33.30mm、   40.2mm、  43.8mm、  19.51g。

また、ほぼ宏足宝であるが、鋳走りの変化なのか足が細いタイプであったり線形がやや小ぶりのものがありますが雰囲気は同じ銭座の可能性があります。
サイズ
左・長径49.33mm、短径33.38mm、銭文径40.5mm、内径44.0mm、量目22.89g。
中   49.06mm、  32.90mm、   41.1mm、  44.4mm、  19.74g。
右   49.02mm、  33.06mm、   40.8mm、  44.6mm、  22.64g。

更に、刔輪が弱いうえ、素材も異なり、鋳造地が異なると思われるものを3枚ほど掲示します。これらは不知分類譜では直とされています。
サイズ
左・長径48.87mm、短径32.73mm、銭文径41.0mm、内径44.0mm、量目20.97g。
中   49.10mm、  32.98mm、   41.0mm、  44.1mm、  22.00g。
右   49.22mm、  32.75mm、   40.5mm、  43.0mm、  22.33g。

こういったものが先に宏足宝となれば現在の宏足宝は、長宏足宝となったかもしれませんが、中々宏足宝より立派な長宏足宝は現れないかもしれません。

更に古銭を手に入れるため、老体にムチ打ち、これから働きに行かなくては。


四国のK 投稿日: 2024年12月08日 16:00:54 No.2025
とら様
いったいどれだけ出てくるのか、おそれいりました。
今夜じっくりと見させていただきます。


【お教えください】 稲陽舎 投稿日: 2024年11月30日 21:56:16 No.1984 【返信】

2点お願いがあり投稿させていただきます。

①画像の背千の面重文銭(鉄銭)ですが以前母銭を拝見したことがあったのですが詳細な画像をお持ちの方がいらっしゃいましたらご共有いただけますと幸いです。<m(__)m>
②画像のフ永カツ縁銭ですが、暴々鶏師所有の大カツ縁と同じ特徴があります(浩泉丸様のHP2021/10/15の記事)。こちらも記事掲載の詳細な画像ございましたらご共有いただけますと助かります。<m(__)m>


東北のT 投稿日: 2024年12月01日 03:14:53 No.1987
稲陽舎 様

ご無沙汰しております。

稲陽舎様の鉄銭いいですね。

以前投稿した小字背千系の面重文の画像をアップします。
ブログにも掲載していましたが、現在資料の整理のため、背千類の記事はほとんど非公開にしています。

稲陽舎様の鉄銭の面の位置に合わせると背の千の字がこのような向きになります。
拓本共に面の画像がやや斜めになっているのは、背の千の合わせたためと記憶しています。

以前掲示板に画像をアップした際に、七時雨山様から「銭幣の華」に類品が掲載されていると教えて頂き確認しました(確か「S-070」)。

多くの方と1日の時間がズレているので、こんな時間の投稿となっています。


七時雨山 投稿日: 2024年12月01日 13:54:16 No.1988
稲陽舎 様

俯永の掲示品は母銭のようですね。
私は当該穴銭は所持していませんが、知っていることを記載します。
俯永濶縁銭は、暴々鶏氏が雑銭の会を主宰していたとき記念銭譜に登載しようとして色々調べておられたようです。
暴々鶏氏は密鋳銭俯永瑕宝手と呼んでいて、大濶縁銭1枚、濶縁銭2枚、直写銭1枚をお持ちでした。
暴々鶏氏の持病の悪化による体調不良により、当該銭4枚は北海道のK氏のもとに嫁いでいます。K氏は暴々鶏氏の意向を引継ぎ、いずれ研究発表なさると思います。
暴々鶏氏の話では、現在十数品の存在を確認しているとのことでした。
過去の銭譜等にも登載されています。青森のI氏の「密鋳四文銭の兄弟達」に鋳写母銭が2枚掲載されていますし、戦前の「不知年代當四、俗曰踏潰」にも俯永様として掲載されています。
北海道のK氏は、日本貨幣協会の会員ですので、稲陽舎様が会員であれば、例会にてお会い出来るかも知れません。関東のA氏も暴々鶏氏とは面識もおありですので、俯永瑕宝手についてご存じだと思います。
ご参考まで。
七時雨山 投稿日: 2024年12月01日 14:39:35 No.1989
追記します。

北海道のK氏から今年の5月の銭楽会30周年総会時に俯永瑕宝手の研究資料を既に頂いていたことを失念しておりました。
その資料によると関東のA氏も俯永瑕宝手濶縁銭を1枚お持ちのようです。
以上ご参考まで。
稲陽舎 投稿日: 2024年12月01日 19:15:20 No.1990
東北のT様  七時雨山様

お返事遅くなり申し訳ありません。また貴重な情報有難うございました。
まず暴々鶏氏のご持病悪化とのこと、心より快復をお祈り申し上げます。俯永大濶縁銭は10年以上前に一度だけ雑銭の会で現物を拝見し、衝撃とともに兎に角大濶縁の凄いものと自分のいい加減な記憶しかない状況でした。今回の銭はひょっとしたら兄弟or親子かと思っておりましたが、すでに母銭が発見され研究が進んでいるとのことで暴々鶏氏をはじめ皆様には敬服いたします。また北海道のK様が発表されているとのことですが、資料はどちらかで入手することはできますでしょうか(私は貨幣協会の会員ではなく情報弱者の状況でありまして)。差支えない範囲でお教えいただけますと幸いです。 また重文銭ですが(お話前後し申し訳ありません)T様のブログで拝見したのを思い出しました! 併せて銭幣の華も確認しまして068・072など同類が複数存在しているのですね。勉強になります。この銭は2~3年前にCCFの雑銭コーナーで見つけたので、たぶん誰かがサービスで入れておいてくれたのでしょうね。 俯永も鉄銭も本当の意味で雑銭なのですが今後も侮らずに見ていきたいと思います。
七時雨山 投稿日: 2024年12月01日 20:22:43 No.1991
稲陽舎 様

俯永瑕寳手の資料を作成されたのは、この掲示板にも以前投稿されたことのある旭泉亭氏ですので、この掲示板の管理者である浩泉丸氏を通して連絡を取り合うことで入手可能かと思います。
掲示板に個人情報を掲載することは差し控えますので、ご理解のほどお願いします。
稲陽舎 投稿日: 2024年12月01日 21:19:31 No.1992
七時雨山様
ご丁寧に恐縮です。機会を見て浩泉丸様にご連絡をさせていただくように致します。<m(__)m> また先ほど自宅で資料を確認しておりましたところ昭和23年青貨堂新寛永銭譜に1枚見つけることができました。恥ずかしながら色々と確認不足でした、銭幣の華もそうですが手持ちの資料をしっかりと確認してみます。。


七時雨山 投稿日: 2024年12月02日 20:58:03 No.2006
稲陽舎 様

過去の掲示板を見ていたら旭泉亭氏の俯永瑕宝手の画像が掲載されていました。
23.11.08№878をご覧下さい。浩泉丸氏が画像アップしています。
稲陽舎 投稿日: 2024年12月02日 21:36:42 No.2007
七時雨山様

過去の投稿、浩泉丸様のHP(23.10.25~)の記事を完全に見落としておりました。また講習録も復刻版で確認できました。本掲示板の存在に感謝です。投稿記事の情報ですと銭径・厚さも様々あるのですね。手持ちの銭を計測してみましたが銭径は29.12ミリ、厚さは0.9ミリと非常に薄く延展加工がされているようです。このあたりの技術力はすごいです。本銭は母銭かどうかわかりません(欲目で母銭と思いたいです)が、機会があればいつか親族対面したいですね! 色々と情報ご共有くださり有難うございました。☺
浩泉丸 投稿日: 2024年12月02日 22:26:18 No.2009 【Home】
自分で載せていて忘れている。重症です。
旭泉亭 投稿日: 2024年12月03日 23:14:47 No.2010
 こんばんは。1週間ほど仕事で海外に出ていたので、閲覧していませんでした。

 瑕寶手濶縁の母銭らしきものをお持ちの方が居るとはビックリです。また、「青貨堂新寛永銭譜」というものにも掲載があるということも知りませんでした。

 七時雨山さんのお話どおり、濶縁3枚および同じ瑕を持つ非濶縁1枚を暴々鶏さんから譲り受けて所有しています。「密鋳四文銭の兄弟達」と「不知年代當四、俗曰踏潰」の資料や、関東のAさんからも拓本をいただき資料に取りまとめているところです。

 作成資料は、「旭泉亭方孔銭譜・第2集」に含める形で刊行予定。今秋、同郷の師である舎人坊師から受けた添削結果を反映させて、原稿はほぼ完成していますが、一番大事な刊行資金確保の目途が立っておらず、もろもろ含め来夏くらいかな…と思います。

 舎人坊師に今秋お見せしましたが「これは踏潰系統だよね。どうして「不知年代當四、俗曰踏潰」としていたのに、踏潰から外されてしまったのだろうね」と仰っていました。漠然と「そうかなぁ」としか思わなかったのですが、掲載の写真を初めに見た時、瑕寶手と気付かず「綺麗な踏潰だなぁ」と思った自分が居ました。但し、舎人坊師は、「これは、覆輪じゃないの」とも仰っていました。

 稲陽舎さんとは、是非とも情報交換したいと思います。今年2月の月刊収集をお持ちではないでしょうか。その56頁に「旭泉亭方孔銭譜・第1集」の販売広告を掲載しており、私のメルアドなどを記載してあります。そのアドレスにご連絡いただけると幸いです。お持ちでなければ、別途の方法を考えます。

 但し、師走で忙しく、明朝からまた出張続きで12/14一杯までほぼ家を空けるため、具体的なやりとりはそれ以降になってしまうと思いますので悪しからずご理解ください。

 以上、取り急ぎご連絡まで。七時雨山さん、いつも色々ありがとうございます。
稲陽舎 投稿日: 2024年12月04日 21:14:37 No.2011
旭泉亭様

はじめまして。ご返信くださり有難うございます。また既にご投稿されていたにも拘わらず大変失礼いたしました。ぜひとも情報交換をお願い致します。

本銭はヤフオクで購入した雑銭にメンチに入って紛れ込んでいたものでして、決して私がウブ銭から発見したものではなく偶然に私の手元にきたものです。また、メンチには「秋田踏潰?古銭研究誌50号P31参照」と裏書されており、前所有者の方も踏潰の仲間であることを感じとられていたようです。(この裏書にある古銭研究誌50号P31が非常に気になるところです。。)

また「青貨堂新寛永銭譜」についてですが、こちらは銭幣館所蔵の寛永銭を抜粋したもののようでして、踏潰銭のページにたまたま本銭を見つけることができました。(いつも思うのですが、古銭は新たなテーマと縁を運んでくれることが多く、この「青貨堂新寛永銭譜」も近所の方からもらった資料に偶然紛れ込んでいました。 オカルトです。)

舎人坊師はお元気でいらっしゃいますでしょうか。以前埼玉県にお邪魔し貴重なお話をお伺いする中で「北海道に寛永収集家の凄い方がいるんだよ」とおっしゃっていましたので、旭泉亭様のことなのだと改めて認識した次第です。因みに私の泉号の稲陽舎も舎人坊師から命名いただきました(恐縮な限りです)。

さて、「旭泉亭方孔銭譜・第2集」ですが発表されましたらすぐ購入させていただきますね。
また、月刊収集ですが最近購入できていない状況です、近々新橋あたりに外出し入手してこようと思います。
旭泉亭 投稿日: 2024年12月05日 09:35:14 No.2014
 おはようございます。ほかにも舎人坊さんと関りのある道内の寛永銭収集家が居られますので、その方かも知れませんが、私も熱心にはやっています。

 ウブでもない雑銭で、そのような幸運があるとは夢のある話ですね。先日、北加伊道古銭会の高校生から、買った雑銭に入っていた寛永300枚ほどを見て欲しいと頼まれ、喫茶店で落ち合いました。磨いたりしたものも混じっていて、残りカス感しかしないモノでしたが、綺麗な天狗寛永が出てきてビックリしました。そういうものでも、バカには出来ないものだと知りました。

 舎人坊さんは、お元気です。ただ、花粉症持ちで、今春などかなり参ってしまった様子、銭幣学社の看板を降ろされてしまったそうですが、夏頃から俄かに回復されて、研究熱も復活しました。9月に埼玉から札幌に戻られましたので、2度ほど自宅に伺いました。

 今朝、舎人坊さんに連絡し、稲陽舎さんの連絡先を教えていただきましたので、さきほどショートメールしておきました。届いていると思いますので、お時間のある時にでも、ご連絡ください。

 この度は、掲示板上でのやりとり失礼しました。管理人の浩泉丸様はじめ、どうもありがとうございました。

 この「瑕寶手濶縁」は、奇縁で私の許にやってきたので、どうにか世に出したいと考えています。


古銭と関係ない話 浩泉丸 投稿日: 2024年12月05日 01:09:39 No.2012 【Home】 【返信】

また、梅ヶ瀬渓谷に行ってしまった。26日,30日、4日・・・病気だ。いや執念かな。雨で流された飛び石を並べ直してます。入山が遅かったから空の色がいまいちです。今週末で終わりですね。奇跡の青空は本当に撮れない。

七時雨山 投稿日: 2024年12月05日 06:11:58 No.2013
綺麗に色づいていますね。青空とのコントラストが見事です。岩手では、暖かい日が続いていたので、綺麗な紅葉は見られませんでした。
11月末に雪が降って、強い風が吹いたので、ほとんどの木々は葉っぱを落としてしまいました。
我が家の庭木はモミジだけがまだ半分葉っぱを残しています。12月まで紅葉が見られるのは珍しいことです。今週中にはすっかり落ちて雪の季節になるでしょう。
これからは、ゆっくりと穴銭の整理をしたいと思っています。


天保通宝の彫母発見? Kinn 投稿日: 2024年12月02日 10:36:51 No.1997 【返信】

許可取ったので、公開します
知人から2枚の天保通宝彫母銭画像を入手しました
真贋不明です、広郭の彫母は理屈上では存在しないはずですが、
あんまりの上作なので、驚きました、特に第1枚の方が上手いと思います。
話によると2枚ともインドネシアから購入されたそうです
(取引先は別々、第一枚の元持ち主はシンガポール人らしい)
サイズについて2枚全部51mm超えてます(詳細は把握してません)
原持ち主は不知銭の彫母ではないかと推測しました
果たして何なのか?
皆さんのご意見をお聞きしたいです


もと 投稿日: 2024年12月02日 11:50:43 No.1998
お久しぶりです、もとです。
1枚目ですが、以前投稿された明和期大頭通の彫母銭と酷似、というより同じに見えます。
大頭通は、背波の手替まで綺麗に出ており、また特に、輪側の仕上げが非常に良くできていました。
この掲示板は色々な人が見ていると思います。
彫母銭をはじめ、鑑識など、ここで書きすぎるのは危険な気がします。

なお、この品の鑑定については言及していません。
高校生の分際で、良し悪しを言う事はできないと思っております。
浩泉丸 投稿日: 2024年12月02日 12:45:43 No.1999
もと君に同じ。よくわからないです・・・でも銅の色が現代的にみえちゃいます。
穴銭初心者 投稿日: 2024年12月02日 13:07:48 No.2000
私は素人同然なので、広郭彫母は存在しないのでしょうがグッとくるものがあり
真贋はさておいて出来が素晴らしいと思います。

天保通宝の神であるとら様、関西のT様のご意見を伺ってみたいです。
Kinn 投稿日: 2024年12月02日 14:47:56 No.2001
コメントありがとございます
第一枚の天保は2枚より銅質がいいと思います
こ二つの天保はどうやってシンガポールに行ったのもちょっと気になりますね
持ち主は細部の画像送って頂きましたので、参考にアップします。


七時雨山 投稿日: 2024年12月02日 15:46:40 No.2002
拡大してみると彫り方がぎこちないですね。宝足もちょっと違うかな。全体も。
これで母銭を造って販売しようとしたのでしょうか。
皆さんは本座広郭母銭は、細郭の母銭の内郭に増郭したものだと信じていますよね。これでは先人たちの今までの説がひっくり返ってしまいますね。
和泉斎 投稿日: 2024年12月02日 18:50:48 No.2004
こんにちは、私は明和期大頭の銅母の所有者です。以前浩泉丸さんに投稿したことがあり、ここで詳細の写真を展示したことがあります。この天保彫母とは全く別のもので、捏造の手本になる可能性もあるので、ここでは再度展示したくありません。
私の意見では、大头通の彫刻母は本物で、大珍品です。
笑門泉 投稿日: 2024年12月02日 19:31:16 No.2005
一見して彫りと書体に違和感を覚えます。ある程度収集をされてきた方であれば同じ感覚ではないでしょうか。
斯界にとって良からぬことは忖度せず"NO"でよいと思います。
とら 投稿日: 2024年12月02日 22:17:53 No.2008
私のような新参者が口を挟んで良いものか疑問ですが思った事を述べさせて頂きます。
本座のように彫母、錫母、銅母と制作するならサイズが小さ過ぎるし、銭文も甘い。
錫母を省いた銅母の母とすると綺麗な銅母が出来なそう。
なんか半端な気がします。
維新前後の物なら天保銭など作っても利益が出ない時期なのに、彫母迄制作し、密鋳銭等作ろうとした人が果たしていたでしょうか。
このようなものまで制作し密鋳銭を作るならかなりの規模の銭座で、大量の通用銭の現存があるはず。
私の違和感と言えば半端な出来過ぎでしょうか。

彫母、錫母の現物は見たこともなく、銭譜を見ただけの頭でっかちの戯言です。


実は初入手の島屋無背 南。 投稿日: 2024年11月29日 01:31:02 No.1965 【返信】

長門手本銭を買ったり母銭を買ったりで後回しになっていましたが、島屋無背をようやく入手しました。
見た目からして焼けていそうですが、島屋の特徴も見えるので満足しています。

…ただちょっと気になることがありまして、磨輪?によって細縁になっているものの、非常に厚肉で外径が24.4mmながら重さが4.51gもあります。これって島屋系統ではデフォルトなのでしょうか?


浩泉丸 投稿日: 2024年11月29日 05:52:54 No.1966 【Home】
島屋細縁???
私の島屋無背、3.7gあまり。島屋系統は立派なつくりが多いと思いますが・・・。寛永文銭は重さや大きさの標準になった銭で、足袋のサイズの一文(2.4㎝)や一匁(3.75g)は文銭一文が基本だったと思います。南さんの島屋無背が規格外だと思いますよ。
状態がいまいちなので良く分からないのですが、分厚くできちゃったから仕上げで磨輪調整した可能性も否定できない品ですね。調整しきれていませんが・・・手作りなのでばらつきはかなりあると思います。一種のエラーかも。
天保通寶などは記録上はかなり厳密に規定されていた・・・となっていますが、やはり規格外は存在します。


南。 投稿日: 2024年11月29日 07:12:54 No.1970
穿内の写真を撮ってみました。うーん…どこか違和感が…

浩泉丸 投稿日: 2024年11月29日 07:30:46 No.1972 【Home】
雑なんで鋳写しの改造母銭っぽいですね。厚肉だし、銅色、側面仕上げも垂直ですね・・・これはこれで珍品かもしれない。

1.正徳期佐渡銭改造母? 背佐はないし、極磨輪。ただし郭内の仕上げがいまいち。鋳写しかなあ?
2・葛巻系の白目中字写し母 これは珍品
3・背久の鉄写し改造母らしい品 マニア向け

島屋無背の鉄写しは絶対にあると思いますよ。今朝は親父様に付き合い1:30就寝、4:30起きで朝食。眠い。


南。 投稿日: 2024年11月29日 07:51:24 No.1973
これ仮に改造母銭だとしたら鉄銭とかに”島屋写し”なるものが存在し得ることになるんですよね…やばいですね…
南。 投稿日: 2024年12月02日 17:52:10 No.2003
こちらについて、昨日開催された京都古泉会に参加させていただき、そちらで詳しい方何人かに見てもらいました。
結論から言うと、詳しいことは不明でしたが、
・背が比較的よくできているので密鋳の類の可能性は低い?
・島屋無背系の書体であり、磨輪or細縁のどちらかである
・島屋系統のものにしては作りが粗い、末鋳の可能性?
との意見をいただきました。


稲陽舎様 浩泉丸 投稿日: 2024年12月01日 22:15:42 No.1993 【Home】 【返信】

数年前にパソコンをかえたとき、過去メール記録をすべて喪失しています。セキュリティ機能強化でアウトルックエクスプレスが絶版になり、開けなくなったことがありました。ウィルス感染の脅威にさらされていた頃でもあり、過去データを隔離保存していたのですが、結局開けなくなってしまいました。
従いまして旭泉亭様のお名前すら失念しております。お恥ずかしい限りです。

45.46㎜の秋田小様など届きました。実は45㎜台の秋田小様は乞われるままに譲渡していたのですが、今回もう一度ほしくなりました。お恥ずかしい話をもう一つ書くと、一緒に届いたはずの密鋳4文銭・・・確かに卓上にあったのですが目を離したすきに消えた。ミステリー。たぶん、親父様が片付けた、もしくはごみ箱の中に落ちた???でしょうけど、狐につままれたようです。家宅捜索継続中です。

※銭文径から4回写しですね。

※22:40 ついに発見。なぜか流しに落ちていた。不思議だ。


稲陽舎 投稿日: 2024年12月01日 23:02:10 No.1994
浩泉丸様 いつもありがとうございます。無事に届いてよかったです。最近売却することが多いのですが、子供にまだお金がかかる時期であること、またある程度収集の対象を絞っていこうと思っています。引き続きお眼鏡にかなうものがありましたらよろしくお願いいたします。また旭泉亭様の件も有難うございます。今後機会が得られれば情報交換させていただくように致します。
浩泉丸 投稿日: 2024年12月02日 07:53:23 No.1996 【Home】
稲陽舎様 
私もまだ子供に金がかかっていますが・・・・また買い始めてしまってます。反省してないなあ。ブレーキをかけてくれる相手がいなくなったのが大きいのかも。古銭は本当に金と時間のかかる子供です。今は生活は何とかなっているから良いのですが・・・。

※仕事で現在8人の外国人の面倒を見ていますが・・・手間暇+金がかかる。一昨日、7年以上働いて今年帰国した娘が結婚したとの報告が来ました。お祝いを送りましたけど、娘と同じ気分ですね。


島屋文細縁 浩泉丸 投稿日: 2024年12月02日 07:48:35 No.1995 【Home】 【返信】

関東のA様から頂戴した画像です。出勤前なので無加工で失礼します。



古銭と関係ない話 浩泉丸 投稿日: 2024年11月30日 19:00:17 No.1982 【Home】 【返信】

皆さんのお話に水を差してしまいそうですが、梅ヶ瀬渓谷見頃に入りました。3日前と色が違うでしょ。ここの旬はほんの数日しかないのです。たぶんあと5日ないと思う。(土砂崩れで車はルート封鎖が多いのでご注意を。)先日から川渡の飛び石を作って遊んでます。

浩泉丸 投稿日: 2024年12月01日 01:20:37 No.1986 【Home】
追加



南様 関東のA 投稿日: 2024年11月29日 06:51:28 No.1968 【返信】

島屋細縁?の面背のデータをお知らせ下さい。画像の印象では、良い感じがします。以前、珍銭探査で米田師から良いと言われた品物を帰宅後投稿したいと思います。やはり内径のデータが気になります。
南。 投稿日: 2024年11月29日 07:12:14 No.1969
内径は20.4mmほど、厚みは1.5~1.6mmです。
笑門泉 投稿日: 2024年11月30日 10:09:11 No.1976
外径を24.4mmとして直定規のサイズを調整し内径を測ってみたところ、21.2mm~21.3mm位ある感じなのですがどうでしょう。

図会によれば島屋文無背細縁の内径は21.2mmということです。いい線いってるのではないでしょうか。図会の品の外径が分からないのは惜しい所です。

ちなみに手持ちで一番大ぶりの物(25.7mm)でも内径は21.0mmでした。


南。 投稿日: 2024年11月30日 11:04:43 No.1977
ありゃ、こちらの手元のノギスがおかしいのでしょうか…?
計り直してみましたが確実に内径は21.0mmよりも小さいと思います…

家にメジャーと定規があったのでそれでも見てみましたが、やはり21mmよりは小さい値を示します。

追記
測ってみたところ横方向での外径は24.0mmでした。


笑門泉 投稿日: 2024年11月30日 13:26:28 No.1978
外径を24.0㎜とすると内径はこちらの物と同じ21.0㎜となりました。解像度の異なる画像どうしで一方のサイズを変えていること、デジカメの画像を測定していること(スキャナ画像であれば歪みが少ない)で若干の誤差はあるのだと思います。

とら 投稿日: 2024年11月30日 14:41:40 No.1979
寛永銭は、途中で脱落したので、所謂素人の戯言ですが一言述べさせて頂きます。後で詳しいA さんから一言あるかもしれないけど、基本的に話が噛み合わないかも知れません。

その第一の理由が、外径を計測するとき南さんは金属製のノギスを使用していないこと。
金属製のノギスで正確に計測すれば、笑門泉さんとの食い違いも解消されるはずです。
唯、私も内径、銭文径等は傷つくのが恐ろしくシンワのポリカーボネート製のアナログノギスを使用しています。先がすり減るのでまめに買い替えてはいますが、人により計測方が異なるので1枚だけ計測せず、比較できる品の数値も表記するよう心がけています。
南さん使用のプラスチックのノギスは以前私も使用したことがあり、10本以上購入した事がありますが、長径など0.2mm程度小さく表示されます。又、同時に3個購入し同じ物を計測しても異なった数字になります。部品の成形が雑で左右の間が密着せず正確に測れるわけがありません。

島屋無背は出来が良く立派な物が多いので平均値は25.5mm位あるだろうから磨輪されたものでしょう。
Aさんが磨輪されて無い本物の細輪を見せてくれるかも知れません。
南。 投稿日: 2024年11月30日 18:14:01 No.1981
金属製のノギスを買ってきたので再計測してみました。
外径(縦)24.4mm
外径(横)24.1mm
面内径(縦)20.7mm
面内径(横)20.8mm
背内径(縦)18.3mm
背内径(横)18.5mm
寛上厚さ1.8mm
永下厚さ1.6mm
通右厚さ1.8mm
宝左厚さ1.7mm

やはり面内径は21mmのサイズで当ててみるとそれより内側になります…
※少し斜めからの写真ですが、正面から見ても21mmより小さいです。


笑門泉 投稿日: 2024年11月30日 19:27:12 No.1983
なるほど、そうでしたか。個人的には無背の細縁であってほしかったです(あるいは無背細縁の写し?)。
また面白い物を投稿して下さいね(^^)


古銭の計測 笑門泉 投稿日: 2024年11月30日 17:15:23 No.1980 【返信】

私の古銭の計測は外径を金属製デジタルノギスで測り、内径や銭文径は画像計測です。これは古銭に傷を付けないためでもありますが、老眼でジョウ(くちばしの部分)がきちんと対象に当たっているのか見えないからですorz
画像計測はソフトで行う時もありますが、もっぱら直尺と同じ解像度で読み込んだ古銭の画像を重ねるだけ、0.5mm以下は目測です。画像の10円硬貨はきちんと23.5㎜に測れています。

ノギスの安い物は測定時にジョウを押し付けた時、歪む感覚がある物もあります。私は仕事での測量、測定が多かったので測定器のメーカーには少しだけこだわりがあり、ノギスはミツトヨの金属製の物を使っています。シンワ製の数倍の値段がするのに精度はあまり変わらないのですが、何が違うのかと言えば耐久性でその差は段違いなのです(オタクの世界)。




琉球通宝中字 背濶縁 四国のK 投稿日: 2024年11月28日 16:52:01 No.1964 【返信】

琉球通宝中字の背濶縁です。
面背濶縁なら良かったのに、面はさほどでも無い。残念。
因みにわたしは中字の濶縁を画像すら見たことがなく、何方かお持ちの方おられましたら、ご投稿お願い致します。

画像サイズ 49.2/33.2/24.5g


浩泉丸 投稿日: 2024年11月29日 06:11:14 No.1967 【Home】
中字の濶縁はカタログには掲載されていますが、眉唾品がほとんど・・・と聞いています。類似貨幣カタログの拓本は明らかに文字が小さく、次鋳サイズ・・・妖しいけど私もみたことないので真贋不明。
文字縮小のない濶縁は仙人様とともにかつて拝見したことがありますが、ローラー圧延(推定)だと思われました。掲示の琉球は地肌の歪みとやや郭に変形が見られますので、何らかの圧力が加わった可能性がある気がしますがいかがでしょうか?(夢のない話ですみません)

琉球は贋作が意外に多く、最近作の小様銭が今でもネット上に出ています。精巧作なのでご注意を。(私も欲しいんですけどね。)
四国のK 投稿日: 2024年11月29日 07:21:34 No.1971
浩泉丸 様
コメントありがとうございます。
最近ネット上は贋作ばかりで、怖くなります。
因みにこいつは通常の物より銭文経が0.4ミリ程ですが
小さくなります。


浩泉丸 投稿日: 2024年11月29日 22:15:51 No.1974 【Home】
おー、そうなると濶縁の小様の可能性ありですね。今まで見てきたものと違う。失礼なことを行ってしまったかもしれません。お許しください。
もちろん、私は初見です。
四国のK 投稿日: 2024年11月29日 22:27:35 No.1975
ありがとうございます^_^


古銭と関係ない話 浩泉丸 投稿日: 2024年11月27日 22:49:17 No.1962 【Home】 【返信】

早朝・・・雷を伴う激しい雨。本日の山歩きは中止かと思いましたが、回復傾向にあるとの予報を信じて入山。良い子は真似をしないでください。なにせ、養老渓谷への道は土砂崩れで封鎖中。梅ヶ瀬川も増水しているだろうし・・・まあ、ダメなら引き返せばよいということで大福山から谷に下降しました。
本日の写真です。川は少し増水していて、飛び石が水没。石を投げこんで足場を作って渡りましたが、足がびしょびしょ。(危険じゃありません。)
空は奇跡の青。ただし、モミジはまだ早い。ここの紅葉は期間が短いからあまり期待しないこと。きれいな写真が撮りたかったら、10時頃に最深部に着くことを目指してください。一週間後ぐらいがベストだと思います。


浩泉丸 投稿日: 2024年11月27日 22:55:51 No.1963 【Home】
4年前・・・これがベストの時期。色が違う。(こちらの方が少し朝早いと思います。)
靴は防水がいいのですが、それでも濡れることを覚悟してください。午後になると雲が出てきれいな空は撮りづらくなります。
川は石を投げこんで飛び石を作りましょう。疲れるけど面白い。濡れます。

山蛭はさすがにいないと思っていたら・・・指にに食らいついてきた。落葉の下で眠っていたらしい。さすがに弱々しかったので事なきを得ましたが、都会の人は気持ち悪いでしょうね。血を吸うナメクジみたいなものですけど、夏~10月頃は集団でやってくるから。蛇もまだ活動していた。地球温暖化ですね。




近代硬貨の贋作 四国のK 投稿日: 2024年11月26日 12:06:37 No.1960 【返信】

ネットに出ていた稲5銭の贋作と思しき品を落札してみました。出品画像は面背のみでエッヂの違和感が明瞭でした。
着品後確認して見るとギザが有ります。
かなり精巧に!
面背の出来はとても良く、私では鑑別不可。
何故ここまで精巧に作った贋作にギザを?
作者の意図がわかりません。


七時雨山 投稿日: 2024年11月26日 19:58:40 No.1961
覆輪しているようにも見えます。


ラムスデンの琉球 浩泉丸 投稿日: 2024年11月25日 21:45:21 No.1958 【Home】 【返信】

ラムスデン研究は茨城貨幣研究会のY様と米国貨幣協会のC様から資料を頂戴しています。
画像はCさんから頂戴した資料の一部。琉球の抜粋です。晩年のラムスデンの拓本帳(蔵品録)のようですけど、真贋は不明。(贋作もいっぱいあります)
最後はラムスデンブラウンの贋作・・・精巧です。

関西のTさんの琉球ですけど、目録の中にはこの作風はなさそうです。


浩泉丸 投稿日: 2024年11月25日 22:09:15 No.1959 【Home】
ラムスデン作品。茨城のYさん提供。こちらはラムスデンの妻の弟・・・小早川商会の関係から入手されたもの。ラムスデンの作品はいろいろな発色があり、必ずしもラムスデンブラウンでないものも多数あります。黒色や灰褐色も多いですね。

最後の錫母・・・加賀千代っぽい。




先日出ていた琉球小字替 他 関西のT 投稿日: 2024年11月23日 13:38:23 No.1947 【返信】

この前出ていた琉球小字絵銭ですが、気になったので落としてしまいました笑
また無駄使いですね。

殆どの見たことが無い為確証が無いのですが、この品はラムスデンの色によく似ており、彼の作品では無いかと思っているのですが、何かご存知の方いらっしゃいますか??
また輪についたレ点の意味も気掛かりです。

ラムスデンといえば大抵が鋳写しで、入手困難な品に関しては新作母を作って作品を使っている様に思っていたのですが、琉球小字位でわざわざ木型母銭までつくって作品づくりをするのかと少し引っかかってはいますが...


もう一点は大森鉱山(現 石見銀山)鋳造とされている大森長郭。
※ただし本物かは分かりません
この品は真鍮質と不知天保分類譜の別巻にあったように思いますが、本品の古色の着いた面と側面部分は焦茶色。一方やや未使用色の残る裏面は私の嫌いな真鍮色が顔を覗かせています。
これは未使用品は真鍮色をしているが古色が着くと黒っぽく変色するのか、はたまた真鍮銭を部分的に着色したのか?

絵銭の考察もなかなか面白いです。


浩泉丸 投稿日: 2024年11月23日 21:16:59 No.1951 【Home】
関西のT様
大森鉱山天保のカラー画像ありがとうございます。なるほどよくできていますし、天上に大森特有の特徴が見えますね。私は所有してないので、こんなに精巧だとは思わなかったです。

※今日はお祭りの準備でテント張り、明日は早朝から屋台で鉄板焼きそば親父になります。・・・すでにへとへとなんですけど大丈夫かな。寒いぞ~。
笑門泉 投稿日: 2024年11月24日 08:55:14 No.1953
琉球通寶、面白いですね。数は少ないのではないでしょうか。
画像は以前紹介した品です。文字の癖、ゴツゴツした地の様子など製作が似通っていてラムスデン作かは分かりませんが製作者は同じかも知れません。母銭は木型だったんですね。

私の品には砂目を感じず絵銭感を隠せませんが、東北のTさまがブログで紹介された品は砂目があって素晴らしい質感です。是非ご覧になって見て下さい。

この類は輪に共通する瑕があります。


関西のT 投稿日: 2024年11月24日 22:32:54 No.1954
浩泉丸様
笑門泉様

コメントありがとうございます。
大森天保が本物であるなら、肌はややおとなしめの山口銭の様な荒肌であり、刻印は不定形の穴ぼこ。
ただし郭内が近代作の絵銭に近く、非常に気に入らない。
大森天保が天保銭流通当時に制作された密鋳品の可能性があるのではと夢見ていましたが、この品を見る限り近代銭ですね。
大森天保の例の特徴は、横鋳込みかつ、必ず天上に湯口を作った結果生じた物だと思います。
勿論、この条件でも綺麗なものは少なからず出来るので、例の特徴も絶対では無いでしょう。

この當五十もなかなか素晴らしいですね。
というか私の投稿画像がやや黄色く見えていますが、銅色は恐らく同じだと思います。
東北のT氏の品もブログにて確認した事はありますが、荒肌なものの、銅色はほぼ同じ。
笑門泉様の品は肌が滑らかな分、ボコボコと波打つような地肌の質をより感じられるのでは無いでしょうか。

ところで笑門泉様の當五十の背輪左下にある瑕は単なる凹みでしょうか?
それともマークのようなもの?
この品に鋳穴が殆ど無いにも関わらず、同じ位置瑕があるのでので気になっています。
笑門泉 投稿日: 2024年11月25日 08:16:34 No.1955
関西のTさま

輪の瑕は面にしても背にしてもただの伝鋳で、通貨でもありませんからそれ自体に意図はないと思います。
當五十は色の黒い物が数年前までちょこちょこヤフオクに出品されていて、やはり面の輪の瑕が共通していました。数はあるのだと思います。
東北のT 投稿日: 2024年11月25日 13:28:55 No.1956
笑門泉 様

ご無沙汰しております。

比較のためにブログの画像をこちらにもアップします。
大きさ、重さも記載しようと思いましたが、現物が部屋の中で行方不明になっています。


私のものが通用式で、笑門泉様のものが母銭式にもみえますが、穿内に鋳バリがあるようですので、通用式ということになるでしょうか。

製作者は、より「本物らしさ」を追求して、同じ母銭(木型?)を使っていろいろな鋳砂を試したのでしょうか。きめ細かいものとか粗いものとか。前者であれば笑門泉様のものが出来上がり、後者であれば私のものが出来上がったとか、そんなことを想像しました。


笑門泉 投稿日: 2024年11月25日 20:34:35 No.1957
東北のTさま
お久しぶりです。でも本当は日々ブログを拝見させて頂いているのでご無沙汰感はあまりないのです^^;

母銭と言えば関西のTさまの琉球がそれらしく見えてしまいます。この品は初めて目にしたのですがバリエーションがあったら更に面白いですね。


繊字小文母 浩泉丸 投稿日: 2024年11月23日 00:20:50 No.1942 【Home】 【返信】

四国のKさんが参考品としてお送りいただきました。以前、母銭のできそこないを格下げ通用銭としてHPに載せましたが、その類品とのことですが、どうしてどうして、こいつは銭径25.6㎜(内径20.2㎜)もある大型の母銭じゃないのかしら。ただし、背が左下方向にずれていて、穿の仕上げも雑です。
大きさは母銭で、地もきめ細かいけど、小鋳だまりがある。惜しい品ですね。

※Kさんこれ、撮影したらお返しすればよいのかな?それともお買い上げ期待ですか?


四国のK 投稿日: 2024年11月23日 06:07:25 No.1945
浩泉丸 様
資料としてお納め下さい。
ホームページに格下げ通用銭2として
掲載して頂けると嬉しいです。
笑門泉 投稿日: 2024年11月23日 07:29:24 No.1946
文銭には時折大きい物を見かけ抜けのよい製作だと「母銭?」と判断に迷うことがありますね。以下は私の掲示品に対する見解です。

この品は外径が25.6mmあり高名な方より母銭として購入した物ですが、手に取ってみると商品画像では捉えきれなかった砂目の粗さ、文字の立ち上がりの微妙な甘さが気になり母銭と判断するにはちょっと決め手に欠ける品と思っています。
地が墨で染まっているのも母銭として疑問な点で、地を墨で染めるのは通用銭の装飾のためであり繰り返し鋳砂に揉まれる母銭に施す意図が図りかねます。これまで母銭として納得できた数少ない品(製作日記2012年9月13日、2019年11月27日)には地染めは施されていない様に思います。

文銭を母銭と判断する要件は厳正であるべきと感じます。それだけ初期の通用銭は大きく製作がよいということです。浩泉丸さまがおっしゃる「文銭に母銭なし」は戒めの金言です。


浩泉丸 投稿日: 2024年11月23日 20:52:24 No.1949 【Home】
自分で書いていて忘れてますね。甘~い。たしかに、間違いない母銭と言うものは少ないです。一方、こんな悩む品はたしかにたくさんあります。金言・格言ですね。まあ、世の中いろいろなご意見がございます。25.5㎜以上の繊字は確かに貴重ですので母銭という方もいらっしゃいます。母銭格、母銭サイズの大様でむやみに否定しないこと・・・と、いうことで。K様・・・ではありがたく頂戴します。母銭にはあと一歩かもしれませんので母銭格の通用銭として掲載しておきます。今しばらくお待ちを。

なお、地染めについては母銭についても行われていたと思います。平成17年の銀座コインオークションの鋳ざらい母は地染めはありますが完璧な母銭でしたし、HPに載せてある中字白銅や細字の鋳ざらい母なんかはいい味してます。
むしろ地染めの見られない2012年、2019年の品が別格なんででしょうかね。とくに2012年・・・緑色を帯びた銅色は先日の細字大文に通じます。あるいはきめ細かい鋳肌なので摩耗しやすいのかしら?

このクラスの別格品は九州のKさんの投稿記事にも見られます。下記、URLに載せてあるので・・・。

https://kosenmaru.sub.jp/kennbunn-1.html

細字勇文もありましたね。忘れてました。
https://kosenmaru.sub.jp/kannei03.html
笑門泉 投稿日: 2024年11月24日 06:07:06 No.1952
ご教示ありがとうございます。
母銭の地染めについては軽率でした。古寛永や鋳浚い母銭に多く施されていますね。これは刀痕を目立たなくさせるための処置でしょうか。あるいは地の砂離れをよくするため?

私の繊字は写真うつりはよいのですが、金質、鋳肌の具合は通用銭と変わらないので初期大様通用銭の域を出ない所感です。母銭として納得できる品は金質が違うんですよね。

文銭は穴銭収集の基本なのでしょうが、こと母銭の正体はなかなかつかめません。難しいですね。




銭貨ではないですが… 南。 投稿日: 2024年11月23日 02:56:08 No.1944 【返信】

少し前に買った雑銭から出てきました。
サイズ感や郭の形状から、おそらく文銭の類の文字を刮去して鋳写しした絵銭か贋金でしょうか。
こんな仕上がりなので、母銭とかそういう系統ではないでしょうけど、無文の銭貨(?)とは…興味深いです。


浩泉丸 投稿日: 2024年11月23日 20:54:47 No.1950 【Home】
絵銭の土台だとか、そんな類かなあと思ってます。時々見かけますし、一部の文字を削っただけの物なんかもあります。


仰天 その2 とら 投稿日: 2024年11月23日 00:41:41 No.1943 【返信】

 先日、仰天系でも前足の長い仰二長天を掲載したところ、浩泉丸さんは、類似の刔輪長天や、足の短い仰天などを掲載されました。
 最も手に入れたい覆輪強刔輪の宝足の長い仰天は未だ手に入りませんが、先日、画像左・青宝楼旧蔵の覆輪存痕 天上刔輪 仰天を手に入れました。よく見ると、削貝宝にもなっています。
 こういったものも仰天であるならば、どこかに類似品があったはずと探してみると、偶然かもしれませんが、中央の鋳写・異制・薄肉の天が同様になっていました。
 右は、覆輪刔輪にもかかわらず48mm未満の縮形、銭文径は3度写しの39.7mmなのに天は水戸大字のように大きく自慢の逸品です。英泉譜では1089番・刔輪進口保・斜貝宝小葉などとなっていますが、分類譜下P190の14では、仰天斜貝宝となっています。(余り仰いでは見えませんが)
サイズ
左・長径49.33mm、短径33.04mm、銭文径40.8mm、内径43.5mm、量目18.91g。
中・  48.10mm、  31.79mm、   40.8mm、  43.5mm、  14.75g。
右・  47.95mm、  31.96mm、   39.7mm、  43.1mm、  22.32g。

仰天の仲間は色々なところの紛れ込んでいる様なので探してみてください。
ただ、ある意味偶然の可能性も大いにありそうですが。




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