雑銭掲示板Ⅱ


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斜珎手嵌郭
とら 投稿日:2024年02月17日 11:11 No.1040
浩泉丸様も収集で天保銭を入手なされ、あまり人前にお出にならぬ関東のAさんも登場となると本格的な春も近いのでしょうか。

嵌郭・一手間余計で、一連の嵌郭は作品と疑われています。
その一方、間違いなく当時作られたものも存在します。
実際、本座でさえ広郭や中郭は嵌郭されたものですので。
その一つに、斜珎手嵌郭があります。
比較の為、斜珎の3枚を良くご覧ください。尓は斜めになっておらず、確かに離貝宝なのですが、斜珎が浸透し離貝宝と呼ぶ人はいないようです。3枚を比較すると特徴が分かります。

4枚目はあまり使用されていない斜珎手嵌郭、嵌郭の度合いが少なく分かりづらいのですが、背の穿や面背の郭をよくご覧になれば分かります。
どこで入手したか失念しましたが、斜珎として売りに出ており、銭文や郭等が異なるので、頑張って手に入れたと記憶しています。目立った銭文の相違は、通のマや当の田、郭には嵌郭の痕跡。
サイズは、49.44mm、32.73mm、41.1mm、18.64g。

5枚目は使用感のある、これぞ斜珎手嵌郭という品ですが、文字が潰れ離貝していません。
サイズは、49.17mm、32.49mm、41.0mm、20.22g。

6枚目は、背を比較するため、斜珎と同様の細郭手削頭天を掲載。

これら一連の貼り合わせ手の鋳造地は同一なのか私にはわかりません。
ただ、私見ですが、天保銭の密造はよっぽど大規模にやらない限り利益は出ません。
利益を出そうと思ったら二分金です。
天保時代なら利益が出たかもしれないが、そのころは幕府の力が残っており、リスクが高すぎ作れなかったはずです。維新前後では、大量に作った、薩摩の広郭でもあまり利益は出なかったのではないかと思います。
天保銭の密造地など限られていると思うので、同じところで作ったような気もします。

鋳造地がわからず、あれこれと想像するのも天保銭の魅力です。


穴銭初心者 投稿日:2024年02月21日 10:07 No.1041
不知天保の位付けは詳しくないのですが、ご所有の宏足宝30枚に対し斜珎が5枚であれば、いかに斜珎が珍品であるのかが想像つきます。1枚持つのもままならないのにすごいことです。東の横綱とら様、西の横綱関西のT様といったところでしょうか。

とら 投稿日:2024年02月21日 11:02 No.1042
穴銭初心者様

三段目全勝優勝でやっと幕下くらいだと思います。
沢山集めているのは、後発で知識が足らないためで、知識を確実なものにするため色々比較したいと思い、比較の為数を集め、眺めているのです。
そして、分からないことがあると、仙人や浩泉丸様などに助言を仰ぎます。

仙人様のようになるのは、時代も違うので、現世では不可能かもしれません。
浩泉丸様と比較するなら、制作日記などから推測し、15年遅れくらいのレベルでしょうか。
天保銭の知識、仙人様が100としたら私は1くらいかもしれません。
でも不知銭の世界はわからないことが多い世界ですので、その1が、仙人様でも気付かなかった、などどということがあるかもしれない世界なのです。

せっかく天保銭を集め始め出したのですから、少しでも知識を確実なものにしようと投稿しているだけです。

色々掲載し、自慢しているようにも見えますが、比較的珍しいものも掲載します。また、拓本でなく画像をたくさんご覧になるのも参考になります。
我慢してご覧になってください。


穴銭初心者 投稿日:2024年02月21日 16:32 No.1043
我慢なんてそんなことありません。
とら様、関西のT様のご投稿は、まだかまだかと心待ちにしています。


浩泉丸 投稿日:2024年04月24日 21:39 No.1126 【Home】
収集に斜珎手として出ているものがあります。画像だけじゃ違いが良く分からないし、嵌郭でもなさそう。単なる他人の空似か。銭形はずんぐりむっくりそうなので面白いけど、大投資する勇気がでない。なんちゃって斜珎(離貝寶)は時々見かけます。深淵の類は、離貝寶気味になるし・・・。



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