ヴァーサ市攻防戦 - 世論型AAR打ち合わせ掲示板

ヴァーサ市攻防戦

ナレーション投稿日：2019年12月01日 22:56 No.2514

フィンランド国民政府軍はヴィロライネン政権に対するマンネルヘイム攻勢を完成させたことにより、南方方面の安全を確保した。
そして、スカンジナビアとフィンランド首脳は最も難しい仕事に取り掛かることに決めた。
すなわち、沿岸スヴェーア共和国の討伐であった。

フィンランド国民政府軍はスカンジナビア正規軍の到着を待たず、沿岸スヴェーア共和国に対しマンネルヘイム国家元帥率いるフィンランド軍とカール・ハンソン率いる共産義勇軍による攻勢を仕掛けていた。途中にハンソンの片腕テールマンの戦死という犠牲を払いながらも、フィンランド＝共産義勇連合軍は沿岸スヴェーア共和国を破り、南方から首都ヴァーサに迫りつつあった。

一方、オウルにもスカンジナビアからスウェーデン王グスタフ6世率いる討伐軍が到着。フィンランド首相フォン・ヘッセンと合流し、脆弱な沿岸スヴェーア軍の防備を蹴散らしながら北からヴァーサに迫った。
長年クオピオにて日和見を決め込んでいたスカンジナビア正規軍を率いるタウンゼント中将も、遂にこの動きに慌て出馬を決定。ヴィロライネン政権に対する最低限の防備を残し、ヴァーサへと歩を進めたのであった。

オウルからの正規軍、南方から進軍したフィンランド＝共産連合軍、そして西進したタウンゼント中将の軍はヴァーサ市を包囲し、ヴァーサ市東方の町に司令部を置いた。
その町は、奇しくも、このフィンランド内戦のきっかけとなった

「ラプア」

であった。

芬派遣総軍総参謀エプレボリ侯爵大将投稿日：2019年12月01日 22:59 No.2515

……ほう、さすがに間に合わせてきたようだの。

数か月にわたり戦地の真ん中で弁当を食べ続けていたにしては上出来ではないかな、タウンゼント中将。

イェーヴェリ"ディビット"タウンゼント投稿日：2019年12月01日 23:14 No.2516

……いや、閣下お待ちください。
小官がクオピオからヴィロライネンの籠る東カレリアを睨んでいたからこそ…。

芬派遣総軍総参謀エプレボリ侯爵大将投稿日：2019年12月01日 23:17 No.2517

ハハハハハ、タウンゼント中将。
済んだ話はよさんかの。

マンネルヘイム殿とハンソンが貧弱な部隊で数万平方キロメートルを平らげている間、貴官は南面して酒食に興じていた。これが今の客観的な事実ではないかな。
私は、最初はヴァイノ陛下や老マンネルヘイム元帥ではなく貴官こそがフィンランドの内乱を鎮定するものだと思っていたが…。

おっと、そうはいっても戦争は終わっていないことは確かじゃの。タウンゼント中将、貴官の今後は「戦争全体を見て」決まることになるじゃろうな。
…ただ、今までの貴官の行動を鑑み、総軍直轄部隊は我々で預かることにする。
タウンゼント。貴官も在郷軍人会に入れてもらえるようにヴァイノ陛下に頭を下げたほうがいいかもしれんな。
ああ、ヴァイノ陛下もアレクセイ王太子殿下も既に出立済みじゃ。そもそも謁見がかなうよう次は気張るのじゃな。

ナレーション投稿日：2019年12月15日 22:01 No.2535

ヴァイノはラプア運動を統治に利用したカールレの息子であった。
ラプア運動はこの内戦においてスウェーデン系の虐殺を行っていた。
この事実がスウェーデン系とそうでないフィンランド人の間に決定的な亀裂を生んだ。
スウェーデン系はヴァイノを「虐殺を行った組織を与党にした王の息子」と捉えていたのだ。
もちろん、スウェーデン系にもフィンランドへの忠誠を保った者もいたが極僅かであった。

沿岸スヴェーア社会共和国はその憎悪の増幅を行った。
ラプア運動の虐殺を過剰に宣伝し、スウェーデン系を恐怖で煽ったのだ。
そして、スウェーデン系が大半を占めていたポフヤンマー/エステルボッテンを占領し、まんまとその統治者に成り代わったのである。

沿岸スヴェーア社会共和国軍はポフヤンマーを占領後、その存在の認知を測ったがそれに失敗、フィン軍の外国人部隊による空爆を受ける。この空爆に対し、アシェル・ベックス指導部は徹底的な報復を決意、ヘルシンキ中央に対しヒドラジンを満載した輸送機を2機叩きつけたのだ。

　既に極限まで互いへの憎悪を募らせていたスウェーデン系フィンランド人とフィン人の関係はこの時点で完全な破局を迎えつつあった。
そして、既にスカンジナビア・フィンランド両軍はヴァーサ市を重囲に置かんとしていた…。

RSCS独立軍司令官グスタフ・ベックス投稿日：2019年12月15日 22:02 No.2536

おやぁ？

これはこれは、ノルデンの旦那。
一体ここに何をしに？

まさか我々への助太刀というわけではないでしょう？
それとも、姫様に背いたアレに一太刀加えに来たので？

フリードレク・ノルデン投稿日：2019年12月15日 22:08 No.2537

まさか。確かにヴァルデンストレームの首を取って来いという話はあったが…。
わざわざ雑魚一人のためにここまで来ることはない。
もちろん、指導者であるユーリアに背き、あまつさえ新ヴァーサ運動に泥を塗りつつある貴様に味方するわけもない。

…ただ、貴様の末路を見に来ただけだ。
既にここヴァーサ…いや、ニコライスタッドは四面楚歌。
北からはエプレボリとニュースロット率いる正規軍とヴァイノ直属のフィンランド軍が。
そして南からはあのハンソンとあのマンネルヘイムというふざけた連合軍が迫り、東からはタウンゼントの正規軍、西はノルウェー人の海軍が抑え、
そして上までも…。我らが姫様の横の乳牛謹製が飛び回っている。
軍事力だけではない。貴様らがヘルシングフォシュを焼いてからというもの、さすがにスウェーデン本国の論調も変わった。
ＢＷＦですらも、ヴァルデンストレームの離脱以来、貴様らへの同情論を少なくとも表立って言うものもいなくなった。
貴様の血に塗れた夢は終わった。もう貴様に生き延びる道はない。黄昏を受け入れろ、ベックス。オーディンらかつての神々のように。

RSCS独立軍司令官グスタフ・ベックス投稿日：2019年12月15日 22:08 No.2538

なるほど…我々は確かに袋小路にある。
だが、我々だって無策じゃないんですよ。

イングリッドの腰抜けが忘れた、
いや消し去ろうとした、
そして、あの1936年に汎バルトを率いたあなたを驚嘆させる…
真のヴァーサを御覧にいれる。

ヴァーサの戦士が何たるかを人類史に刻み込んでやりますよ。
そう、オーディンや古き神々が滅んでも、その勇名が今も轟いているようにね。

ナレーション投稿日：2019年12月15日 22:09 No.2539

先鋒となったのは、タウンゼント率いる正規軍とタルヴェラ大将率いるフィンランド軍であった。タルヴェラは激越な抵抗を予想していたが…抵抗はなかった。
が、更に奇妙なことに、農村地帯においてはフィンランド語が通じなかったのだ…。

スカンジナビア軍は異様な雰囲気を感じていた。
かなりの農村で最近入植した形跡が多いのだ。
元の住民は既にポフヤンマーどころかこの世にいない可能性が高かった。
スウェーデン系の農民は、進軍するスカンジナビア軍を憎悪の目で睨め付けつつも抵抗らしい抵抗は行わなかった。

フィンランド陸軍・タルヴェラ大将投稿日：2019年12月15日 22:12 No.2540

くそっ、この連中…。恐らく…。
フィン人を殺しておいて被害者ヅラをしやがって…。
尋問でもして、掃蕩したほうがよいのではないか？

フィンランド陸軍・エーンルート中将投稿日：2019年12月15日 22:13 No.2541

何を仰いますかタルヴェラ大将！
スカンジナビア軍もいる手前でそんなこと出来る訳がないでしょう！？
芬治本にどう報告しろというのですか！

フィンランド陸軍・タルヴェラ大将投稿日：2019年12月15日 22:14 No.2542

しかし…ぬう。まさかお前スウェーデン系だからって庇

フィンランド陸軍・エーンルート中将投稿日：2019年12月15日 22:15 No.2543

あァ！？タルヴェラ大将と言えども聞き捨てならねえ！
誰がヘルシングフォシュ燃やされて嬉しいと思うんだ！？
お疑いなら先手で突っ込んでスオマライネンの死に様見せてやろうか！？

フィンランド陸軍・タルヴェラ大将投稿日：2019年12月15日 22:16 No.2544

あっハイ…。
悪かった。悪かった。
俺がどうかしていた、忘れてくれ。すまん。
（こいつ怒らせると怖いんだよな…。）
それにしても、スオメンルツォアライネンならフィン語も多少解するはずなんだがな。
コソラの時代は特にフィン語化教育もやっていたからな。
こう、フィン語が全く通じないというのは奇妙な話だ。

フィンランド陸軍・エーンルート中将投稿日：2019年12月15日 22:17 No.2545

フィン語を使いたくもないということなのでしょうな。
特にエステルボッテンの都市部出身で、高齢だとフィン語を解さないのもおりましょうから。
あるいは…そもそもフィン語を解さない連中が来ているかもしれませんが。
（逆に、この「フィン語が聞かれなかった」事実は、「そういうこと」にできるかもしれないな。陛下や芬治本に諮るか。）

ナレーション投稿日：2019年12月15日 22:18 No.2546

スカンジナビア軍はヴァーサ市郊外に到達陣地の構築を開始した。
そして陣地構築が終わらんとした時、共和国軍は動きを始めた。
後方の補給物資貯蓄基地を強襲したのだ。

BWF戦闘部隊幕僚アズナボリ投稿日：2019年12月15日 22:19 No.2547

遠征軍ってのは辛いなあ？こっちには地の利があるんだよ！
そのあたりを「わからせて」やるよ！！

奇襲だ！

焼き払え！

沿岸スヴェーア社会共和国兵投稿日：2019年12月15日 22:22 No.2548

いまだ！進め！進め！
破滅の日が来た！
我らは偉大なベックス将軍の
血まみれの旗を掲げる！
血まみれの旗を掲げる！

ラプア人の物資を焼き討ちにしろ！
侵略者のディナーをウェルダンにしてしまえ！

フィンランド陸軍・タルヴェラ大将投稿日：2019年12月15日 22:22 No.2549

あァ？！奇襲だと！
クソ！先に殴られるとは！

帝国党事務局長ヤーラ・ナイカ投稿日：2019年12月15日 22:23 No.2550

お前ら防戦は初めてじゃないだろ、力抜けよ。
あァ……物資は最悪ケツの穴に入れて隠すんだ。
男は度胸！何でもやってみるものさ！

フィンランド陸軍・タルヴェラ大将投稿日：2019年12月15日 22:24 No.2551

ケツに入れたものを食えるわけがないだろ！いい加減にしろ！

畜生！くそったれ！
てめえら！ナイカのケツに入れた物資を使いたくなかったら落ち着いて死ぬ気で戦え！

フィンランド兵投稿日：2019年12月15日 22:25 No.2552

ﾋｴｯ…全力で戦え！義勇軍の連中に負けるな！

ナレーション投稿日：2019年12月15日 22:26 No.2553

フィンランド派遣総軍は兵站監ナイカ大佐の括約活躍により補給物資を襲った部隊の撃退に成功する。
しかし、物資の被害は大きく、ここに展開した部隊はわずか3日程度で継戦能力を失うと判明した。

フィンランド陸軍・エーンルート中将投稿日：2019年12月15日 22:27 No.2554

…少々奴らを舐めておりましたな。総軍司令部に連絡をしましょう。
兵站を整えてから再度総攻撃をすべきかと。
今のうちに撤退し、総軍との合流を図るべきでしょうな。
何、もうじき国家元帥もお越しになります、時間は我々の味方です。
慌てることはありますまい…。

イェーヴェリ"ディビット"タウンゼント投稿日：2019年12月15日 22:29 No.2555

（は？撤退？バカな！この薄らトンカチ共はともかく、ここで撤退すれば日和見でサボってきた俺は終わりだ、少なくとも王太子サマやマンネルヘイムの死にぞこないに指揮権を奪われてしまう。
そうなったら欧州での大戦にも加われず、良くてリッケルトだ！そんな事受け入れられるか！）
……おい、待てよ。
フィンランド軍ってのは北極戦争以来チキンになったのか？独立直後に東カレリアを分捕ったことを思い出せよ。タルヴェラ大将、あんたならよく覚えてるだろ？
補給はどんくらいだ？3日？上出来上出来。こちらは装備兵数で圧倒的に上回っている。攻め潰せば問題ないだろ？
フィンランド軍が装備その他にご不満があるというなら後ろでゲリラ対応でもしていてくれ。スカンジナビア正規軍だけで蹴散らしてやるからよ。

フィンランド陸軍・タルヴェラ大将投稿日：2019年12月15日 22:30 No.2556

ンだとｺﾞﾗｧ？！弁当の食いすぎで動かなかったクセに大言壮語しやがってよ！？
上出来だオラ、今すぐ攻め潰してやんよ。スオマライネンの強さに吠え面かくんじゃねーぞテメェ！？

イェーヴェリ"ディビット"タウンゼント投稿日：2019年12月15日 22:31 No.2557

ほう、いいじゃねえか。
よし！スカンジナビア正規軍はこれより機甲師団を以てニコライカウプンキに突撃する！
いいか正規軍共！我々に物資は3日分しかない。だが！３日でニコライカウプンキを焦土にしてみろ！俺たちは間違いなく英雄だ！
が、ここで尻尾を撒いて帰ってみろ！そちらのフィンランド軍と違って俺たちは弁当を食っていただけの文字通りの無駄飯ぐらいとして北欧に永久に悪名を残すぞ！
いいか！末代までの笑いものになりたくなけりゃ、死ね！

ナレーション投稿日：2019年12月15日 22:35 No.2558

このような形で、後の一人の英雄の思惑から、なし崩し的に「火の3日間」と呼ばれる凄惨な「ヴァーサ攻防戦」が幕を開けたのである。

1日目、短期決戦を目論んだタウンゼントは、戦車部隊を先頭にニコライカウプンキ市を一気呵成に落とそうと図った…。

BWF戦闘部隊幕僚アズナボリ投稿日：2019年12月15日 22:37 No.2559

ははぁーん、市街地に戦車で突っ込んできやがった。数と質で押し切ろうって腹だな。
甘い、あまりにも甘い。正規軍様の甘さよ。

戦車もドラゴンも対処方法は同じだ。
ごちゃごちゃした市街地ではその装甲も機動性もマトモに扱えやしない。

高所に陣取って対戦車砲をぶち込んですぐ撤収…「いのちをだいじに」だ。

撃てーーぇ！

イェーヴェリ"ディビット"タウンゼント投稿日：2019年12月15日 22:38 No.2560

全然ダメじゃねえか！一歩も進めてねえ！

おいクソ野郎共！俺は言ったよな！機甲師団を以て3日でニコライカウプンキを落とすとな！なのにこの結果はなんだ！

フィンランド陸軍・エーンルート中将投稿日：2019年12月15日 22:39 No.2561

フィンランド軍の支援を待たずに戦車だけで突撃…当然の結果です。

イェーヴェリ"ディビット"タウンゼント投稿日：2019年12月15日 22:40 No.2562

当然だァ！？…畜生！もういい、今日の攻撃はこれまでだ！

初日完全勝利したアサール・アシェル議長投稿日：2019年12月15日 22:44 No.2563

ハハハハハ！
クオピオで暢気に飯を喰っていれば良かったものをな！
口ほどにもなき奴らめ！

おいアルベルト、聞いたか？今日の捕虜を！
敵兵の構成はほとんどが「ラプア」、残りはアラブ人や黒人までいる始末だ！
こうした劣等民族共だ、見ろ、あれだけの装備と数がいてあの有様だ！
これは存外、連中を撃退できるかもしれんぞ！

アッハッハッハッハ！
ヴァイノやマンネルヘイムが泣いて命乞いする姿が見られるぞ！
しかし、私は許さぬぞ！むごたらしく殺してやろうではないか！

RSCS航空将校アルベルト・アシェル投稿日：2019年12月15日 22:47 No.2565

ハハハ、確かにそうだね…。

（バカな、制空権は奪われて久しく、今やスカンジナビアはおろかフィンランドの航空隊にすら爆撃を受ける状況だというのに…。ただ一日撃退できたとて、何になろうか！）
（そもそも父は、アサール・アシェルは！フィンランドのスウェーデン系を守ろうとは思っても他の民族を「劣等民族」というような人ではなかった！！）

（おお、ボスニア湾に日が沈む。何もかも沈んでいく。我々も沈んでいく。しかし、なんと朱く鮮やかな日没だろうか…。）

ナレーション投稿日：2019年12月15日 22:51 No.2566

2日目
タウンゼントは今度はフィンランド軍を巻き込み、大規模な火砲を用いてニコライカウプンキを粉砕すべく、作戦を進めていた…。

イェーヴェリ"ディビット"タウンゼント投稿日：2019年12月15日 22:53 No.2569

次こそは叩きのめしてやるぞ！
砲兵！準備はいいか！タルヴェラにも連絡しろ！
「タルヴェラに指示かね？しかし君にはそんな権限があったかな」

ンだと！てめえ俺を誰だと…。

フィンランド国家元帥・マンネルヘイム投稿日：2019年12月15日 22:57 No.2570

楽しそうではないか、タウンゼント中将。
1940年の侵略戦争後以来かな。
あの戦争のときは、君がもっと大国の将官ならと思ったものだが…。
この有様では、私の見込み違いだったのかな？

何だね、その顔は。君もそんな顔をするのか。
ふむ。総軍が来るまではもう数日かかるが…。殿下がどうしても一部始終を見届けたいと聞かなくてな…。
ヴァイノ殿下と私で一足先に来た、という訳だよ。

……君は3日でニコライスタッドを落とせると啖呵を切ったそうだな。
タルヴェラには私から話をつけておこう。タルヴェラ、いいやフィンランド軍に対して好きに命令したまえ。
ただし、3日でケリがつかないならヴァイノ殿下やエプレボリ侯への手前もある。
そうしたら、私が君を「助けて」あげよう。いいね？

イェーヴェリ"ディビット"タウンゼント投稿日：2019年12月15日 22:58 No.2571

………いいだろう。
いいか、漢は3日会わざれば刮目して相対しろという。3日目にはその老眼が収まった目の穴かっぽじってよく見ておけよ、国家元帥！

スカンジナビア兵投稿日：2019年12月15日 22:58 No.2572

ヴァーサ市の外縁部にたどり着きましたッ！
これより市内への侵攻を開ｓ…

なんだあのバリケードはッ…！
人が…人が磔られているッ…！

BWF戦闘部隊幕僚アズナボリ投稿日：2019年12月15日 23:01 No.2574

俺の作った最高の舞台装置、
戦場にそそぐ太陽が照明、
砲煙の煙が幕、
お前たちの流血が最高の賞賛…そういう演出だ。

この最高の舞台、
俺が最も素晴らしく死ねるだろう舞台で、
お互い死ぬまで殺し合おうな？

……ベックス指揮官殿はあまりこの「演出」にいい顔はしなかったがな。

沿岸スヴェーア社会共和国兵投稿日：2019年12月15日 23:02 No.2575

死ね！ラプア人共！
俺たちの家族に手を出した悪魔共め！来るなら来い！皆殺しにしてやる！

BAN!BAN!BAN!BAN!BAN!BAN!BAN!BAN!BAN!BAN!BAN!BAN!

フィンランド兵投稿日：2019年12月15日 23:04 No.2576

バリケードから発砲！
…反撃できません！
……我々の同胞が、Apua（助けて）!と叫んでいるんですよ！？
どうやってあれを撃てというんですか！？

BWF戦闘部隊幕僚アズナボリ投稿日：2019年12月15日 23:07 No.2577

ひゃっははははあ！撃てないか！正規軍様にはこれが撃てないか！
本当に甘ちゃんだなあ！それじゃ俺を殺すことはできないぜ！

そーれ！
タスケテ―(BAN！)
コロサレルー(BAN！)
ウタナイデー(BAN！)

(へらへらと笑い命乞いの言葉をフィンランド語で言いながら銃をぶっ放している)

トルコ人傭兵投稿日：2019年12月15日 23:07 No.2578

ドネル？
（なんですかアレは、面倒だから大砲で撃ってもらいましょう）

ケバブ。
（いいえ、それは許可が下りていません。塹壕に籠っていましょう）

フィンランド首相フォン・ヘッセン投稿日：2019年12月15日 23:08 No.2579

何やら騒がしいが何をやっているのだ…一体なんのつもりだあれは！？
奴ら、フィン人を…盾に！？それでも人間か？！
…いや、あのスウェーデン人共め…。
おい、タウンゼントはまさかあれごと砲撃するとは言わんだろうな！

沿岸スヴェーア社会共和国捕虜投稿日：2019年12月15日 23:11 No.2580

ヴァイノだ！
人殺し！俺たちの家族を返せ！このラプアの王！外国人！

沿岸スヴェーア共和国捕虜投稿日：2019年12月15日 23:12 No.2581

くたばれヴァイノ！忌々しきカールレのガキ！
捕虜じゃなけりゃ今すぐ貴様の首を引き裂いて身体を町中引きずり回してやる！

フィンランド首相フォン・ヘッセン投稿日：2019年12月15日 23:12 No.2582

なっ…こいつら、沿岸ヴァーサの捕虜か。なんでこんなところにいる？
（だいたい、何が人殺しだ、お前らこそヘルシンキで何をやったか分かっているのか。
外国人だと…？外国人、しかも150年前に貴様らを見捨てた「同胞」の外国人の言いなりになっている貴様らが言えた口か！）
ｴﾍﾝ、諸君、落ち着き給え！余は前から言っているとおり、カールレ時代を引き継ぐつもりはない。
諸君らはもとよりスオマライネンである。かつての政策は全て撤回され…

フィンランド国家元帥・マンネルヘイム投稿日：2019年12月15日 23:14 No.2583

（なるほど。30年前の内戦を思い出す。あれは民族ではなくイデオロギーだったがな。
殿下はまだ甘いな。こうなれば実際にどちらが殺したとか殺していないであるとか、そういう理屈の世界ではないのだ…。
それにしても「外国人」とは…。スウェーデン人になり切ってしまったスオメンルツォアライネンが、殿下を外国人呼ばわりするのもなかなか滑稽だな。）

沿岸スヴェーア共和国捕虜投稿日：2019年12月15日 23:15 No.2584

こちらに武器がないからっていい気になりやがって！ぶっ殺してやる！
オラ！死ね！石に頭ぶつけて死ね！

フィンランド兵投稿日：2019年12月15日 23:15 No.2585

ま…マズい！連中本気で暴れ始めた！
おい！増援を呼べ！捕虜の暴動だ！