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解放トラバースの誤差 続き
北海道調査士 投稿日:2024年04月21日 13:28 No.3682
GSさん

開放ですと誤差→誤差で膨らんでいきますので10㎝程度簡単に変わってきます。
準則の観測方法を無視して行えばその誤差は更に大きくなります。
色んな観測・計算を試してみましたが、2㎝くらい簡単に変わります。

基準点成果はあくまでも「最確値」や「近似値」という認識です。

基本三角点や電子基準点でさえ誤差を持っているのに、誤差がある点を与点に測量する訳ですから更に誤差は大きくなるのは当然です。

誤差ありきです。
その誤差があるのを理解したうえで、いかに現地は誤差を最小限にするかも腕の見せ所の一つですね。


風来坊 投稿日:2024年04月22日 16:36 No.3686
北海道調査士さんの仰る通りですね。
既知点に大なり小なり誤差があるのは「当然」です。
それを理解したうえで誤差を小さくするかが測量技術者の使命です。

>開放トラバース、結合トラバース、厳密網のどの手法も可の現状では同一点誤差は避けられない。
だから開放トラバースでという結論なのでしょうが、登記官の測量知識や技術は一部を除いて我々調査士には及びません。
それで登記官のお墨付きを得たと思われるのであれば問題ですね。

GSさんが書かれているように業務取扱要領では開放多角方式の距離は100mとされています。
しかし、精度区分も考慮せず一律に100mというのはいかがなものでしょうか。
添付の図を見て頂ければ開放多角方式がいかに危険なものか理解していただけると思います。単位多角方式も同じ。

>ですから開放トラバースでも出会い誤差は1センチ内
どこからそのような結論がでてくるのでしょうか。


風来坊 投稿日:2024年04月22日 17:14 No.3687
たかしさん
>精度の高い測量っていつ実現するかもわからない
何を以て高精度なのかが分かりませんが、まさか誤差0の成果ということではないですよね。
一般的には規定等で要求される精度より数倍上回れば高精度といってよいのではないでしょうか。
例えば業務取扱要領では筆界点間の点検測量での較差の制限は平地で1/2000とされていますが、それが1/5000であれば高精度といっていいと思います。

シマジさん
>50m×sin19″=4mm
ρ"(206265")という数値を聞かれたことはありませんか。
ρ"は1ラジアンの秒数で、θが微少角であれば sinθ ≒ θ となります。
つまり上記の計算は、50.000m×19"/206265" = 0.004m というように三角関数を使わなくても計算できます。
ご参考まで。




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