ジョージ・セル談話室


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オペラ指揮者セル!
やっぱりセルが好き! 投稿日:2022年08月22日 03:45 No.387
「George,youre your own worst enemy」
⇒「ジョージ、あなたは自分自身の最大の敵よ」
 「ジョージ、あなたの最大の敵はあなた自身よ!」

第7章「ジョージ・セルとルドルフ・ビング」の最後に出て来るヘレネ夫人の言葉ですが、言い得て妙ですね。

生涯を通じて自らの美学を貫き、常に至高を目指し求めたセル。
自らの美学を貫く為に『決して妥協する事が無かったセルの最大の敵(障害)が自分自身だった』というのは非常に良く理解出来ます。

そのセルにとって、総合芸術的なオペラは(美学を貫き通すには)あまりにも負担が
大き過ぎたのでしょうか?オケだけでなく、歌手・演出・舞台装置等々‥
その全てに常に最高を求める事は、セルの時代でも厳しかったのでしょう。

正規録音を残さなかった(残す事が叶わなかった)セルですが、それでも幾つかの音源が
残されている事に感謝したいと思います。

特にタンホイザー・薔薇の騎士・魔笛はセルのオペラ指揮者としての偉大さを十分に
聴く事が出来る至宝だと(個人的には)考えています。

これらが素晴らしいが故に、正規録音があればと思ってしまうのも事実ですが‥


やっぱりセルが好き! 投稿日:2022年08月22日 04:00 No.388
これ以外にもメトでの薔薇の騎士や問題の年?54年のタンホイザーも残っていますが
タンホイザーは42年の方が遥かに素晴らしい(メルヒェオールが最高) 49年ザルツブルクの
薔薇の騎士はヒルデギューデンの美声が!59年魔笛は歌手陣の豪華さに圧倒されます。


ぜん 投稿日:2022年08月25日 21:02 No.397
やっぱりセルが好き!様

セル氏のオペラのライブ録音は、こんなにあったのですね。
勉強不足で、知りませんでした。
どれも聴いてみたいものばかりです。

特に、薔薇の騎士は、私も大好きな作品ですので、本当に聴いてみたいです!
エーリヒ・クライバー氏の録音同様、ライニングさんは元帥夫人役で、ギューデンさんは
ゾフィー役でしょうか。
私はギューデンさんの歌も大好きで、ベーム氏がウィーン響と録音したシュトラウスの
ダフネ(ジャケットも素敵です!)を特に好んで聴いています。
セル氏とギューデンさんのばらの騎士、ぜひ聴きたいですね。

魔笛も豪華キャストということで、ジャケットの歌い手の名前が小さく、よく見えません
でしたが、こちらも聴いてみたいです!

まだ入手できないか、調べてみたいと思います。
情報、ありがとうございました!


浅野修 投稿日:2022年08月26日 06:38 No.399
やっぱりセルが好き!様、こんにちは。
ぜん様、こんにちは。

私はオペラを全くと言って聴かないので、お二方のdeepな会話には全くついていけませんが、ビゼーの「カルメン」の録音が有ったらと「アルルの女」組曲を聴くと思います。
どなたか有名な方が、「カルメン」には音楽のすべてが詰まっていると言っておられたような。

Yung様のHPに「薔薇の騎士」全曲がUPされておりますことをお知らせします。

失礼しました。


ぜん 投稿日:2022年08月26日 21:40 No.407
浅野様

カルメンもいいですね。
37歳で書いた作品とは思えないです。
ビゼーもまた、天才でしたね。
カルメンにも名盤が数多いですが、私はアバド氏とロンドン響との録音を好んで聴いています。
タイトルロールのカルメンはベルガンサさん(当然、言うことありません)。
ドン・ホセ役はドミンゴさん(もちろん、言うことありません)。
エスカミーリョ役はミルンズさん(ベーム氏とウィーン・フィルのドン・ジョヴァンニの
タイトルロール、本当に素晴らしいです!)。
そして、ミカエラ役にコトルバスさん(またまた、言うことありません)。
これだけでも、素晴らしいキャストだと思います。
ロンドン響もアバド氏の棒に見事に反応していて、これは名盤の一つと言って過言では
ないと思います。

Yung様のHPに薔薇の騎士全曲がアップされているのですね。
早速聴かせて頂きたいと思います!

浅野様、情報ありがとうございました。


やっぱりセルが好き! 投稿日:2022年08月27日 03:53 No.409
ぜん 様

添付画像で配役確認出来ますでしょうか?

薔薇の騎士⇒ライニングも良いのですが、最高の元帥夫人はロッテ・レーマンだと思います。
私も作品自体が好きなのでそれなりに所有していますが、ぜん様のお気に入りは?

魔笛⇒91年発刊(300頁位)のDie SALZBURGER FESTSPIELEを所有していた為に、59年セル魔笛!
は知っていましたが、gala(MADE IN PORTUGAL・添付画像左側)のCDを輸入盤コーナーで
見つけた時は衝撃でした。震える手でCDトレイにセットしたのを記憶しています。
正規盤?のOrfeoよりもgalaの方が発売は先だったと思います。

音質も十分鑑賞に堪えられるレベルですし歌手陣も当時としては最高!
セルの指揮した最後のオペラが魔笛で、録音が残っているというのは幸せですね。
(伝記本303頁に詳述されています)


ぜん 投稿日:2022年08月27日 05:29 No.412
やっぱりセルが好き! 様

配役の画像の追加アップ、ありがとうございます!
よく確認できました!
薔薇の騎士も素晴らしいですが、特に魔笛はため息が出るような配役で(笑)。

薔薇の騎士、最高のマルシャリンはロッテ・レーマンさんとのこと。
私は残念ながら、レーマンさんの歌を聴いたことがないんです。
お名前は昔から知っていて、一度聴いてみたいと思いながら、未だ聴けず...。

お気に入りですが、作品が好き過ぎて絞れない...(笑)
強いて言えば、ベーム氏とドレスデンのものでしょうか。
まだ切れ味の鋭かったベーム氏の作品解釈は、白銀のようなドレスデンの演奏に
ぴったりで、いいですねぇ。
でも、ベーム氏のものだと、ギューデンさんのゾフィーが聴けないので、やっぱり
エーリヒ・クライバー氏かクナ氏のものかなぁ...(笑)
いや、ギューデンさんのゾフィーもいいけど、ルチア・ポップさんのゾフィーも
素晴らしいから、カルロス・クライバー氏とバイエルンのものが...。
でもルチア・ポップさんのゾフィーを聴くなら、より若くて魅力的だった頃の
バーンスタイン氏との録音の方が...。
...すみません、やっぱり絞れません...(笑)

最初に聴いた薔薇の騎士はカラヤン氏のウィーン盤(DG)でした。
発売と同時に買いましたが、まだ私は中学生でした。
それこそ、毎日聴いていて、一番よく聴いた演奏かも知れません。
今でも大好きな演奏です。
94年のカルロス・クライバー氏とウィーン国立歌劇場の来日公演のプレミエも観劇
しました。
あれも夢のような一夜で、心から感動しました。
なにせ、オペラはオケだけでなく、歌手も入ってきますから、なかなか絞れないですね(笑)。

セル氏の魔笛の配役も、本当に素晴らしいですね!
ベーメさん、ホッターさん、パミーナはデラ・カーザさん、夜の女王はケートさん
だったんですね。
ベリーさんのパパゲーノとシュッティさんのパパゲーナ。
豪華キャストですねぇ。
これにセル氏とウィーン・フィルが加わるわけですから、それはもう...ため息が
出ます(笑)。

シュッティさんはフィガロのスザンナが本当に素敵でした。
マゼール氏とウィーンのザルツブルクライブの映像が、昔YouTubeにアップされていて、
拝見しました。
その公演では伯爵夫人をギューデンさんが歌っていて、それもまた素晴らしくて...。

ということで、セル氏の魔笛、探してみましたが、HMVもタワレコもAmazonも、もう
売ってないようです。
今度、中古屋に行って、探してみたいと思います!


やっぱりセルが好き! 投稿日:2022年08月29日 04:58 No.424
ぜん 様

談話室の趣旨から外れて行きますので、これで最後にしますが‥
オペラ談議は楽しいですね。

ベームが自ら「最良!」と呼んでいたドレスデン時代。何故か評価はあまり高くない様ですが
私も大好きです。リタ・シュトライヒお気に入りです。

薔薇の騎士がお好きでしたらロッテ・レーマンは是非!1933年録音 歌唱法自体古さを
感じる所もありますが、老いを受け入れながら気品を保とうとする元帥夫人の心情をこれ程
切々と歌い上げる事が出来るレーマンは素晴らしいと思います。

カラヤンですと私はフィルハーモニア盤が好きです。シュワルツコップの魅力もですが
正しくとろける様な音!カラヤンの最も良い所が出ていると思います。


やっぱりセルが好き! 投稿日:2022年08月29日 05:09 No.425
大好きなヒルデ・ギューデンの愛聴盤を2枚紹介させて頂き本当に最後にします。

彼女の本領はオペラよりもオペレッタであったと思います。

レハールのメリーウィドウそしてロベルト・シュトルツとのコンビは最高です!


ぜん 投稿日:2022年08月29日 23:07 No.426
やっぱりセルが好き!様

本当にオペラ談義は楽しいですね!
ただ、談話室の趣旨とは確かに離れてしまいますので、私もこれで終わりにしますね。

ベーム氏の薔薇の騎士は、例えばベーム氏が日本で喝采を浴びた70年代以降くらいしか
聴いたことがない方々にとっては、あの切れ味にはびっくりされるかもしれませんね。
私はベーム氏のファンでもありまして、どの年代もそれぞれに好きではありますが、
特に好きなのは、50年代以前です。
ちょうどその頃に薔薇の騎士を録音してくださったのは、私個人的には本当に嬉しいです。
特に2幕は本当に素晴らしいと思います。
シュトライヒさんのゾフィーも、もちろん素晴らしいです(ゼーフリートさんの
オクタヴィアンも素晴らしいですが)!
それと、ベーメさんのオックス!
例えばエーデルマンさんのようなウィーン訛りのドイツ語ではありませんが、個人的には
一番好きなオックスかも知れません(カラヤン氏のDG盤のモルさんも、ウィーン訛りの
ドイツ語、とても頑張っていらっしゃると思いますが!)。

レーマンさんのマルシャリン、YouTubeに1幕の冒頭から20分ほどアップされていたのを
見つけまして、先ほど聴きました。
やっぱりセルが好き!様がジャケットを上げてくださっている、ロベルト・ヘーガー氏との
録音でした。
一聴して、ファンになりました(笑)。
素晴らしい歌声ですね。
所々のカットが惜しいですが、ナクソスが復刻しているようなので、近いうちに入手
したいと思います!
1幕のモノローグ、楽しみしています!

カラヤン盤はフィルハーモニア盤も所有していますが、昨日書き込みさせて頂きました
ように、私はDGのウィーン盤から入ったもので、刷り込みというのでしょうか、
フィルハーモニア盤よりも、ウィーン盤のほうが馴染み深いです(笑)。
ですが、一般的にはフィルハーモニア盤のほうが、評価は高いでしょうかね。
歌手のレベルは、シュヴァルツコップさんのマルシャリンを初め、ウィーン盤よりも
高いと思っています!

そして、ギューデンさんのメリー・ウィドウ!
はぁ...聴いてみたいです...!
やっぱりセルが好き!様が上げてくださっているレコードのジャケットには、コンプリートと
書いてありますが、今はハイライト版しかCDでは手に入らないようです。
きっとハイライト版でもヴィリアの歌やダニロとのワルツなどは入っているのでしょう
けど、全曲盤で通して聴く中で聴くのとは、感動が違います。
これも、全曲盤を中古屋で探してみます!




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