ジョージ・セル談話室


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あの(名)海賊盤が!チャイコフスキー ピアノ協奏曲
やっぱりセルが好き! 投稿日:2022年07月03日 04:18 No.125
106枚組(The Complete Album Collection)の存在は知っていても、その内容を全てチェックする事はありませんでした(正規録音は全て所有しているので) But先日タワーレコードの宣伝を読んで驚きました。
ホロヴィッツとのチャイコフスキーピアノ協奏曲が海賊録音から正規録音とされ、正式に販売されていた事を初めて知ったからです。
海賊盤(不正規録音)とされていたものが半世紀を経て正規録音となる!他にも同様のケースはあるのでしょうか?

協奏曲の演奏タイプとしては‥

①指揮者(オケ)がソリストをリスペクト。なるべくソリストが個性を発揮&演奏し易い様に伴奏に徹するタイプ。

②指揮者(オケ)とソリストががっぷりと四つに組み、その緊張感の中で曲の魅力を一層高めて行こうとするタイプ。

③(指揮者が)ソリストが目立つ事を好まず、あくまでもオケの一つの楽器パートとして一体感を重視するタイプ。

④諸般の事情で共演する事になったが、互いにリスペクトする事なく好き勝手に演奏して破綻して行くタイプ。

カーゾン・ホロヴィッツ・グラフマン それぞれどのタイプになるのでしょうか?
私はホロヴィッツとの録音は、互いに好き勝手に演奏しながら破綻せずまとまった(?)所謂逆名盤だとずっと思って来ましたが、皆様の御意見は如何ですか?

PENZANCEレコードは当時海賊盤専門レーベルとして有名だった様です。


ぜん 投稿日:2022年07月03日 20:20 No.131
やっぱりセルが好き!様

私も先日この録音を聴いたばかりでした。
106枚ボックスを購入し、セル氏のファンとなった私ですから、「あぁ、ホロヴィッツさん
とも共演していたんだ」、くらいにしか思わず、先入観なしに聴いて、あまりの熱演に
驚きました。

ただ、セル氏と他のピアニストとの録音も聴いて、ホロヴィッツさんとのこのライブは
ちょっと毛並みが違うなとは思いました。
セル氏のやりたかった演奏になっているのだろうか、とか...。

ですが、セル氏もホロヴィッツさんも、流石ですね。
がっぷり四つに組んで、互いに引かない。
演奏時のテンションも見事に互いに拮抗していますし、聴き手としては、最高に
エキサイティングな演奏だったのではないでしょうか(終演時の聴衆の割れんばかりの
拍手!)。

セル氏とホロヴィッツさん、お二人にとってどういう演奏だったかは別として、結果と
して、これだけ聴衆を沸かせる演奏になっているのですから、協奏曲というものの
演奏のあり方という点では考えさせられるものはありましたが、それでも私個人的には、
恐らく協奏曲で互いにこれほどの熱演は滅多に聴くことが出来ない、大変な名演だと
思いました!

tomari様

貴重なエピソードを書いてくださって、ありがとうございました。
ホロヴィッツさんのヒストリックリターンの件については存じておりましたが、セル氏の
発言が、ホロヴィッツさんがコンサートから離れるきっかけになっていたというのは
知りませんでした。

また、106枚ボックスに、当初オルフェオに販売権が移ったザルツブルク物があと
6枚も入る噂があった、というのも知りませんでした。
106枚ボックスは大変なディスク量で、すべてを聴き終わるには大変な時間を要しますが、
もっと多くの録音を聴ける可能性があったんですね。
結果入らず残念です。

私は未だボックス全てを聴き終えてはいませんが、評伝と並行して、ボックスも
じっくりとすべての録音を楽しんで聴いていきたいと思います。




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