音樂批評雑誌『青の騎士の友』

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これからのtouhou

荒潮は渋い顔をしてこれを見ていた

荒潮「わたし、これを　知　り　な　が　ら　突貫すると思われてたのぉ・・・？」
熊野「貴女のやったことはそういうこと。プリンツは知っててやったと思っている」

荒潮「そりゃ・・・、そうだけどぉ・・・、でも、他人のためにそこまでの情は無いわよねぇ？」
熊野「では誰も人類の救済になど立ちませんわ。　そ　こ　ま　で　なのです」

荒潮「誰でもやることは、やりたくない。誰もやらないことも、やりたくない」
熊野「敵方のやることを、やろうと。そういう報告にしておきますわ」

これは夢解析。
昏々と眠り続けるプリンツが起きないからおかしいと思って見に行ったら、「もういい」という書き置きがあった。

鈴谷だろう。何をした・・・

他者の夢を覗き込むことはできる。例えば、荒潮を観測員に指定するとと・・・

荒潮「あのさぁ～、こういう裏切り者狩りするって聞いてなかったわよぉ！？！？！？」

熊野「駆逐艦はそういう位置付け。だからこそ責任が軽い」

熊野「これは独り言ですけれど・・・」
荒潮「なによぉ」
熊野「第一次世界大戦以降、国のために戦うと常に必ずどこかで守ろうとした　そ　の　国　か　ら　裏切られて死ぬ。
それはどこの国でも国際共通です」

熊野「それで、一度無政府無国籍主義者に　な　ら　な　け　れ　ば　な　ら　ず　、その後は自由。
再び愛国者の装いをすることもできる」

熊野「プリンツオイゲンには愛国の気持ちなどサラサラ無い。
それは　愛　国　者　な　ら　気付くのでしょう。
だから切った。そういうことですよね？」

荒潮「・・・ふん。あんただって切ってやるわ」
熊野「おかしいですわね。この状況でも　プ　リ　ン　ツ　が　本　当　。
貴女が偽物」
荒潮「だとしても、わたしはアメリカが許せない。中国も許せない。ロシアも、韓国も、高麗も！！！！！！！！！！！」

荒潮「駆逐艦といえども、一度砲撃すれば街は半壊。貴女は責任を問われる」
熊野「おかしいなぁ・・・」

荒潮「だからこそ、わたしは」
鈴谷「そこまでだ熊野。わたしは、」
熊野「【わたしの砲撃で壊れる街をこそ愛している】んでしょうね？」

鈴谷「話にならないよ」
荒潮「ね～」
熊野「あのですね。わたしは記録を残さねばなりませんの」

鈴谷「本当はね。プリンツがズルをしていたことに怒っている」
熊野「わたしはプリンツの切り捨て用フックショット持ってましたけどね」
荒潮「それじゃ間に合わなかった。私は詳しいのよぉ！！」

鈴谷「一瞬、か二瞬か知らないけどさ。
プリンツは不当な兆単位の高レートでギャンブルをしていた。わたしの命とキャリアを勝手にベットした！！」

熊野「ああ、例の４００万」
荒潮「もっと高いわよぉ」

鈴谷「わたしはバイトをしたことが無い。だからこそ言えるんだけどさ」
荒潮「プリンツは産業社会を操縦できない」

荒潮「　に　も　か　か　わ　ら　ず　、あの女は社会を強奪することばかりを考えている。それが変」
鈴谷「じゃなくて、不審な操縦をしていて、それをわたしから　見　え　な　い　よ　う　に　していた！！」

熊野「わたしはプリンツのしていた操縦はできます。ある程度ですが」
鈴谷「できてなかったね」
荒潮「できてない」

荒潮「プリンツの言ってるこれね。
か・な・り書き直された歴史よぉ。　わ　た　し　は　詳しいんだ！！」
熊野「は、はぁ・・・？？？」