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天皇教  統一教会問題を止揚する

1: KZ:2022/09/23 21:03 No.108
天皇制 統一教会問題を根底的に止揚する

旧統一教会(勝共連合)は 自己の保守理念と信者からの収奪の構造を推進するために 日本・自民党に最大限食い込んだ。祖父岸信介(CIAのエージェントであり 勝共連合の創始者)以来 統一教会の守護神の立場を守り続けてきた安倍晋三が この癒着の窓口の中心となってきた。最後に 徹底した収奪構造の犠牲となってきた青年によって命を奪われたわけで、これぞ最大の皮肉とも自業自得とも言うしかない。
韓国人教祖によるこの邪教の害毒については 既に多くの国民の知るところとなった。おそらく 再びこの統一教会が 自民党との癒着を梃子に権勢を振るうことはできなくなったことだろう。

けれども 憲法(最高法規)の中に あたかも治外法権の如く天皇制を戴く限り いつでもこうした宗教による政治への介入という事態は起こりうると考えたほうがいい。現に創価学会もまた公明党と名を変えて自民党政権に深く食い込み 自己の権力と利権を大きく伸張させてきた。
天皇制(幾度も書いてきた通り その本質は天皇教と称すべき全く任意の一宗教に過ぎない)を存立の中心理念に戴く自民党には こうした邪宗の介入を排除する能力は、根本的に無い。天皇教も統一教会も創価学会も、共同幻想としての宗教であるという本質において なんら変わりはないからだ。たとえ邪宗の無謀を排そうとしても、いつでもその足元を「お前たちが信奉し金科玉条とする天皇教と どこがどう違うのか」という反撃によって容易に切り崩されてしまうからだ。

この問題を解決するためには 自民党を下野させ 国民の合意を進めて 日本国憲法の条項から天皇制を完全に消去するしかない。それによって初めて 天皇制は任意の一宗教として定位され、国民の平等や信教の自由という最も肝要な日本国憲法の理念が 矛盾なく貫徹されることになる。政治体制に 基本的に宗教を関与させないという原則もまた ここにおいて初めて実現しうる。(ついでに言うけれど 天皇制もまた 国家権力から完全に自立し 信者のみによって運営・支援される一宗教として 初めて定位されるのである。)
根深く残るこうした後進性をきちんと止揚することが 統一教会問題を根底的に解決するための第一歩であることを 私たちは認識しておかなければならない。

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