北海道ボランティア・レンジャー協議会
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冬芽葉痕シリーズ
藤吉功
投稿日:2024年03月27日 07:06
No.663
春を待つ樹木たち。クルミ科サワグルミの冬芽は、互生。初めのうち鱗芽ですが、早々に芽鱗を落として裸芽となり、光沢のある軟毛が密生して厳しい冬を乗り切ります。この季節、芽鱗が残るのは希(写真1枚目・左端)。葉痕は、ハート形で維管束痕が目鼻のようにくっきり。
初夏の開葉とともに、雄花序も雌花序も一斉に開花(写真2枚目)。果実は、意外に小さく、ソロバンの玉を連ねたように長さ20-30cmほどの果穂に(写真3枚目)。まるで、耳釣りで海中に垂らした養殖ホタテのようですね。