鳥と空
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航空事故
beaver 投稿日:2024年01月02日 22:14 No.3077
今日夕方、いきなりニュース速報で羽田空港で火災発生というのが入ってきました。
そこで見ていて思いましたのは、日航機が着陸して少しして爆発してるような感じがしました。その爆発後の映像から爆発直後には日航機は頭を地面につけていてノーズ車輪(操縦席の下にある前方の車輪)が折れているかなくなっているかで頭をつけて火花を出しながら着陸滑走しているのだと思いました。
で、その後、海保機とぶつかったということが分かりました。ということは海保機が滑走路の真ん中付近まで来ていてそこに日航機が着陸してきたことになります。
この場合、すぐに考えなければいけないことはどちらかの航空機が管制指示を間違えて聞いてしまったか、管制官の管制指示が間違えたのかの3つの間違いが考えられますが、その後のニュースの解説者みたいな人が話す中には、殆ど両航空機のどちらかが管制指示を聞き間違えたみたいなことを平気で話していました。日航機への着陸許可と海保機への離陸許可(もしくは横断許可をあたえる管制官の指示間違い)、あるいは着陸する飛行機へ着陸許可を与える人と海保機への離陸許可のための滑走路進入許可あるいは離陸許可(あるいは滑走路横断の許可)を与える管制官をコントロールする統制官みたいな人の間違い、それに基づく許可を与える着陸、離陸管制官あるいは地上滑走許可を与える管制官との相互連携がまずかったかもしれない可能性はそれなりに考えられるのに、私の耳には殆どどちらかの機長が管制指示を間違ったみたいな本当に偏見に満ちた解説を行っていました。
私の経験からはひょっとしたら違うかもしれませんが(本当に評論するのであれば一応専門家(管制官)に確認しますが)計器飛行方式で着陸する航空機に着陸許可を言葉で伝える管制官と離陸しようとする航空機に離陸許可を与える管制官は違っていまして、それぞれを統制すべき管制官がいて、コントロールしていると思いますが、これからの指示を着陸管制官と離陸管制官へ間違って伝えられることも考えられますし、統制する人がそれぞれの離陸着陸の滑走路を(別々の滑走路と考えたり)異なるものと考え許可を与えられる可能性も考えられます。
したっがって考えられる様相は多くあるはずなのに・・・・・
そして字幕の中には海保機が日航機に衝突みたいなのも出てきました。
この時、思いましたのは昔の全日空機とF86との雫石での空中衝突の時のことでした。
新聞に自衛隊機が全日空機に衝突と出ていました。
実際は旋回しているF86に後方から全日空機が衝突したのであって、どちらが悪いかどうかは別にしてもF86からぶつかって行ったという表現の仕方で速度の速い戦闘機が速度の遅い民航機にぶつかっていったという印象を与えらました。当時の戦闘機、F86は音速を出せない戦闘機で通常、戦闘に適した音速の0.7
~0.9倍くらいで飛行し戦闘中は音速の半分も出ない中で飛行することが普通でした。そして当時のジェット旅客機は燃費の良い音速の0.9倍ぐらいで速度を落とすことなく飛行するのが普通でした。ですからF86戦闘機が後から突っかかるなんて考えられないので間違った観念、あるいは先入観で記事が書かれたとしか思えないのがありました。
何を言いたいのかというと海保機の機長の管制指示聞き間違いでなかったら海保機はちゃんと離陸許可をもらって滑走路に進入し離陸しようとしたところへ日航機がぶつかってきたのであり全く悪くもなく逆に地震災害のために任務しようとする尊い任務の犠牲者(もし、指示管制聞き間違いにしてもその中に載っている海保の人達には単に犠牲者であって)、その人達を無視したような表現は大きく間違っていると思っていますということです。
私は海保機がこの時間に離陸しようとしているのは多分、地震関係のフライトではないかとすぐに思ってまして海保機が皆を助けるために離陸しようとするのをあたかも海保機の管制指示間違いではないかと言った評論家の人の言葉許せないと思いました。
そして日航機の乗員乗客も大切だが海保機と衝突したのなら何故に海保機の乗員の安否のことをすぐに報道しないのかメディアの馬鹿さ加減に情けなくなりました。
日頃、人の命に平等みたいなことを格好よく言っているメディアの人達のいい加減さをまた見せられました。
そして、もう一つこれは素晴らしい事ですが、ぶつかったあとにそれなりに日航機の中に火が出ているのを確認出来ましたが、そんな中で、あのぶつかってコントロールしにくい航空機をしっかりコントロールし滑走路に近い中に止め、安全に乗員を脱出させた機長以下アテンダントの皆さんの誘導は素晴らしいものだっただろうと思いました。
それとそれに多分、素直に従われたであろう、冷静であっただろう乗客の人達にも感心させられました。
それに比べてメデイアの評論家のいい加減なこと。本当に情けなくなりました。
命はみな平等です。それを忘れたメデイア関係者、原因を考える上で考慮すべき事をある方向からしか見ないような表現をした解説者がいることに幻滅した事案でした。
ともあれ海保の方々、残念でなりません、また日航機の乗員乗客の方たち本当に無事で良かったという思いでした。


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