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えぼし・二日目
植村
投稿日:2023年08月13日 09:15
No.114
8月10日(木) 天候:濃霧→晴天 参加者:親子19名 スタッフ:永井・植村
2回目のえぼしは曇りどころかものすごい霧に包まれていました。受付に来たご家族には「星を見るのはとても無理だと思いますよ。」と船長。そこで、諦めて帰られた方々もおりましたが、
何とか話だけでも聞きたいという皆さんがゴンドラで上まで登りました。しかし、上に行くほどガスが濃くなり、絶望的な状況です。それでもお客様が来ていますので、
「今日見えるハズだった星空」についてのお話をすることにしました。あまりの濃霧に、当然望遠鏡はセットしませんでした。
前回行方不明だったスクリーンは、幸い棚の陰の床に横たわっているのが見つかったので船長が早速セットし、私は「今日の星空」の他に何の星座物語をスライドショーで見せようかな?と考えながらパソコンの準備をしました。
ところが、「今日の星空」の説明をしている間に外の様子を見に行った船長が、「皆さん、今空を見たら、“夏の大三角”とうしかい座の“アークトゥルス“の4つの星が見えています!!
『今日の星空』の話が終わったら、外へ出てみましょう!」と声を弾ませてみんなに呼びか
けました。
せっかくなので、少しでも早く星を見てもらおうと説明を早めに切り上げ、みんなで屋外に出てみると、徐々に視界が良くなってきました。まず目に飛び込んできたのは北斗七星と北極星、
それにカシオペヤ座。おとめ座のスピカは沈んでしまっていましたが、アークトゥルズはくっきりと輝き、さそり座もS字型の堂々たる姿を見せています。いて座の南斗六星もはっきり見えるようになりました。
天頂付近にはヘルクレス座と、案外大きく見えるへびつかい座。そして夏の大三角の間にはうっすらと天の川が・・・。
船長と私はそれぞれライトを使って、今度は本物の星空を指し示しながら星についての説明やギリシャ神話のお話し、またちょうど飛び始めたペルセウス座流星群についての解説などを行いました。
明るい惑星は無かったものの、流れ星(群流星、散在流星)や飛行機、人工衛星なども結構飛ぶのが見られ、また、双眼鏡を持ってこられた方にはアルコル・ミザールなどを見ていただいたりして、
参加者の皆さんはそれなりに楽しいひと時を過ごされたのではないかと思います。 永井船長、お疲れ様でした。
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