WEB 文芸四季 (旧藤井アパート)


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無題
竹ノ塚タケヲ 投稿日:2024年05月07日 19:56 No.2792
中3〜高1にかけて
親しい女性がありました。
同じクラスの同級生で、
付き合ってたってわけぢゃないけど、
人から見れば
付き合ってたふうだったのかも
しれません。
あくまでも学内で、
放課後にお話をしたり、
土曜の午後に残って
なんとなく時間を過ごしたり。

その人は絵を描いてる人で、
公立の工芸高校の美術科に進学しました。
私は文芸の真似事みたいなことを
していましたので、
そのへんで通じるものが
あったように思います。

そしたら工芸高校に
「素敵な先輩」てのがいるらしく、
そいつが演劇部だったんです。
唐十郎にハマってて、
やがて彼女も唐十郎を読み出し
演劇部に入ってしまいました。

徐々に疎遠になってしまいましたが、
付き合ってたという感覚が
もともとなかったので、
喪失感は強かったものの
別れたという実感はありませんでした。

そのへんの顛末を書いたのが
私の小説の処女作でした。
確か、煩悩の数と同じ108枚。

そんなわけで唐十郎には
深い思い出がある次第で。




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