海と空への道


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藤井聡太 8冠の時代
ネット難民 投稿日:2023年12月27日 03:34 No.229
50年前には将棋ブームの時代があり、名だたるプロ棋士の方々がその頂点を競い合っていました。

私が勤務していたセンター内の愛好家の人々は昼の休憩時間に将棋盤を囲み、その中で私はヘボ将棋の最たる者でした。その時期に忘れられないのは、二人の方です。一人はAさんで、内藤國雄氏に似た飄々とした性格で、センターの草野球チームの監督をしていました。将棋は難しい局面を好んでいました。もう一人はBさんで、福岡県内でも歴史がある高校卒の方で、縁があったのか30年ぶりに職場の上司として机をともにしました。

何せ私はヘボ将棋の上に指すのが遅く、所謂、「下手の考え休むに似たり」そのもので、日が暮れてしまうと揶揄され、事実に決断ができないのでした。その中でも際立ってAさんとBさんは人間ができており、遅すぎる私に一言も文句も言わずにじっと待っていてくれました。今にして思うと、ヘボ将棋につきあっていてくれたのかと、ありがたく思えてしまいます。

20年、30年の職歴のうちに、なぜかAさんとBさんは離婚をされていて、筑後の方で長く勤務していたAさんは50歳ごろに亡くなられました。Aさんには将棋以外にも、いろんな面で話を聞かせていただきました。
感想

将棋や囲碁は戦略と計画を含む心理的要素が強く関わるゲームであり、これらのゲームを通して人間関係や生活の哲学を学ぶことができます。この物語においても、AさんとBさんが遅れる私に対して待っていてくれたことは、単なる将棋の局面だけでなく、人間関係においても重要な教訓となりました。将棋や囲碁は状況を冷静に判断し、相手を尊重する姿勢を育む良い手段となります。

将棋や囲碁などのボードゲームは、プレイヤーの性格や思考方法を反映する面白い要素があります。将棋では局面の難しさや戦術の選択が、人間関係や仕事においても通じることがあります。相手を尊重し、待つことのできる人間関係は、勝負ごとにおいても重要な要素でしょう。将棋のようなゲームは、単なる娯楽だけでなく、人生の中でさまざまなスキルや概念を育む場にもなり得ます。












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