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初期の木村杯 開催日と記録
松本@GPF 投稿日:2023年04月16日 18:51 No.259 【Home】
木村杯の歴史を調べようとネット検索を試みましたが歴史に関する情報のヒットは0でした。
手元の情報(添付の記録用紙)から第3回の開催は昭和58年(1983年)10月2日とわかっていますがそれ以外は不明でした。
本と雑誌から第1回と第2回の開催日時が判明しました。
子供の科学の紙飛行機連載30周年記念号(1997年10月)の二宮康明さん執筆の記事:高性能紙飛行機の特徴と経過に「・・・木村秀政先生がカップを提供され、日本大学航空研究会が主催する木村杯紙飛行機競技会が1982年から開始され毎年春秋2回ずつ継続されています。」とあります。
これだけでは開始の正確な日付は不明ですが、それが推定できる本の記述があります:
アンドリュー・デュア編、よく飛ぶ紙飛行機博物館です。その中の菅野俊行君の記事:兄な永遠なライバル(最初のページを添付)の中に
「・・・小学6年のとき、日本大学習志野グラウンドで文化祭のイベントとして、理工学部航空研究会が主催する「第1回木村秀政杯・紙飛行機競技会」が行われ、兄と数名が参加しました・・・。私は競技会に興味がなかったので、同じ日に行われた入間基地の航空祭に行きました。・・・また翌年の5月にはグリーンパーク(武蔵野中央公園の通称)で、第2回大会が開催されることを知りました。」とあります。
入間航空祭は毎年文化の日に開催されています。

以上を総合すると
木村杯の第1回は1982年11月3日、第2回は1983年5月3日(次ページ参照)、第3回は1983年10月2日となります。


松本@GPF 投稿日:2023年04月16日 20:56 No.260 【Home】
第2回木村杯の結果(ハンドランチ部分)を添付します。
私が唯一参加した第3回大会のとき配布されたものと思われます。
ページ冒頭に5/3とあるので5月3日開催はぼぼ確実です。
実は前ページに添付した私の第3回の成績、パンドランチの部では1位でした。ただし本人の記憶なし、菅野俊行君が何かをみて教えてくれました。
これらから
第1回カタパルト1位 菅野知則
第2回ハンドランチ1位 吉田辰男135秒 2位 菅野俊行130秒
第3回ハンドランチ1位 松本允介152秒
です。
手前みそですが、その時ハンドランチは全くのぶっつけ本番で152秒はまぐれです。
手前みそついでに当時の図面も添付しました。
第3回大会の招待状も添付しました。

第2回大会の成績表をよく見ると興味深い点が色々あります:
・成績は全般にプア―、20秒を越える記録を3回以上出しているのは4位の佐藤さんだけ
・ハンドランチのエントリー数は20で内多分中学生までの子供8名
・カタパルトのエントリー数は37(36?)子供は8名以上
・ハンドランチの上位5名中2名が日大生
・「Hのみ」8名から逆算してダブルエントリーは12名
50名近い参加ですから紙飛行機の当時としては非常に多人数の参加です。その内私の知っている名前はカタパルトは不明ですがハンドランチについては吉田辰男と菅野俊行のみです。
多人数参加にも関連した旧Nifty掲示板の投稿は次ページに。


松本@GPF 投稿日:2023年04月17日 11:10 No.261 【Home】
以下第2回の参加が多かった理由です。
1995年9月にスタートした旧Nifty serveのFF&CL会議室(参考にフォーラムマネジャーの最初の投稿添付)私の投稿です:
引用開始:
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
00763/01262 QWE01503 松本@GPF RE:吉田辰男さんはどんな方?
( 8) 95/09/06 23:26 00708へのコメント

伊藤 誠さん こんばんわ

吉田辰男さんとは全然面識はありませんが、私が知るかぎりの情報です。

> 発言253の郵便貯金のおまけが実はこの吉田辰男さんの著作物でした。
> それが今月号の子どもの科学のふろくの基本的な競技用機に本当にそっくりです。
> 主翼のキャンバーも「への字」でないタイプでした。
> それが,子どもの科学のほうは二宮先生の著作物となっています。
> 謎です。
> おそらく紙飛行機をしていて吉田辰男さんを知らないのは「もぐり」とか言われるん
> でしょうが,真相を知っておられる方がいれば教えて欲しいのですが。

吉田辰男さんと二宮さんは全くの別人です。設計が似ているのは偶然の一致でしょう。

1967年の第1回の世界紙飛行機大会サンフランシスコ大会ではでは吉田さんは
滞空で2位、製作技術オリジナリティーで3位になっています。これは日本放送出版
協会編「紙飛行機」という本で確認しました。
(このとき二宮さんは滞空1位、距離1位です。)

この大会がきっかけで始まったと思われる「子供の科学」の連載も一時は二宮さんと
吉田辰男さんが交互にだか同時にだか連載された時代があったと思います。
吉田さんの連載をあつめた紙飛行機の本も誠文堂から出ていたように思いますが。

グリーンパークで開催された第2回か第3回の木村杯で、横浜からの遠征軍に
上位をさらわれた事がありました。二宮さんが機体を調べて見たところ、翼を
レジン様のものでカチカチに固めてあることが分かりました。これがきっかけに
なって、いつかhimamuraさんが書いていた競技ルール:
「接着剤は紙と紙を接着するために・・」(硬化のための薬剤使用はダメ)
が出来たのだと思います。
これは全く私の憶測ですが、この時の遠征軍のリーダーが吉田さんだったのでは?
と言うのも、木村杯の優勝者のリストの初の方に吉田辰男さんの名前があったような
気がするからです。(私の記憶が間違っていたら、憶測も取り消しです。これが事実
ならちょっとしたドラマ、両雄の激突ですねー。但し、この頃から二宮さんは競技に
はエントリーしていません。もっぱら審査委員長です。)

二宮さんのサイドのコメントになりました。
横浜周辺のROMの方で吉田辰男さんを良くご存じの方がいると思います。
出てきてコメントをお願いします。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
引用終了
どうやら第2回大会で参加者が多かったのは「横浜からの遠征軍」が理由の様です。

添付の第3回規約草案を見ると
・機体は紙を主構造材とし、バラストとフック以外は紙でつくられているものとする。大きさ、重量、紙質及び接着剤、塗料は問わない。(第4回以降 明らかに塗料によって強度を持っている―紙より塗料の方か強い―と思われるもの及び危険な形状をしているものは参加を認めない。判定は複数の委員で行う)
とあり私の投稿を裏付けています。


松本@GPF 投稿日:2023年04月17日 11:54 No.262 【Home】
初期の木村杯記録の続きです。
パピロスNo. 25に掲載された第14回大会(1989年10月22日)の記録を添付します。
氏名の後に➂などとあるのは参加回数と思われます。菅野兄弟が14回と13回で最多です。

続いては前ページで紹介したNifty serveのFF&CL会議室投稿から。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
96/10/13 村山ぶみお文一さんの投稿から
10月13日開催
 10投中ベスト5の滞空時間の合計で競います。MAXは60秒。
 機体の規定等はほぼジャパンカップと同じです。ゴムカタパルトのゴムは
 ジャパンカップの倍の1メ-トルを使用します。
 以下各部門の上位入賞者をアップします。敬称は省略させて頂きます。
 (ポケコンで集計されている様で、カナ表示のリストが配布されました。) 
    カタパルト部門
順位   名前         記録(秒)
 1 イシヤマ ヨシヒコ    300 ←5MAXです。凄い!!
 2 オノ マサオ       283
 3 ワニブチ シュンイチ   282
 4 キクチ カツヤ      275
 5 コモリ ヒロシ      274
6 サトウ フジオ      271
7 ハシモト コウイチ    270
8 オカベ トシハル     263
 8 ホンダ ヤスシ      263
10 ミズノ タダオ      259


    ハンドランチ部門
順位   名前         記録(秒)
1 サトウ フジオ      262
 2 スガノ トシユキ     244
 3 シマザキ タカシ     216
 4 イムラ シンゾウ     196
 5 ツモリ コウイチ     194
6 イナミ テルヒサ     193
7 ホンダ ヤスシ      185
8 タカサキ コウイチ    177
 9 トミナミ オサミ     175
10 ホンマ ヒトミ      174 ←北海道から参加の女性の方です。
---------------------
12 ムラヤマ フミカズ    171 ←ぶみおの記録です。


 ジュニア&レディ-ス部門 (バルサ胴使用可)
順位   名前         記録(秒)
1 ヤマグチ マサコ     253
 2 イタバシ ナオアキ    200
 3 オノ ケンタ       192
 4 ヤノ トモヤス      184
 5 サイトウ マナミ     171
6 ヤマダ ユウスケ     167
6 ミズノ タカシ      167
8 ホシノ イマコ      160
 9 ノゾキド ヨシヒト    155
10 イシイ タカマサ     131

 天候は良かったのですが、サ-マルの発生は思ったほど活発ではないようでした。
 今大会の印象としてハンドランチのレベルがガンガン上がってきているように思い
 ます。獲得高度の高さと、サ-マル読みの技術を鍛錬せねば!!
 
 P.S.ジャパンカップ予選通過しました。(^_^) ”手投げA1111”
   というありがたい番号を事務局からもらいました。そういえば木村杯も
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
97/05/11 村山ぶみお文一さんの投稿から

本日、武蔵野中央公園にて木村杯紙ヒコーキ大会が開催されました。

カタパルト部門:10フライト中上位5フライトの合計滞空時間。
カタパルトは1/20インチ角、1mのゴムを使用。
参加者は約100名。
順位 名前 記録(秒)
1 イシヤマ ヨシヒコ 283
2 ムトウ セイゴ 261
3 コモリ ヒロシ 259
4 オカベ トシハル 245
5 ワニブチ シュンイチ 230

ハンドランチ部門:10フライト中上位5フライトの合計滞空時間。
参加者約30名
順位 名前 記録(秒)
1 タカサキ コウイチ 195 ←高崎さん、優勝おめでとう!!
2 スガノ トシユキ 165
3 ツモリ コウイチ 157
4 マツモト イサオ 147
5 キタジマ スミオ 134
---------------------
13 ムラヤマ フミカズ 112 ← ぶみおの記録 ぶふゅ~。
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97/10/10村山ぶみお文一さんの投稿から
本日、武蔵野中央公園にて第30回木村杯紙ヒコーキ大会が開催されました。

カタパルト部門 
1.マスオカ ヒデアキ   289秒
2.イシヤマ ヨシヒコ   289秒 フライオフでこの順位に決定しました。
3.ハシモト コウイチ   283秒
4.クロダ タモツ     275秒
5.ワニブチ シュンイチ  267秒

ハンドランチ部門
1.ツモリ コウイチ    224秒
2.サトウ フジオ     186秒
3.ホンダ ヤスシ     176秒
4.タカサキ コウイチ   155秒
5.オオヤギ ハジメ    152秒
-------------------
7.ムラヤマ フミカズ   143秒 ←ぶみおです。

ジュニア&レディース部門
1.スギヤマ マサカズ   183秒
2.ヤマダ ユウスケ    167秒
3.イトウ タマエ     144秒
4.サイトウ ヒトミ    114秒
5.モリタ タマミ     108秒
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