ゴム動力模型飛行機掲示板


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ゴム動力機調整の主翼ねじり上げの効果について
滝 敏美 投稿日:2023年02月22日 14:46 No.221
右旋回上昇させるときに,「右主翼をねじり上げると突っ込まなくなる」という記述を見たことがあります.主翼をねじるというのは,エルロンを操舵するということと同じです.

ゴム動力機の3次元運動解析で,主翼ねじり上げの意味について検討してみました.
解析結果をまとめると次のようになります.

■ 主翼をねじるのは,サイドスラストが過大であるのを打ち消す効果がある.
■ 右主翼をねじり上げる必要があるのは,右サイドスラストが大きいためである.
■ 適度なサイドスラストにすれば主翼のねじり上げは必要ない.
■ サイドスラストを固定しておいて,エルロンだけで動力飛行の調整をすることができる.
■ バースト領域における不安定な飛行を主翼のねじりで抑えることはできなかった.
⇒ フリーフライト模型飛行機の場合,上反角効果がじゅうぶん大きいので,ラダー操舵だけ,またはエルロン操舵だけできれいに旋回できる.⇒ 主翼をねじるのは,ラダーを操舵することと同じ効果がある.
⇒ 以前のスレッドで示したように,ゴム動力機の動力飛行の調整は,サイドスラストを固定しておいて,ラダーで調整すればよいということと整合している.

以上の解析結果は実際の飛行と整合しているでしょうか?
主翼のねじりを実際につかっておられる方の経験,ご意見をお聞かせください.
あくまで解析結果なので,どこま正しいのかわかりません.経験者なら当たり前のことでも初心者のわたしではわからないことばかりですので,お教えください.


松本@GPF 投稿日:2023年02月26日 13:49 No.222 【Home】
解析結果は実際と飛行とあっていると思います。
・バースト領域における不安定な飛行はダウンスラストかサイドスラストで解決できます。
・ラダーは旋回調整にも使われるので、スラスト、ラダー、スタブチルト(stab. tilt)を上昇調整と滑空調整にうまく役割分担させる必要があります。
スタブチルトが動力飛行時には効果を発揮しないと言うおもしろい事実もあります←滝さんの解明を期待しています。
・主翼のねじり上げは翼端失速を促進するので使用には注意が必要です。


滝 敏美 投稿日:2023年02月26日 20:09 No.224
松本様

コメントをありがとうございます.
スタブチルトの検討もやってみます.
ダウンスラストの効果についてはおもしろい解析結果が出ていますが,自分で飛行試験で確かめてから報告します.




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