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『小説の秘密をめぐる十二章』河野多恵子(文春文庫05/10)
愉しい本棚 投稿日:2021年01月25日 16:35 No.881
 ☆☆☆
〇内容(「BOOK」データベースより)
数々の名作、衝撃作を書き続ける著者が明かす小説執筆の秘密。「デビューの仕方」に始まり、「タイトルはポジティブに」「書きたいものを書くな」「散文は動詞が大切」など、極めて実践的な「創作心得」であるとともに、谷崎、芥川、吉行などの作品をまったく新しい視点から読み解いた目からウロコの文学論。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
河野/多惠子
大正15(1926)年生まれ。大阪府女専(現大阪女子大)卒業。昭和38年、「蟹」で芥川賞を受賞。「不意の声」(読売文学賞小説賞)、「一年の牧歌」(谷崎潤一郎賞)、「みいら採り猟奇譚」(野間文芸賞)、「後日の話」(伊藤整文学賞・毎日芸術賞)、「秘事」、「半所有者」など多数の小説の他、「谷崎文学と肯定の欲望」(読売文学賞“評論・伝記賞”)などの評論作品もある