掲示板


| トップに戻る | 検索 | アルバム | 管理用 | ▼掲示板作るならRara掲示板 |

『芝居とその周辺』井上 ひさし(岩波書店20.5)
愉しい本棚 投稿日:2020年07月11日 10:42 No.815
  ☆☆☆
〇多彩な創作活動を繰り広げ、多くの著書を遺した井上ひさし。でも、新聞・雑誌等で好評を得ながら、まだ著書に収められていない作品が多数あるのです。その中からエッセイを選び抜き、テーマ別の三冊に編みました。これぞ鉱脈から発掘された「お宝エッセイ」。本書のテーマは「芝居」です。若き日の映画雑誌への投稿、同時代を生きる演劇人との交友、自作をめぐるエッセイなどを収録。レッスンシリーズからは、シェイクスピア、チェーホフをどう読むか、喜劇とは何かを考える、独自の演劇観が浮かび上がります。
目次

私のチャップリン観(東京・井上廈)
1 自作の周辺(庭先の真理;勇気をお送りください(司馬遼太郎への手紙) ほか)
2 レッスンシリーズとその補講(黄金の大規則(日本劇作家協会発足あいさつ)
劇作家、おすすめ戯曲 ほか)
3 芝居の交友録(枠、あるいは制約について(特集:飯沢匡)
解説(河竹登志夫著『作者の家』) ほか)
4 絶筆ノート(舞台は一人で作れない―第十七回読売演劇大賞芸術栄誉賞 井上ひさし;井上ひさし「絶筆ノート」)
著者等紹介

井上ひさし[イノウエヒサシ]
1934‐2010年。山形県東置賜郡小松町(現・川西町)に生れる。上智大学外国語学部フランス語科卒業。放送作家などを経て、作家・劇作家となる。1972年、『手鎖心中』で直木賞受賞。小説・戯曲・エッセイなど幅広い作品を発表する傍ら、「九条の会」呼びかけ人、日本ペンクラブ会長、仙台文学館館長などを務めた
〇井上ひさしが遺した戯曲は数多く、没後十年を経ても愛され、上演され続けています。本書は芝居をテーマに、若き日の雑誌への投稿、同時代を生きる演劇人との交友、自作をめぐるエッセイなどを収録。レッスンシリーズからは、シェイクスピア、チェーホフをどう読むか、喜劇とは何かを考える、独自の演劇観が浮かび上がります。