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『日本語は七通りの虹の色』井上ひさし(集英社文庫01/2)
愉しい本棚 投稿日:2020年06月17日 16:27 No.799
  ☆☆☆☆
 〇紀伊国屋書店より
 言葉を杖に本を友として歩む鬼才が語る「言葉のゆたかさ、本の楽しさ」満載のこの一冊。さる古書展で大枚2万円で買い求めた「円朝全集」、読むほどにいらいらがつのる。赤鉛筆の傍線は、きまってトンチンカンな箇所。前の所有者はかなりの愚物にちがいない…。毎日八種類の新聞に目をとおす著者が、社会面を賑わせた刃傷事件を分析してみれば…。独自で才にあふれた解釈が笑いの内に本質を抉る。
 〇目次

第1章 書物は化けて出る(本とわたし;書物は化けて出る;世界に一冊しかない本;本の運命 ほか)
第2章 日本語は七通りの虹の色(私のことば史抄;擬声語;漢字とローマ字;振仮名損得勘定 ほか)
第3章 餓鬼大将の論理(餓鬼大将の論理;キンキラ日本の組織標本;五人組帳の裏返し;昭和庶民伝三部作を書き終えて ほか)