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『打ちのめされるようなすごい本』米原 万里(文春文庫09/5)
愉しい本棚 投稿日:2020年05月08日 17:26 No.783
  ☆☆☆☆
〇内容説明
「ああ、私が10人いれば、すべての療法を試してみるのに」。2006年に逝った著者が最期の力をふり絞って執筆した壮絶ながん闘病気を収録する「私の読書日記」(「週刊文春」連載)と、1995年から2005年まで10年間の全書評。ロシア語会議通訳・エッセイスト・作家として活躍した著者の、最初で最後の書評集。
〇目次
第1部 私の読書日記(新居の猫と待望の和露辞典;記憶力・日本語・日本の女たち;百年の恋が冷める時;面白すぎる「自分史」と毛嫌いのスターリン本 ほか)
第2部 書評―1995~2005(沼野充義編『東欧怪談集』;ユーレク・ベッカー『ほらふきヤーコプ』;クロード・グリュデ『男を虜にする愛の法則』;オリバー・サックス『手話の世界へ』 ほか)
著者等紹介

〇米原万里[ヨネハラマリ]
1950年生まれ。元ロシア語会議通訳、作家。59~64年、在プラハ・ソビエト学校に学ぶ。東京外国語大学ロシア語科卒業、東京大学大学院露語露文学修士課程修了。80年設立のロシア語通訳協会の初代事務局長を務め、95~97年、03~06年会長。92年、報道の速報性に貢献したとして、日本女性放送者懇談会賞を受賞した。著書『不実な美女か貞淑の醜女か』(徳間書店、新潮文庫)で読売文学賞、『魔女の1ダース』(読売新聞社、新潮文庫)で講談社エッセイ賞、『嘘つきアーニャの真っ赤な真実』(角川書店、角川文庫)で大宅壮一ノンフィクション賞、『オリガ・モリソヴナの反語法』(集英社、集英社文庫)でBunkamuraドゥマゴ文学賞を受賞。2006年5月、逝去。