こんにちは。お世話になります。 うちの教室は門下生の破門をしていません。練習する習慣がなかなかつかなくても、本当は上手になりたいと思っている子とは付き合っています。 低、中学年の生徒たちの話です。年々リハーサル後発表会本番に向けて練習しない子が増えてきた感じがします。というか、向上心がなく、まちがえないで弾く意識がとても低い感じです。 今年はリハーサルで一応OKをもらった子がその後練習量を減らした話を聞いて力が抜けてしまいました。リハーサルは本番2週間前をめどに行っています。恥ずかしい感覚がないのも、体裁を全く気にしないのも困る気がします。精神的に育つのが遅くなってきているような気がするのですが、先生方の教室はいかがですか? まちがえないで弾くのは当然で、さらに音楽的なことまで指導している先生方にはピンとこないと思いますが、どなたかこのレベルでもがいている先生いらっしゃったら、お知恵を拝借させてください。よろしくお願いいたします。 |
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カリス先生、書き込みありがとうございました。違う立場で頑張っていらっしゃる先生方の話をご紹介いただいて、大変参考になりました。 私は、親が非常識だとしても、子どもは教えてもらっていないだけなのだからと思ってずっと指導してきました。発表会の後、教室の問題児が何人か抜けてがっかりするかと思ったら、いなくなった途端ストレスから解放されて、できる生徒は新学期になって張り切っているのかますます練習してくれるようになって、1回1回私が大学で学んだことを全て授けることのできるレッスンができるようになり、すごく気分爽快です。こんなことだったら、もっと入会初期の予兆を感じたときにさっさと指導を辞退すればよかったと思いました。 どうぞこれからもよろしくお願いいたします。 そうそう、話変わって、コモド先生、風鈴先生とのやりとりを邪魔しちゃいけないと思って、最後の書き込みしないでしまいましたが、私なんか、マスクしてなくて(コロナ以前の話)、近所のおばあちゃんにそっくり~!ですよ。がっくり。 |
かのん先生 今更こちらのスレッドへ書き込みお許しください。 他のスレッドでのかのん先生の書き込みを拝見して思わず出て参りました。 発表会を無事に終えられ本当にお疲れ様でした。その後生徒さんたちの出入りが激しかったようですが概ね良い生徒さんたちとの出会いがあり良かったですね。 我が教室も春に数名の退会者がいて、中にはびっくりするような辞め方をする子もいて暫くは心を痛めていましたが、ふと気づくと良い関係でストレスなくレッスンが出来る生徒さんたちが残っていて私は現在は特に募集せずに今ご縁のある生徒さんたちと暫くはレッスンを続けようと思っているところです。 最近2名の同業者と話をする機会がありました。 ひとりは大学時代の門下の先輩で、学生時代はバリバリとピアノを弾き代表にも選ばれたりしていた憧れの先輩、現在バリバリと沢山の生徒さんにピアノを教えています。彼女の割り切り方が凄かった。 今どき生ピアノを用意してクラシックを学びたいなんていうお宅なんてほとんどないんだから、カリスちゃんは理想を持ちすぎ!そんなことしていたら身が持たないよ。発表会だってうちは暗譜しないで弾く子はいっぱいいるし、指が転がっていようが間違えようが、要するに本人たちがそれでいいならいいのよ!発表会をやったということが大事なのよ。曲目だって今どきの流行り曲をみんな弾きたいのだから弾きたい曲を弾かせてあげればいいのよ! もう一人は長年音楽高校の講師をしている後輩の話。 最近は専門の生徒さん、親御さんたちも昔とは変わって来ている。何かあるとすぐに保護者から学校に連絡が行くし(つまり保護者がしゃしゃり出てくる)、学生たちも子供の頃から沢山のコンクールを経てきていて自分は経験があると思っているし、今時の音大卒業後の活躍の場も多様化している、そして情報量も多いから高校生の間にこういう事を身につけさせたいと思っても学生たち側でそれは必要ないって勝手に判断しちゃう。目の前に専門家がいるのに自分で探してきた情報の方を選択してしまう、、、等々。 同僚先生で割り切っている人は「まあ、今時の子はそんな感じなんじゃない~?」それでとにかく音大合格させればいいという考え。 専門家として音楽を大事に扱ってきて勉強も重ねて来て、音高生に受験は大事だけれどその他にも大切なことがあると熱心に教えてきた後輩が最近の学生たちの変化にストレスを感じているようでした。 今はどのような場所でも同じようなことがあるようですね。そんな時代の変化やニーズを横目で眺めつつ自分が理解や柔軟性を高められるところと譲れないところ、昨年の発表会から今に至るまでそういうことをあらためて確認することの出来る良い機会が沢山あったと思っています。 無我夢中な20代、充実していた30、40代、考え始めた50代、結構しんどくなったけれどもまた少し頑張れそうな60代進行中、、、な私です。迷いながら自分を確かめながらお互いに頑張りましょう! |
ビーズ先生、再度書き込みありがとうございます。 保護者さんたちの子どもの気持ちを尊重してあげたい気持ちは十分よくわかるのですが、最近は少し行き過ぎな感じがします。あと少しだけつらいのを我慢して頑張り続ければ一山超えて、超えたことによって、今までより短時間で弾けるようになる曲も増えるようになるのに、最初の一山を超えられなくて根をあげている子どもの言う通りにしては、伸びる力も止まってしまうと残念に思います。一人前の子どもとして扱うべきところと半人前として見守るところとメリハリがあるといいと思います。 暗譜は重要な力ですよね。暗譜して一応弾けるようになってからが本当の勉強なのに、そこを低中学年の子どもに求めるのは無理なことなのかと最近思うようになってきました。発表会前早く仕上がった子ども達は崩れることが多く、練習の仕方が大人目から見て明らかに悪い場合もあるのですが、言うことを聞かないタイプの子ども達は、いくら指摘しても自己流を通し続けるので、そういう子には本番で失敗して学んでもらうことにしています。 選べるようにすると楽な方を選ぶ気持ちはわかるので、うちは全員暗譜です。今のところ本当に暗譜できないレベルの生徒さんに出逢っていないので、たまたまそれが可能になっているだけかもしれません。というか、そのレベル以上の生徒さんを集める工夫も必要なのかもしれないですね。暗譜の苦手な生徒さんは練習量も足りていないこともあるので、短い曲を2曲か、最悪本当に簡単な曲を1曲暗譜で弾いてもらっています。 普段からレッスンで暗譜を要求するのは賛成です。私もそうやって育てていただきました。暗譜するにはとにかく練習するしかないですから、暗譜を宿題にすると練習量は増えますよね。 年長さんからいらして、小3位になってもバスティンの1あたりをうろうろしている生徒さんがいました。運動音痴で絶対音感も相対音感もリズム感も拍子感もつかない子でしたが、保護者さんが音楽が好きで、音楽の好きな子に育ってもらいたいということで、指揮をさせてみたり、ボディパーカッションをさせてみたり、楽しむことを主体にレッスンしたことがありました。そのときは、自分で覚悟できたので、いろいろな音楽を聞かせるということに気を付けました。転勤を機に開放されましたが教え方の勉強になりました。 二極化の下の子たちをどうやって導いてあげたらいいものか悩みます。失敗させて焦らせて一生懸命練習させるために行うリハーサルだったのですけど、間違ってなおエンジンがかからない子たちはどうしたらいいものやら... |
> かのん先生 2回目の書き込みです。 体験レッスンの前に、習う理由みたいなのは軽く聞いていますが「子供が習いたいと言ったから」は定番として 入会のお返事をいただく時「子供がそちらを希望しましたので」が多いです。子供が、子供が、が最近目立ちます。 弾ける様にならなくていい、というのはそういう所から来ているのかもしれません。 アンケートの様なものを記入してもらうのもいいかもしれませんね。(体験レッスンしている間か事前か) 暗譜の4割の話、ここではないのですが少し前に読んだものに書いてありました。 知人の先生とこの話をしていたとき、その方が勤めている教室で複数先生がおられるのですが、知人の先生以外の先生はみんな発表会(子供だけの発表会)は暗譜どちらでも良いですよと言ったらかなりの人数がが見ていたようです。 暗譜するほど弾き込むことが色んな意味で大切なのにね、と意見がその時一致しました(努力したらできる子はですが)。 グレーゾーンで暗譜がなかなか入らない子はいます。発表会だけ暗譜するのではなく、普段から短いものをゆっくり暗譜する稽古を続けていたら少しずつですが入ってくる様になってきました。 それでも学年に比べてまだまだ易しいですが、本人や親御さんが納得して理解しているなら付き合っています。 以前、今やったことも全く入っていかない子がいまして、私の方が体調を崩しかけて根を上げた経験があります。どうにかできなかったのか自分の力不足を痛感し、今でもトラウマ気味になっています。 延々と毎週同じことの繰り返し、お疲れになるお気持ちよくわかります。 |
リサ先生、再度書き込みありがとうございます。 お楽しみ会やクリスマス会もおやめになったのですね。 実際、習い事に忙しくて決められた曜日以外に時間を作るとすると土日祝祭日しかなくなってくるし、難しいと思います。 日常のレッスンで花丸(合格)がもらえるだけで満足とは、ずいぶん悲しい話な気がするのは私だけでしょうか? こんなに空回りするようだと、来年の発表会は本気で考え直そうかという気になってきました。 話は飛びますが、コンクールに出場する場合、普段のレッスンは決められた曜日に、コンクールはそれ以外の曜日にコンクールの曲だけなさってきた先生もいらっしゃると思うのですが、最近は月曜から土曜日まで習い事が詰まっているせいで、コンクールのための特別レッスンができないという話も聞いたことがあります。 少し忙しすぎるのかもしれませんね。二極化の上位層は一体どうやってこなしているのでしょうね?清塚信也さんみたいに極端な教育を受けさせるのでしょうか? |
かのん先生、お返事が遅くなってごめんなさい。 お楽しみ会やクリスマス会なども、現在は一切辞めました。 生徒たちのモチベーションは、レッスンで花丸(合格)がもらえるだけでmなさんじゅうぶん満足している様子です。 それは生徒本人も保護者の方も両方です。 レッスンで先生に「じょうずにひけるようになったね。」と言ってもらえるだけで 親も子もじゅうぶん満足している様子です。 自己完結が肯定される時代だからでしょうか。 今は、私はそれで良いと思っています。 それにしても、かのん先生や、ほかの先生方のコメントも本当に参考になります。 また先生方のいろんなお話が聞けましたらうれしいです。 |
カリス先生、書き込みありがとうございます。 独り相撲しているような気持ちに私もなりました。 発表会に向けてさっぱり練習量が増えないので、特別に練習をさせるのですが、発表会で無事まちがえないで弾いてほっとしても、親に感謝されることもなく、下手すると、そこまで頑張って続ける習い事ではないと他に移っていきます。年に1回位頑張ったらいいのにと思います。 運動会で手をつないでゴールしたり、劇の主役が何人もいるような教育が功をなしたのでしょうか? 全力投球することに意味があると思っていましたが、こうも保護者さん達に賛同してもらえないと、もはや教室を閉めようかという気分にもなります。 |
かのん先生 お気持ち分かります!丁度私も同じようなことを考えていました。 特に小学生の低学年から中学年位の年代ですよね。 昨年発表会を開いたのですが、何というか自分が独り相撲を取っているような感覚に襲われました。 目標に向かって最後まで頑張る、今持っている力を出し切る、チャレンジする、そういう感覚を持たない親子さんが増えたなあと。八分くらいの力で大体出来ればOK、それ以上する必要なし、そもそもそれ以上する必要を感じない。これってこちら側から見たらとても勿体ない!って思ってしまうのですけれども。人生の中で色々な事を沢山学べて吸収出来てステップアップ出来る時ってその時しかないと思いませんか?その時を逃したらもう後からは身に付かないことってありますよね。 たかがピアノのお稽古かもしれませんが、難曲を弾けるようになる以外にも経験出来ることって沢山あると思います。 長年(40年近いです)レッスン及び発表会に全力投球してきましたし、生徒さん親御さんもそれについてきてくれて皆で達成感を感じたり成功も失敗も含めて様々経験をしてきましたが、昨年の発表会後、私自身今後の発表会の開催を躊躇してしまう気持ちになりました。リサ先生のお気持ちよく分かります。また梅ちゃん先生の書かれたように昔の生徒の方が難易度の高い曲を弾いていました。たまたま今現在レッスンに来られている方々がそうなのかなと思っていましたが、皆さん同じような感覚をお持ちなのですね。 |
ビーズ先生、コメントありがとうございます。 入会前は、有料体験レッスン、無料体験レッスン、または面談をしている先生がいらっしゃると思うのですが、そのときにお習いになる「目的」は聞いておいた方がいいですよね? うちはゆるいタイプのピアノ教室で甘んじているのですが、ピアノ弾いてこないときは、何分まで練習してくださいと練習に充てています。小3位になってもスキップができなかったり、四分音符を均等に叩けない生徒は、左手は全音符、もしくはなしにして、歌のメロディ位は弾けるようになることをめざして、もっぱらワークブックとリズムたたきをさせています。 最近は少々勉強不足で他の教室の発表会に出向くことは少なくなったので、譜面を見てもOKのところが4割近くあるかどうかわかりませんが、たまにご年配の生徒さんや障碍のある生徒さんが楽譜を使用しているのは見たことがあります。 一定数暗譜ができない生徒がいるのは経験済みで、そのタイプは本当に暗譜できないですね。いくらワークブックをこなしても、ワークブックはできるようになっても実際にピアノを弾けるようになるために必要な読譜速度に到達しないし、宿題も覚えていられないし、いわゆるグレーゾーンに属するのだと思います。昔だったら先生側から辞めるようにうながされたりしたと思います。 そういうときこそ、多様性をめざして、暗譜しなくても他の生徒と同じように舞台経験ができるようにしているので、それは良い取り組みだと思うのですが、問題は日常生活何も支障がないタイプがさぼって楽譜を見ている場合は、自ら成長する機会を失っていると思うので考えものです。 |
小春先生、何度もありがとうございます。 面倒くさい、だるい、眠いと言うのはうちの教室だけではなかったのですね?私はてっきり類は類を呼ぶで、だらしのない子ばかりがそろってしまったのだと思っていました。 私も「多様性」の解釈が自分の都合のいいように捻じ曲げているところが気に入らないです。今まで特殊学級に押し込められていた人たちも一緒に社会生活できる、普通学級で問題児扱いされていた人も存在価値を見出せるような社会を目指すということであって、今まで普通扱いされていた者のレベルを問題児レベルに合わせていいということではないと思うのですが。 |
かのん先生 再び失礼します。 今の子達ってすぐに面倒くさいだの、だるいだの、眠いだの平気で言いますよね。それは私も感じています。 リセットボタンを押してすぐやり直せるゲーム、欲しいものがネットですぐ手に入る、知りたいことはググる、手間暇かけることを知らない世代だと思います。だから毎日積み上げることが大切なピアノは面倒くさいになるんですよね。逆にやり遂げた子はすごい力を持っていると、ある有名な方がおっしゃっていました。 そしてなんでもかんでも「多様性」と言ってしまう風潮も私は嫌いです。 確かに多様性になってきていますがその中にもルールはあるはず。サッカーの試合で「手を使ったっていいじゃないか、なんで足だけなんだ?多様性の時代だぞ」となれば試合にならないわけで、その場所場所の、決められたルールは守るのは最低限のことなんですけどね。 ピアノ教室では教室のルールに従うべきで、先生が生徒に発表会に出てほしい、真剣に向き合ってほしいと思っていたらそれはその教室のルールでもあるので、尽力するのは当たり前だと思うんですけどね。 発表会もお楽しみ会的なものも何もなさらない教室もありますよね。いっそそういうふうにするか、梅ちゃん先生のように諦めない姿勢を貫くかのどちらかですかね。 |