こんにちは。お世話になります。 うちの教室は門下生の破門をしていません。練習する習慣がなかなかつかなくても、本当は上手になりたいと思っている子とは付き合っています。 低、中学年の生徒たちの話です。年々リハーサル後発表会本番に向けて練習しない子が増えてきた感じがします。というか、向上心がなく、まちがえないで弾く意識がとても低い感じです。 今年はリハーサルで一応OKをもらった子がその後練習量を減らした話を聞いて力が抜けてしまいました。リハーサルは本番2週間前をめどに行っています。恥ずかしい感覚がないのも、体裁を全く気にしないのも困る気がします。精神的に育つのが遅くなってきているような気がするのですが、先生方の教室はいかがですか? まちがえないで弾くのは当然で、さらに音楽的なことまで指導している先生方にはピンとこないと思いますが、どなたかこのレベルでもがいている先生いらっしゃったら、お知恵を拝借させてください。よろしくお願いいたします。 |
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梅ちゃん先生、書き込みありがとうございます。他の先生方も私と同じことを感じているとわかって大変心強いです。 少し前の世代ですと、何かひとつ特化したものがあれば大きな強みになるとよく言ったものですが、現代っ子は毎日別の習い事があって、突出していなくていいから、広く浅くやってほしいと親は思っているののかもしれません。たくさん種をまいておけば1つ位育つものもあるかもしれないみたいな話は保護者さんから聞いたことがあります。 30年前だと最低ラインがもう少し高かった感じがするのですが、今は広く行き渡るだけでなく二極化が進み、世界と渡り合える日本人も増えましたが、昔だったら破門されるような人も習い続けるようになって良かったり悪かったりな気がします。結果レベルが下がった感じがぬぐえません。 |
小春先生、コメントありがとうございます。 今はコロナで希望者だけに変わっていますが、発表会は原則参加ですし、体験レッスンを申し込んできた時点で、運動系の習い事と違って家で毎日練習する習い事であることの説明をして、その時点である程度ふるいにかけているのですが、習ってみて初めて毎日練習することの難しさに気が付く人もいるようです。 面倒臭いという人たち増大の一途です。注意すれば、小学生くらいでも「ママがうちはそういう家じゃないからと言われた」と言い、中学生たちは、「多様性の時代なんだからこのままでいいんだ」と主張を始める。このままでは、やればできる人たちまで停滞してしまいます。 音大はチェルニー50番位でピアノ科に入ってしまったという話もこの掲示板で紹介されていましたし、少子化も進んで大学側も生徒を選んでいる場合ではないということでしょうか。演奏会のときくらい、技術的にも音楽的にも弾ききるプライドを持ってほしいです。 |
30年ほどピアノ教室をしていますが、昔の発表会のビデオを最近見たんです。圧倒的に今の生徒のほうが弾く曲の難易度が低いです。 私の指導力が落ちたのか? 何が違うかと言えば、発表会にむけて、努力するとか頑張るとか、かっこよく弾きたいとか、そういうものが今の子どもには感じられません。発表会は特別な日と言う感覚も薄いです。 ですから私だけが、仕上がってないことに一方的にイライラしている感じがします。 コロナ禍は合同発表会に参加自由で募ったところ、申し込んだのはわずか、1割でした。遠方ということもありましたが、とても響きの良い会場で、良いピアノで、全員にここで弾かせたかったです。 今年は、モチベーションアップのために、全員参加で家の近くの会場で私の単独開催をします。目標は絶対にあったほうが、いいと思うからです。 さて、どこまで頑張ってくれるか? 最後まで、私が諦めない姿勢を貫こうとは思っています。 |
リサ先生 早速の書き込みありがとうございます。 ご自分の教室独自の発表会はおやめになられたのですね。 そういう選択肢も今は考えなくてはならない時代でしょうか。 そうなると、生徒たちの練習するモチベーションはどうやって維持なさっているのですか?クリスマス会などのお楽しみ会ですか?もしよかったら教えてください。 いつだったか、発表会に参加しないと先生の収入が減るから出てほしいのでしょう?みたいなことを言われて嫌な気分になったことがあります。発表会に参加すると、子どもたちは飛躍的に伸びるし、親や祖父母孝行もできるし、年に一度生徒たちがこれくらい成長しましたと報告する機会だと思っていたので非常に凹みました。 発表会は休日勤務だととらえていて、それに対する謝礼を請求しておかしくないと思っているので、請求はしていますが、収入源みたいなとらえ方をしている保護者がいるのも驚きです。 |
私の教室では幸いにもそういった生徒は居ないのですが、発表会の参加が難しい方や普段練習時間が取れない方はお断りしていますので、ピアノは練習するもの、発表会は参加するものとしてみなさんが受け止めているのでしょうね。 先生方それぞれ方針の違いがあるのでかのん先生を否定しているわけではありません。 その方針とは関係なく驚いたことがあります。 昨年、某音大(首都圏の名のある音大です)の門下の発表会に行ったのですが、30名ほどの門下生のうち約数名、ベートーヴェンのソナタ(技術的難易度は高くない)を「ここまで弾けないの?」というほどボロボロの演奏で、聴いている方がいたたまれなくなりました。ちなみにピアノ科です。聞けば昨年もそんな出来だったそうで、先生も怒りを通り過ぎて諦めモードのようです。 音大ですから志を持って入っただろうし、先生も質の高い指導をすると思うのですが、セミプロともいうべき音大生が人前でそんな演奏をすることや、昨年も同じような出来でまったく怯んでいないことに驚きました。 物事に動じないといえば聞こえは良いですが、面倒臭いという人が一定数いるのでしょうね。 |