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フィンランディアのバイキングの末裔たちよ、祖国が作りし、銘銃サコ―で露助の野望を打ち砕け
紅の狸
投稿日:2023年02月21日 11:35
No.561
どういうわけか、北欧には銘銃・銘砲の類が多く存在し、その中でも特筆として挙げられるのは、
フィンランドのサコ―社の狩猟用ライフルであろう。この名を聞いたのは、北海道の各部隊の
狙撃手はサコ―の狙撃銃を使用し、なぜならば、命中率・機関作動率・堅牢性において、
これに勝る銃はなしと滝ケ原(静岡・滝ケ原教導連隊)の運幹(運用訓練幹部)が言っていたことを思い出す。
世界第二位の銃器大国がフィンランドだ。生活と密着した存在である銃器は、ハンターたちの
厳しい評価を受ける。一見、大差がないと思われがちなボルトアクションこそ、実は長年の経験、
ノウハウが蓄積される銃の一つだ。ターゲットライフルとして生まれながら、狩猟にも対応する
柔軟性を見せる。活躍の場を広げる。新時代の、新次元のライフルとして注目を集める。
サコー社は1919年に創設され、スタート時にはフィンランド政府軍用にライフルをチューンナップ
することが主な仕事であった。
1939年。フィンランドにソ連軍が攻め入ったとき、ソ連軍兵士はチューンナップされたライフルの
優秀さに驚いたという。ソ連の支配を嫌ったフィンランドはナチス・ドイツに援助を求めたことから
、第二次世界大戦中はドイツの協力国として多数のモーゼル・ライフルを製造した。
終戦後の1946年より、サコーは軍用とスポーツ・ライフルの製造を再開ししたが、そこで一部は
アメリカに渡りハンターたちにも優秀さが知られ、知名度が上がっていった。
サコーの特長は堅牢なレシーバー、高精度なボルト、マッチ・グレード銃身、元が軍用銃であった
ため汚れに強いアクション、確実で切れ味の良いトリガーなどで、それらは1999年から販売されている
M75シリーズすべてに継承されており、クオリティーは最高レベルにある。
「質実剛健」
それがサコーを表現するのに似合う言葉だろう。
寒い地方であるので、鉄の収縮率や展張性を高度に計算した銃身は、寸分の狂いがなく標的に
まっしぐらに進み、破砕する。排莢・装填も、厚手のグローブにてもスムースに行え、
決して期待を裏切らない。
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