オメガの会2022掲示板
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スピーカーの採点
アールefu 投稿日:2023年12月10日 21:57 No.775
皆さんコンテストスピーカーの採点評価について色々ですが、
自分としては、会長さんの考えに賛同します。
色々な考え方があるのは当然ですが、それを他人に強要するのは間違いで、
正しい評価が阻害されます。

実際に皆さんの作品の音だけを思い返しても、一つとして同じ音はありませんでした。
これはつまり良い音の基準が、人それぞれ違うからです。
ですから、単純に好きか嫌いかの基準で見る。
自分に正直に、どれくらい好きかを点数化すれば良いと思います。
そのためにできるだけ多くの採点者による評価が良いと思っています。
色々な評価の仕方があっても良い。
しかし、その採点にしっかりと理由と責任を持つことが大切だと思います


アールefu 投稿日:2023年12月11日 09:11 No.779
皆さん音楽の好みが違うのですから、評価の基準を揃えるのは所詮無理があります。
自分はダイナミックレンジを最優先していますが、それを重視しているリスナーは殆いないと思っています。
例えば、自分は生の歌声が一番美しくて、素晴らしいと思っていますが、
大多数の人は、PAを通したなめらかで、聴きやすい歌声が良い音だと感じています。
でもそれはダイナミックレンジの狭い、平坦な音です。
そういったダイナミックレンジを聴き分けられる人は極少数の人です。
今までオメガの会での経験では、このダイナミックレンジを重視する人はいなかった。
そういった意味では、私の評価は特殊です。
でもそれが良い音だと自分は思っているわけで、好みなわけです。

皆さん好みが違うわけですから、好きか嫌いかでしか判断はできないと思います。
難しく考えない。どれくらい好きかを点数化する評価で良い。
それが、自分に正直で正しい判断ではないでしょうか。


さかたに 投稿日:2023年12月12日 21:44 No.783
ダイナミックレンジが一番大事と言い切れる、評価軸、スピーカー観を持っているというのが
素晴らしいですね。
ダイナミックレンジは単に音の大小だけでなく、小音量の中でもその諧調が豊であるという
ことを意味しています。また、他のいろんな音の要素とも通底しています。
ただ、そこを一刀両断してダイナミックレンジという切り口で割り切るのが岩田さんの
個性です。

私もオーディオとは何かと訊かれて〇〇だ、と言い切れる標語を探しましょうか。


おおしま 投稿日:2023年12月12日 23:49 No.784
写真や絵画のように同時並列比較が難しい音楽では、採点評価の項目が多岐にわたったり、評価配点が段階化すると、器用でない自分はリスニングに集中できないのではないかと心配してしまいます。
また、「そのスピーカーの出す音にノレるか?」といった曖昧模糊とした感覚を重視している自分は、音を周波数バランス、ダイナミックレンジ、低音の伸び、高音のキレ、解像度、音場感などの項目に別けて評価することに慣れていません。
慣れていたとしても、例えば上にあるアールefuさんのお言葉を借りれば、自分が最も気に入ったスピーカーはダイナミックレンジは優れているけれど、他の項目はいま一つだから加点はダイナミックレンジのみ。その一方で、ダイナミックレンジはいま一つなのに、他の項目が優れているのでいずれも加点する。となると、自分の意図とは乖離した採点結果になってしまう恐れもあります。
自分は自動車の運転が好きなのですが、さんざん試乗した挙句に購入したものは、馬力も無ければ、最高速が速いわけでもない。かと言って燃費がバツグンというわけでもないですし、乗り心地も特に優れているわけではない。それでも運転を楽しませてくれることに対しては、予算範囲内ではピカイチでした。
運転を楽しくさせる要素って何だろう?って考えると、言葉で後付けはできますが、実際にはとても感覚的で情緒的なものなんだと思います。
コンテストの採点評価に対しても、そうした感覚的で情緒的なものの集合体でかまわないのではないか?というのが自分の感触です。

また、オメガの会のコンテストは同好の趣味の皆様が手弁当で実施しておられるものなので、その方々の負荷がなるべく軽くなるような形態が望ましいのではないかとも思っています。
オメガの会やミューズの方舟のような自作スピーカーの精鋭たちが近くに居ない身としては、このようなコンテストに参加して、自分のスピーカーの音を聴いていただくのも大きな楽しみの一つであります。
そんな方々がコンテストの進行に難渋されるのはとてももったいないと思うのです。勝手なことを申し上げてすみません。

最後に、今回のコンテストで、ご参加の皆さんからいただいた評価コメントがとても参考になりました。いろいろと考えさせられることが多く、大きな充実感を得ました。
「そこがわかってくれて嬉しい」と我が意を得たり、「そこはそんなふうに感じられんだ」と反省材料になったりと、良い評価も良くない評価も自分の肥やしと自作へのモチベーションに繋がると感じています。
また、自分の作品はクラシックに対して正反対の評価をいただいたのですが、物理的にそう聴こえていたのか、あるいはクラシックに求めるものが人によって違うのか、など興味深い点も多々ありました。
ですので、こうしたコメントは今後も継続していただけるとありがたいです。


さかたに 投稿日:2023年12月13日 12:13 No.785
採点基準の中心にもっているのはやはりいい音だなあ、と心を熱くさせるものです。
昨日、近藤さんからyoutube動画、前半部のβ版を頂いたのですが、石田さんのスピーカー
だけ別格で、その曲が言いたいことをバンと伝えてくれるのです。あの録音でyoutubeを
通して、貧弱なスピーカーで聴いてもまざまざとわかる。

それから、私は各曲ごとにいろいろコメントを書いているのですが、MP3音源のものになる
とハタと手が止まってしまった。著作権の問題があって必ずしもいい音、いい曲だけで構成
されていない。いい曲、いい音、いい演奏で審査したいなあ、と思っています。

ところで「いい音」を基準にして審査すると言ったって、なんじゃそれは、と言うことになる。
なので、私はそこで音が鳴っているという感覚を中心にコメントを書いている。それはいわゆる
音場、音像、定位などです。実はf特がいいとか、位相の乱れがないとかのパラメーターがよくなると
そこで音が鳴っているということが実現されるのです。これはひとつの方法であってコメントで
表現しやすいということもあってそうしているのです。

具体的に言うとソロ・ヴォーカルだとスピーカーの中心で1.5から1.8メートルの高さから声が
聴こえるとか、音の左右への拡がり、高いところまで音がなっているという感じは注目点です。

もうひとつ、これは他の人は言っていませんが、音の出るところの高さというのがあります。
低音は床近くの低い位置から音が出ている。高音は1.8mか2m以上の高さから音が出ているという
個人的な経験知があります。低音なのに高い位置から音か出るときは定在波の影響で低域のf特の
暴れがあるのです。コンテストの会場は、理想的なものではないので重低音の評価には適して
いませんが、大多数のスピーカーの判定に困るというほどではありません。

#youtube動画ですが、前半部だけ出来てこれから要望を聞いて手直しし、後半部を作るので
皆さまにお届けできるのはまだ先です。




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