オメガの会2022掲示板
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ハイレゾとCD、違いがわかるか
管理人 投稿日:2023年09月07日 15:01 No.654
岩田さん[No.633]へ

>ハイレゾ再生については個人的に、例会でもっと研修して体制が整ってからで良いのではと思っています。
>ハイレゾ音源をそのままハイレゾ再生するのと、ハイレゾ音源をCD音源に落として再生するのとの違いが果たして解るのかという問題です。
>自室で聴けば違いが解りますが、それも条件が悪い時にはわかりません。
まず
>・SN比が良く静かであること。
>・センターポジションで聴くことです。
>残念ながらコンテストではこの2つの条件をクリアーするのは、ほぼ無理です。
>オメガの会場で最初にがっかりするのはSN比の悪さです。


「自主録音」、会員が生録収録してきたものはすべてハイレゾで収録されていますので、
CDにダウン・スペックすることはないと思います。


(1)同じ音源を同じマイクで16ビット44.1kHで撮ったものと24ビット96kHで撮ったものを
そのままPC-USB-DACで流せば2496の方がいい音になります。また、より高いビット数、
サンプリング周波数で撮った音源をダウン・レゾリュートすれば必ずより悪い音になります。

一方、メディアに保存するまでに録音過程と編集・マスタリング過程を経る、あるいは
それがない、ときもある。なので、ハイレゾ録音なら必ずいい音になるとも限りません。


(2)おおまかに「ハイレゾ音源とCD音源がわかりにくいとか、わからない人がいる」
あるいは「どちらがいいとも言えないという人がいる」、これは事実です。これは音楽
体験の差なのでしょうがない。あるいは試聴のときの心身の状態で分からない場合もあります。
当会としてはできるだけいい音で鳴らすことだけ考えればよい。


(3)おおまかな傾向ではハイレゾの方がソフトで滑らか、背景音が小さい、CD音源では
音の形がシャープで硬め、カッチリしていて刺激感があるとなります。ここまでは
わかる人も多い。しかし、違いがわかった結果でCD音源の方が好ましいという人もいます。
私個人としては前者の音の傾向が好ましいです。

(4)ハイレゾの音の良さはSN比あるいはダイナミック・レンジの広さ、高域の再現などに
あるのではありません。それはレンジの外方への拡張を止めすパラメーターですが、問題は
レンジの内部での「音の密度」にあります。ハイレゾとCDの違いはオリジナル音源を2mm方眼
で写し取るか5mm方眼で写し取るか、という違いです。楽音は単純なサイン波の重なりとは
程遠い細かいギザギザの連続波です。方眼紙の細かさは音を描きだす階調が豊かであることに
つながります。

(5)一般的に認知されているノイズはメディア側ではテープ・ヒス、レコードのスクラッチ・
ノイズがあり、再生側では電源ノイズ、アンプのノイズ、室内では暗騒音、環境雑音があります。
これらのノイズ類型は、ある帯域に見られるとか、同じようなパターンの繰り返しで起こるとかの
特徴があり、人間の脳はそれを認知するとかなりの程度、脳内のフィルターで除去して聴いています。

テープ・ヒスやスクラッチ・ノイズは鑑賞の邪魔になっていますが、それでも高音質のテープ、
レコードとそうでないものの差はしっかり聞き取れます。

ハイレゾの試聴でも同じことが言えます。ハイレゾの良さは細かい音を描きわけることにありますが、
室内の雑音レベルが高いとかは細かい音の違いをマスクすることはありません。たとえば前回例会でも
MP3音源とWAV音源の音の濃密さの違いは誰しも聞き分けたのではありませんか。


(8)センター・ポジションで聴取するというのはハイレゾの音の良さを感知することとは無関係です。
モノラルであっても音の密度の違いはあるので。


管理人 投稿日:2023年09月07日 15:02 No.655
ハイレゾを絶対条件とはしていなくて、自主音源を求めたらそうなった。ハイレゾの方が
一般的には音がいい。しかし、既存CD音源の方が演奏がいいし、安易に撮ったハイレゾ音源
よりは音がいのは確かです。なので既存CD音源の利用も再考の余地があると考えてはいます。
しかし、今回は自主ハイレゾ音源で出来るだけ頑張ってみたい。また、この経験を糧として
録音、編集、マスタリングで音を磨いて行く方向も両方可能性は残しています。

また、岩田さんはyoutubeにアップしたら、音の良し悪しが判断できなくなると言われて
いましたが、私はステレオ誌のコンテストのエアー録音というのを見て以来、youtubeでも
こんなにスピーカーの良し悪しがわかるんだとびっくりしたことがあって、是非ともyoutubeで
発信したいと思うようになりました。

現在はオメガの会のWEBで発信していますが、youtubeを見ると個人の自作スピーカーのページ
のアクセスカウント数は当会のWEBの100倍もある。こういう時代なんだと思います。雑誌よりも
ネット、WEBよりはyoutubeの方を見る人が圧倒的に多い。今後、自作スピーカー界を盛り上げて
新しい人、若い人を参入させるには絶対にyoutubeを活用しなくてはならない。ということで
youtubeそして自主音源確保と進めて来ました。そのためのコンテスト大会でもあります。


アールefu 投稿日:2023年09月07日 18:12 No.656
会長さん
準備を進めて頂きありがとうござます。

> また、岩田さんはyoutubeにアップしたら、音の良し悪しが判断できなくなると言われていましたが、

これは私ではないと思います。

『音場の様子がわからなくなる。』とはいいましたが、youtubeにアップは賛成です。

ハイレゾの良さが分かりやすいのはwebの記事にあるように音の余韻や残響感、存在感ですから静かな環境で聴きたい思いがあります。
審査する時も自分なりに“聴き箇所”をいくつか作って聴くことにしていますが、丁度その部分が電車の音と重なってわからなかったことがありました。
逆に静かで、凄く良く聴こえることもあったように思います。
外部の騒音によって知らぬ間に評価が変わっては申し訳ないという思いが今もあります。
これは私だけの問題なのかも知れません。審査員としは失格ですね。
ハイレゾは、そういった微妙な部分に凄く関係するのでコンテストには必要ないと思ったわけです。
それと音場の形(広さや深さ音像の前後関係)は、センターポジションで聴かないと、自分にはわかりませんが、その辺の要素はハイレゾの得意とするところと認識しています。


アールefu 投稿日:2023年09月07日 22:08 No.657
それともう一つ、
別のレスでも書きましたが、CDプレーヤーの音の完成度には、まだハイレゾ機器が追いついていない様に感じるからです。
我が家では同じ音源のCDとSACDがありますが、CDの方がハイレゾっほい良い音がします。
これはDENONのアナログ波形再現技術「ALPHA Processing」のお陰だと思っています。


アールefu 投稿日:2023年09月08日 11:05 No.658
改めて DCD-SX1 LTD の解説を読んで吃驚しました。

『CD再生の場合、44.1 kHz / 16 bitのデータを705.6 kHz / 32 bitへとアップサンプリング&ビット拡張処理を行います。』

これではSACDよりもCDの方が良い音がするのは当たり前ですね。
CDを16倍にアップサンプリングしていました。

先日の例会で使ったDCD-1650AEはCDを12倍にアップサンプリングしていましたので、
やはり、SACDよりもCDの方が良い音がしていました。
皆さんは、どのように感じましたか。


管理人 投稿日:2023年09月08日 23:37 No.659
>ハイレゾの良さが分かりやすいのはwebの記事にあるように音の余韻や残響感、存在感ですから静かな環境で聴きたい思いがあります。
>それと音場の形(広さや深さ音像の前後関係)は、センターポジションで聴かないと、自分にはわかりませんが、その辺の要素はハイレゾの得意とするところと認識しています。

ハイレゾは音の余韻や残響感、存在感、音場の形といった部分でCDに差をつけるのは同意です。しかし、CD
でもそういう部分が聴けないわけではない。騒音のレベルが高いとハイレゾもCDでも音楽の楽しみを阻害し
ます。ハイレゾだけでしか聴けない音のよさというものはないし、ハイレゾだけが騒音に弱いというわけで
もない。


管理人 投稿日:2023年09月08日 23:38 No.660
>CDプレーヤーの音の完成度には、まだハイレゾ機器が追いついていない様に感じるからです。

専用のハイレゾ機器というもの、例えばリンのプレーヤーを聴いたことはないのですが、ハイレゾ演奏は軽く、
CD演奏を追い越しているはずです。デジタル信号をDACに送り出したら、DACが同等の性能ならデジタル信号の
密度だけがものを言いますからハイレゾの圧勝です。CDプレーヤー用のDACとハイレゾファイル再生用のDACの
どちらが完成度が高いでしょうか? 実は同等です。というか、今のDACはすべてハイレゾを受け入れるように
作られていてCD専用のDACというのは作られていないのです。

成熟度から言ったらCDプレーヤーの方が年数が長いだけ成熟しているとは言えます。しかしディスク・プレー
ヤーというのはデータを機械的に読み取る部分に宿命的な弱点を抱えています。CDプレーヤーはもちろんSACD
だって大量の読み取りエラーをしているのです。この点、HDなりSSDからの読み取りは機械的エラーというのは
皆無です。CDプレーヤーとハイレゾ機器をくらべようとしても、そもそもスタート地点が違う競争なのです。

CDの44.1 kHz / 16 bitのデータをアップサンプリングしたりビットを拡張したりする手法は読み取りの精度が
悪いのを補うためです。それらの操作をしても、CDに記録されたデータの密度以上のデータが生成されるわけ
ではありません。

私はCDの音に長らく閉口していました。ツンツンして硬い、聞きづかれしそう、アナログ・レコードと比べて
雰囲気が少ない。なのでなるべくSACDを買うようにしています。昔CDで出ていた音源がSACD化されて再発売さ
れると買いますが、絶対にSACDの方が音がいい。しかし、SACDを発売するレコード会社は少なく、持っている
ディスクは圧倒的にCDのほうが多い。なので藤田さんのDACを購入しました。確かにいいのですが、そのDACを
してもやはりSACDにまさることはない。

しかし、朗報もあります。最近のCDは非常に音がよくなっていて、昔のCDの悪い特徴がどんどん少なくなって
いる。これはハイレゾが出てきてCDを作る側が必死で努力したからでしょう。昔、CDが出てきたあたりでアナログ
・レコードがすごく頑張ってそれまでにないいい音質のレコード盤とレコードプレーヤーなどを作りました。
それと同じ現象でしょう。


アールefu 投稿日:2023年09月09日 00:22 No.661
私も数年前までは会長さんと同じ思いでしたが、CDPを買い替えてから考え方を変えました。
手っ取り早く、一度、我が家の音を聴きに来てください。閉口したというCDを持参して。


管理人 投稿日:2023年09月09日 18:13 No.662
長いことお邪魔していないので久々に聴いてみたいです。
ただ、コンテスト大会が終わってからです。


アールefu 投稿日:2023年09月09日 20:34 No.663
そうですね。コンテストの成功に向けて頑張ります。
そのあとの懇親会も、とても楽しみにしています。


海苔好き 投稿日:2023年09月10日 10:41 No.664


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