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早春に里山の林縁や草地、路傍でよく見かける植物です。
オーギュスタン・ピラミュ・ドゥ・カンドール(Augustin Pyramus de Candolle)が1818年にIsopyrum adoxoides として記載したものを、牧野富太郎が1902年に新たにヒメウズ属Semiaquilegiaを記載し、ヒメウズをIsopyrum 属からSemiaquilegia属に組みかえて記載しています。厳密にいえば、命名植物とは言えないのかもしれませんが、紹介します。
大井次三郎はこの植物をオダマキ属の植物Aquilegia adoxoides (DC.) Ohwiとし、手元にある1998年発行の保育社の図鑑ではこの説が採用されていますが、現在は牧野が記載したSemiaquilegia adoxoidesが正名となっています。
記載論文は1902年発行の植物学雑誌第16巻Observations on the Flora of Japan. 119ページ
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jplantres1887/16/183/16_183_119/_pdf/-char/ja
地味なため写真映えがしなく、過去の画像データを見てもこれと思うものがありません。高知市鏡と高知市宗安寺で撮影した写真を掲載しました。