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レンギョウヤナギ、タチヤナギに次いでヤナギの3番目はヤマヤナギです。
名前は山柳ですが、山に限らず高知市の皿ヶ峰のような丘陵地でも見られ、広い範囲に分布しています。
広い範囲に分布していますと書きましたが、改めて高知県植物誌で確認してみると高知県西部地域では確認されていないようです。山中二男先生の高等植物目録にも「ネコヤナギとともに最も普通なヤナギである」と書かれていますが、分布を示す市町村に幡多地域の市町村名はないですね。
本当に幡多地域には分布していないのか、確認してみる必要がありそうです。
先に書いたタチヤナギと比べると雄花序はやや小さく、雌花序はよく似た形態をしています。
写真1は高知県植物誌のヤマヤナギの分布図、写真2は雄花序、3は雌花序です。
雄花の雄しべの数は1または2で、それがいろいろなパターンで混生しているようです。
私が確認した花序はほとんどが雄しべが1本で、ごくわずかに2本(基部付近で合着)のものがありました。
写真1は雄しべが1、写真2は雄しべが2本で基部が合着している。