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コバノタツナミScutellaria indica L. var. parvifolia (Makino) Makinoはタツナミソウの変種で、コバノタツナミの名のとおり全体が小型で、葉が小さく鋸歯の数が少ないことで区分できます。また、別名ビロードタツナミと呼ばれるように、葉がビロードのような質感なのも特徴の一つです。
しかしながら、これらの特徴は典型的なコバノタツナミに言えることで、コバノタツナミとタツナミソウだけでなく、類縁のイガタツナミ、シゾバタツナミなどとの間には区別が難しいものが現れて、悩まされます。
また花の白いものがたまに見られますが、これはシロバナビロードナミキと呼ばれ、コバノタツナミの品種とされています。
牧野富太郎は1904年、植物学雑誌第18巻74ページで、佐川や旧幡多郡田ノ口村などで採集した標本を基にScutellaria indica β japonica (C.Morren & Decne.) Franch. & Sav. forma parviflora Makino として記載しました。
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jplantres1887/18/208/18_208_65/_pdf/-char/ja
これを後に変種に改めて記載し、これが現在正名になっています。
左2枚は典型的なコバノタツナミ、3枚目はシロバナビロードナミキ。