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牧野富太郎命名植物 その9 ヤハズマンネングサ  Sedum tosaense Makino

1: 坂本彰:2023/04/27 22:01 No.101
マンネングサの仲間では最も早く3月末から4月にかけて開花します。
高知県の石灰岩地に分布する固有種とされていますが、高知市鏡では石灰岩でない岩場(道路の法面)に広く生育しており、今後調査をしなくてはと考えています。

名前のヤハズは「矢筈」で、花茎の葉(写真2の左)とその他の葉(写真2の右)では形が大きく違いますが、同じように先端が凹状にへこんでいます。

掲載論文は1892年発行の植物学雑誌第6巻日本植物報知第15 Notes on Japnanese Plants XV 52ページ。
この時の論文はTokano(佐川町斗賀野)の標本を引用し、学名と和名を記載しただけのもので、有効な記載文ではありません。
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jplantres1887/6/60/6_60_45/_pdf/-char/ja

1901年発行の植物学雑誌第15巻Observation on the Flora of Japanで改めて記載を発表しています。
標本の採集地は斗賀野村空谷(現:佐川町川の内組(川の内))。
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jplantres1887/15/168/15_en32/_pdf/-char/ja


2: Norisan:2023/05/02 15:14 No.103
鏡のヤハズマンネングサ、見てきました。
コンクリートの擁壁、蛇紋岩、もう一ヶ所は砂岩か泥岩?
石灰岩以外のところにも出るんですね。
コンクリートの原料のセメントは元々石灰岩からつくるので納得できる?
蛇紋岩やその他の所はなんでしょう?
カルシウムが溶けた水が染み出してくるとか?

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