小話→日銀0金利政策解除(その三) - 便利屋リエゾン困り事相談掲示板
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小話→日銀0金利政策解除(その三)
便利屋リエゾン
投稿日:2024年03月21日 21:32
No.133
【Home】
以下長文です。興味のない方はスルーでお願いします。
すみません。続き物を連投したくて・・・。
既読数も1万回も超えたので何か企画したくて・・・。
さて、続きですが、ネット広告に力を入れている中堅どころの貴金属買取店のお◯◯らやの扉を開けてみました。
理由は・・・。ネットで観て「え?買取価格これでイケるの???」で突撃です。
朝一、小さな店舗でお客さんはいませんでした。行くと、店長と従業員(奥さんかな?)のお二人でお店の整理をしていた様子。
「貴金属の査定お願い出来ますか?」
「あ、どうぞ、コチラにお掛け下さい。お時間頂戴するかもしれませんが良いですか?」
「結構ですよ。」
貴金属は、某一流ブランドの革袋に入れて持っていきました。
「これ、テ◯フ◯ニーですか?」
この時点で、この人駄目だ・・・。と察しました。
「いや、傷がつかないように革袋に入れてきました。違いますよ。」
査定を開始すると、重量を測り、サイズを測り、写真を撮る・・・。
ココまでで、もう信用は無いですよね?これは、質問したくなるタイミング!
「ネットで観て本日来たのですが、お◯◯らやさんでお間違い無いですよね?」
「そうですよ。」
「開示の買い取り価格は、本日の9時30分現在で○○○◯円/gと出ていたのですが、最低価格ですか?」
ココで、店長さんの表情が変わり、機嫌が悪くなる・・・
「あれ、嘘です。」
「は?」
「うちは、直営店ではなくフランチャイズの個人店です。あれは、客寄せの為の嘘八百です!」
・・・こいつ言い切りやがった・・・(笑)
「うちもフランチャイズで、本部の研修に行くのですが、広告価格からの値引き方法の手段を教わって帰って来るので。私の言うことが嘘だと思ったら、お客さん、直営店に行って査定してもらったら良いですよ。」
・・・こいつ、フランチャイズの看板掲げていて、楽しいことを言うwww
好きだわ〜〜〜こういう正直なバカ。あ違う!バカ正直!!
査定を待つ間に住所、氏名を書いてくれという。
「ちょっと待って!商談は成立してないですよね?」
「もう、買い取りしないで良いですから持って帰ってくれませんか?」
「いやいや、何をご立腹か知りませんが当方としては本日の買取価格について質問しただけですよ。(商法上)双方納得のゆく取引出ない限り、商売として成り立たないでしょう?と言う話です。そもそも、「あれ嘘です。」は、法律に遵守していない行為でしょう?それを聞いてもいないのにお話になったのは「あ・な・た」。私は、納得のゆく取引でしたら応じますよ。」(あなたがツボにハマったから・・・w)
さて、渋々査定結果が出ました。
「うーん。コチラの想定額より低いんですけど。もう少しなんとかなりません?正直ほかで見積もり出してもらってるので。」
「いくらで他は出したのよ?何処で?」
「良いよ商売は正直にいきましょう。〇〇〇〇○さんで、○○○○○○円。近いけどね。」
「うちとそれ程変わらないじゃないか?私と本部の査定担当は、嘘は言わない。」
・・・この人、さっきまで嘘八百と言ってたのに・・・www
「お客さん、正直、ウチではこれが精一杯。指標となる田○○金属さんの利ざやは10%。これはウチみたいなところでは出来ない価格だから、お気に召さないようでしたら今日はお帰りになって。」
・・・こいつのぶっちゃけ具体が・・・好き!
「いいよ。わかった。楽しいお話をたくさん聞けたから、駄賃じゃないけどそれで良いよ。又、楽しかったから覗きにくるわ♡」
フランチャイズのお店は大変です。本部にマネージメント料を支払うは、自由が効かないわ・・・。
差額は、数千円でしたが店長の漫談にも似た為になるお話をお聞きできたのと、戻って又、一から査定を考えるとまあ良いかって差額のため商談成立。
さて、中古品の売買で抑えておいていただきたい事を纏めます。
1.市場の価格を自分で抑えておく
2.「1」に手数料を乗っけて支払う額を自分なりにボーダー線を引いておく。
3.「2」に関連して「手間を何処まで自分は掛けるのか」を決める。
4.見積もりは一社ではなく、必ず複数で取り、自分も市場を学ぶ。
5.あくまでも「商取引」です。売る側も買う側も商売成立まで客とお店ではなく、フェアな関係であることを肝に銘じる。
6.総合的に納得したら、商売の話に移行する
って感じでしょうか?
そもそも「お客様は神様です」は、商取引があっての事。
今回は、望まず腹を割ったお話し合い?となったので決めました。
皆様も、「商取引とは?」って立ち返ってみましょう。
昨今、「わがままなラーメン屋で揉めた」とか「客に対する態度か?」といったSNSの投稿を観ますが、商取引は自由です。不満に思ったら店主は「お代は要らないから(貴方とは商取引したくないから)帰って下さい。」って言うのは優しい方ですよ。本来、作って食べたらその時点で商売成立です。お金は払わなくてはいけません。
当店は、幸せな事にお客様から「釣りは良いから、飲み物でも買って」「お昼、未だでしょう?これ差し入れ。」と言っていただくことがまま有り、商取引以上にこれまでは恵まれております。
一期一会を大切にして、これからも頑張ります。
便利屋ですので、お客様を応援しつつ、自分も応援されているとセツに感じております。
今回の小話は以上です。お付き合いありがとうございました。
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