大阪くるみの会 掲示板


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日本IDDMネットワーク理事長の井上からです。
加藤 投稿日:2024年01月12日 09:17 No.19
<川村先生からのメッセージ>
「食事が出来ない状況でも基礎インスリンは絶対必要です!」
(基礎インスリンとは、ランタス、ランタスXR、グラルギン、レベミル、トレシーバのどれかです。)
インスリン、注射針、血糖測定の物品は確保できているでしょうか?
特に食事の面では不自由されておられるのではないかと思います。十分な食事摂取が出来ない時に、インスリンの注射量を減量されている方も多いのではないかと思います。
その際にご注意いただきたいことは、食事が出来ない状況でも基礎インスリンは絶対に必要です。
十分な食事が出来ない状況が続きますと、基礎インスリンだけでも血糖値が下がってしまうことがあります。そのような場合は、70-80%ぐらいまで基礎インスリンも減量が必要なことがありますが、決して中止はしないでください。
インスリンを減らしすぎると、食事しなくても顕著な高血糖(300mg/dL以上)になってしまいます。
そのような場合は超速効インスリン(ヒューマログ、ノボラピッド、アピドラ、リスプロ、フィアスプ、ルムジェブのどれか)を4時間毎に2-4単位を打って200mg/dL以下まで下げましょう。
そのためにも一日数回の血糖測定をして、300mg/dL以上の高血糖や80mg/dL以下の低血糖にならないように注意しましょう。
各避難所や近隣の薬局にインスリンや血糖測定の器具を支給するように手配が進んでおりますので、お問い合わせください。
インスリン療法中の2型糖尿病の被災者の方々への注意喚起
「食事が十分出来ない場合もインスリンが必要なことがあります」
十分な食事が出来ない場合には、インスリンの減量が必要なことが多いです。しかし、被災中の食事は糖質を多く含む食事(おにぎり、パン、インスタント麺、果物など)になりがちですので、高血糖にもなりやすいです。
ですから出来るだけ血糖測定をするようにしてください。
2型糖尿病の方のインスリン療法は患者さん毎に様々ですが、上記の様な糖質の多い食事を食べる場合はインスリンを止めないようにしてください。
量の調整が分からない場合は、下記に御相談ください。
各避難所や近隣の薬局にインスリンや血糖測定の器具を支給するように手配が進んでおりますので、お問い合わせください。
インスリンの調整方法や、血糖値についての御相談は、お気軽に下記にご連絡ください。
川村 garurumusashi@gmail.com
あべのメディカルクリニック 川村智行




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