クレひゃんと井戸端会議ララ


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下がると必ずこういうの出ますね。ロシアかイスラエル、イラン辺りが核ミサイル使ったら起きるかもしれませんね。バフェットさんの投資会社も、 手持ち現金が、過去最大だし、 暴落は、ほぼ間違い無しですね。 あとは、いつ頃かってだけ。いつ暴落してもおかしくないみたいな話が広まってるし、S&P500に何も考えず入れた連中が近々絶望することになるんだろうな。ニーサ入れたら方々は大丈夫かな?
B層ホイホイ 投稿日:2024年04月17日 04:25 No.8507
「ブラックマンデー」再来懸念-英ファンド、資産の3分の2を現金に
https://news.yahoo.co.jp/articles/53b3d613354ba92d0336c068ea79f27222e58c55
4/15(月) 12:45配信
Bloomberg

(ブルームバーグ): 英国を本拠とする220億ポンド(約4兆2000億円)規模の資産運用会社ラッファーは、米国の流動性縮小が市場の急激な反転のリスクを高めるとの見方から、現金への資金配分を過去最大としている。

ファンドマネジャーのマット・スミス氏によれば、同社資金の3分の2は現在、現金同等資産で運用されており、これは過去最高の比率だという。運用益はクレジット・デフォルト・スワップ(CDS)や米国株オプションといった形で、資産価格の暴落で利益の出る投資に充てられている。

「米連邦準備制度に絡む流動性の影響が出てくる3カ月以内かもしれない。この巨大なボラティリティー売りのエコシステム(生態系)は、反射的に反対方向に向かう可能性がある」とスミス氏は話す。

ラッファーの一任運用は、単に業界のベンチマークに投資するのではなく、一つか二つの集中的な取引に資金を集めることができることを意味する。

その中で、2020年にビットコインに賭けたのは成功だったが、23年は世界の株式と債券が共に値上がりしたため、同社の「トータル・リターン・ファンド」は6%余りの損失を被った。

米国の利下げに対する過度な楽観論は、市場を完璧に近い状態に置き、米連邦準備制度が債券買い入れプログラムの縮小を続ける中、1987年の「ブラックマンデー」のような流動性リスクをあおっているとスミス氏は言う。

慎重さ必要

予想より高いインフレ率が最近発表され、米国の緩和見通しと市場の楽観が後退しているが、ラッファーの姿勢は依然として市場で最も弱気な部類だ。

ブラックマンデーとは1987年10月19日に起きた突然の大暴落のことで、S&P500種株価指数とダウ工業株30種平均は1日の下落率として史上最悪となった。

この暴落の原因については議論があるが、暴落に至るまではリスク資産の強気相場が続いていた。

スミス氏は、2008年の世界金融危機の最中にラッファーがプラス16%のリターンを上げるのに役立ったような慎重さが今こそ必要だとみている。

「われわれには二つの投資目的がある。一つは資本の保全、もう一つは現金よりも優れたリターンを提供することだが、それは二次的な目的だ」と同氏は主張している。

確かに、これはタイミングの問題だ。市場が活況を呈し続ければ続けるほど、ラッファーは利益を逃す可能性がある。同社の典型的なポートフォリオは、設立以来年平均プラス8.1%のリターンを上げているが、30年の歴史の中での平均現金比率は約5%だ。

原題:Risk of 1987-Style Meltdown Sparks Ruffer’s Record Cash Bet (1)(抜粋)

(c)2024 Bloomberg L.P.

Greg Ritchie, Michael Mackenzie


経済研究員*****1日前

米国の高金利により米国に外国から資金が多量に入り込み、潤沢な資金によりバブル発生し、貸付審査が甘くなり、ある時点で不良債権が多量に発生し、サブプライム状況になるのではないかと懸念される。利上げして好調だからと言ってそれを意図的に維持するの果たしてどうだろうか。

tra********
tra********23時間前

誰にも暴落のタイミングは予測出来ない。とんでもない事件事故が発生してからしか成り立たないだろうし。
自分の場合も同様に現金の比率をかなり高めているけど、戦争が最大のリスクだと思っているので、国防関連株を買っている。どちらかといえば暴落してくれたほうが儲けられると思うが、暴落しない場合もそこそこ利益が得られるようにするのが腕でしょう。素人ならいいけど、プロなら現金の比率を上げたとか言ってる場合ではないと思うけどね。

cof**
cof**1日前

ひとつ一番の違いは時代が違う、ってことでしょうね。
1987年?インターネットも無い頃ですね。投資へのハードル(手間など)が高く、参入者は今より圧倒的に少なかったでしょう。

情報リテラシー問題もあります。
ネットがないので情報を入手しづらいから、より暴落しやすい状況だったでしょう。よくわからずみんなが売ってしまう現象。

今は世界情勢、企業情報など即座に知れますからそこは雲泥の差でしょうね。どこまでリスクがあるのか、基本的に情報は事前に伝わるので大半は織り込み済みで動いてるでしょうね。

それでも最終的には個人個人の判断で売る、買う、保有など先を読んで運用する以外ないでしょうね。
暴落が怖いならすぐ売ればいいだけです。

去年も同様のことを言ってる人がいましたが、この上昇率ですからね。大外れした人は今さら買えないので早く下がって欲しいからみんなで売って暴落させようキャンペーンをしがち。

mam********
mam********1日前

個人的には逆だと思うぞ。
参加者が増えれば、投資家の質が下がるのでは?
フェイクニュースも多いし、情報に踊らされる人も増える。株式って噂で大暴落をする世界で、情報が瞬間的に世界中に伝わるのが、今の社会だからね

まぁ人の考えは人それぞれだが、歴史が繰り返すと思うよ。人間の本質は変わらんでしょ。

tanaka
tanaka1日前

一番違いは素人が増えたことでは?
アメリカ人の個人投資残高が数年前100兆ドル超えたし
昔ミセス・ワタナベが鴨にされたように
世界中のみんなが投資に走ってるのは怖い事だよ

hat********
hat********1日前

ネットバブルの時も同じ様なこと言ってる奴いたな。
ちなみに、今の方がプログラム売買のせいで一方向に大きく動きやすい。

xjw********
xjw********1日前

群集心理をナメてはいけません。何か弾みでドット一方向なだれる可能性は否定出来ません。人間は思ったより愚かですね。

adg*****
adg*****1日前

アルゴが勝手にしょーもないことでも反応して大騒ぎする時代だからな
逆にボラは高いのでは?

ner*****
ner*****1日前

たかがお金ですよ どうなっても良いように
投資は 一割目やすでいい

sho********
sho********1日前

当時の人も同じこと言ってそうで草。

qnk********
qnk********1日前

暴落してもまた回復しますよ。

s20********
s20********1日前

投資詐欺の方が同じような説明をされてましたね〜(笑)


pri********1日前

現金で持っているだけならファンドに預ける意味が無い
従業員の給料を支払ったらファンドを維持するのは困難になる
米国株が割高だと思うなら割安な国の優良株を買えば良い
それがファンドの力量
暴落時に儲かるオプションは損害保険と一緒で暴落しなかったらオプション料を取られ損になる
アクティブ型のファンドが定期的な利益を上げられずインデックスに負ける理由がこの記事を読むと理解が出来るね

s20********
s20********1日前

まぁ、暴落待ちなので現金相当で保有しているとのことなので、それも戦略かと。
USドルで定期預金してたらそれだけでも年利5%です。

adg*****
adg*****1日前

ファンドに出資する投資家がそれでよいならそれでよいのでは?


fgs********1日前

ブラックマンデーがあった月曜の東京2時半ごろに平和不動産の株を損切りで売ったら3日後に半値ぐらいになっていて自慢の損切りになった。
NYダウがようやく崩れてきたのでこのまま36000まで行けばニッケイも36000ぐらいまで行くんじゃないの。それでも暴落ではなく適度な調整だと思うけど

set********
set********1日前

別に余剰金でやりくりしてれば、かけっぱで仮に暴落しても痛くも痒くもないやろ。
そりゃ資産家は困るかもしれんが、そういう人が増えて変動しにくくなったのと、また落ちてもいずれ戻ってくるって思ってる長期投資思考が増えたのも要因。
ガクっと下がる下がる言われて下がるかもしれんが、、まぁ気長に待ってみるって人がこれからますます増えるのでは。 昔と異なる。
日銀介入も効果は、、ねぇ。
国民向けには消費税減税しかなくない?

rim*****
rim*****1日前

大きな調整が入ったら底で買いたいけど、2023年に買いそびれた所も多いからかなかなか落ちてこない。夏が終わるくらいまで様子見ですね。

tak********7時間前

市場予測は誰にも分からないからね。保険(ヘッジ)をかけながら現物を買う。15年以上相場と付き合ってきたがこれで損したことは年単位で一度もない。あまり欲張らないことだな。

yas*****
yas*****1日前

まあ壮大なる機会損失ですな。ブラックマンデーにせよ、ドットコムバブルにせよ、リーマンショックにせよ、景気よく株価暴騰で利上げ利上げで景気殺そうとしてるにも関わらず、それ以上に株が上がり過ぎて崩壊しただけ。今はそんな状況でなく予防利下げいつしよっか?と同時に一昨年のインフレショックによるベア相場から漸く元に戻してさあ行くぞと上がり始めたばかりの2024年。多少急激な上がりに感じるがち

tak********
tak********15時間前

ブラックマンデーの時とは売買システムが全く違うので比較ができるわけもないがリセッションが起きそうな気配はあるよね

e^πi+1=0
e^πi+1=01日前

昨年、-6%のリターンのファンドが言ってることだからな まぁ、いつも警戒はしておいた方が良いけど、常に相場に乗ってないとリターンは得られない

dai********
dai********1日前

またこういう記事が。下がると必ずこういうの出ますね。ロシアかイスラエル、イラン辺りが核ミサイル使ったら起きるかもしれませんね。

adg*****
adg*****1日前

それは株どころじゃないな


mam********1日前

何かあるとするときっかけになるのは中国のバブル崩壊だと思うけどな。

今は世界中で過熱感が半端ない。

adg*****
adg*****1日前

腕力で解決して情報も出さない国のことはよくわからんけどな


om*****1日前

日本以外の国であれば、金利が付くので、一時的には、そういう戦術も良いのでは?
ただ、どうなるかは神のみぞ知る世界。

tak********
tak********1日前

バフェットさんの投資会社も、
手持ち現金が、過去最大だし、
暴落は、ほぼ間違い無しですね。
あとは、いつ頃かってだけ。

pri********
pri********1日前

バフェットさんは日本で大量の円債を発行してその調達金で商社株をばんばん買い増ししているところだよ
手持ち資金を1ドルも使わないで日本株を買う錬金術だな
バフェットさんのマネをする投資ファンドもこれから大量に出現するんじゃないかな

cof**
cof**1日前

そりゃ、「いつなのか」って言ったら明日も5年後も「あとはいつ起こるか」なんだけどね。
確か去年もそんなこと言ってる企業や投資家がいたよな。そしたらこの上がりっぷりだもんな。
そりゃ彼らからしたら今さら買えないし、さっさと下がって欲しいよな。だから発信して煽るのもあるんだよな。

you********
you********1日前

>確か去年もそんなこと言ってる企業や投資家がいたよな

10年以上前から今でも言い続けてる森永卓郎
その間にS&P500も日経平均も3倍になってるから今暴落が起きて半減してもプラスなんだよね

adg*****
adg*****1日前

あの規模になると数十億円数百億円程度では投資しても全体へのインパクトが少なすぎて仕方ない、というのが実際の話

*******
*******1日前

暴落は予期できないから暴落


sat********1日前

大丈夫 このようなニュースが出たらまず暴落はしない。例がない。

kustbsakn
kustbsakn1日前

投資に失敗してるファンドの予測はあまり参考にしない

xcq********
xcq********1日前

いやアメリカ戦争参加せずで明日の米株は爆上がりや

tet********
tet********1日前

無理矢理大統領選まではもたせるんでしょうね。
その先は知らない。

the********1日前

いつ暴落してもおかしくないみたいな話が広まってるし、S&P500に何も考えず入れた連中が近々絶望することになるんだろうな。

adg*****
adg*****1日前

ん~、分の悪い賭けではないだろうがタイミングの問題がな~

rai********
rai********1日前

潰れる時は潰れる。リーマンの時と同じだろう。

kat********
kat********1日前

早くブラックフライデー来ないかなぁ?

mah********
mah********1日前

警戒してるうちは暴落ないて(笑)

バイキンマン
バイキンマン1日前

スイスもさっさと利下げしたし、このファンドの見立てが正解。

突拍子もないアイデア
突拍子もないアイデア1日前

おー!  動きだしたね!
ニーサ入れたら方々は大丈夫かな?

cit********
cit********1日前

NISA始まったばかりで、早めに暴落が来れば、その分買値が下がって利が増える。
5年後に暴落が来るのが最悪。

tak********
tak********1日前

養分に一直線です。


ogr********1日前

早く暴落こねーかな


B層ホイホイ 投稿日:2024年04月17日 04:28 No.8508
「張りぼての株価」に金利上昇の刃が突き刺さる さわかみ投信創業者「今買うのはやめておけ」
https://toyokeizai.net/articles/-/747068
緒方 欽一 : 東洋経済 記者

さわかみホールディングス代表としてグループ総帥を務める澤上氏。長期投資家は「絶滅危惧種」(澤上氏)になったと言いつつも啓蒙活動を今も続ける(撮影:梅谷秀司)

特集「34年ぶり株高の「意義」」の他の記事を読む
安値の株を丹念に拾い、買ったら10年、20年持つという長期投資スタンスで運用するさわかみ投信。澤上篤人氏が創業した同社は直販を売りとする独立系運用会社の先駆けで、現在の純資産総額は約4400億円に上る。
2021年5月以降、さわかみ投信は意見広告を全国紙3紙に計10回掲載。「株式投資は続けよう、されどバブル高からは離れておくべきだ」と警鐘を鳴らした。それからまもなく3年。澤上氏に現在の株高について聞いた。
※この記事は4月17日6:00まで無料でお読みいただけます。それ以降は有料会員向けとなります。


――34年ぶりに史上最高値を更新した日経平均株価についてどうみていますか。

完全にバブル高だ。日本を含めた各国中央銀行によるマネーの大量供給で、現在の株価と経済は実体以上に膨らんでいる。つまり張りぼて。

その張りぼてに突き刺さった刃が、近年の世界的なインフレ圧力と金利上昇だ。日銀もマイナス金利政策を解除した。それ自体は当然の流れなのだが、これからが大変だろう。株価はいつ暴落してもおかしくない。
「緩和相場への慣れ」が危ない

――金融緩和相場がついに最終局面を迎えたということですね。ただ、10年前からこの相場の終焉と暴落を予想していましたが、マーケットは逆に動きました。

それは止めようがない(笑)。でも張りぼて経済の行き詰まりが世界のさまざまなところで露わになっている。

お金をばらまけば経済が成長するという経済運営は、金融マーケットを異常に巨大化させた。世界的にその恩恵は一部の人々に集中した反面、多数の人々の低所得化が進んだ。それが賃上げ要求を強めてインフレの遠因にもなっている。

――金融緩和が長く続いたわりには懸念されているような暴落は起きなかったので、今の環境に慣れてしまっています。

それが怖い。かつてなら過剰流動性はインフレをもたらすので危険と言われたが、そのような声もほとんど聞かれない。私は投資の世界に53年身を置いてきた。1970年代のインフレも経験している。

だが今の運用者の多くは世界的に1980年代以降続いてきた上昇相場しか知らない。この40年間、株価と債券価格は上がり、金利は下がるという、きれいな状況にあったので。



世界的な上昇相場の背景には年金マネーの膨張もあった。今後はその力が弱くなっていく。

1960年代終わりから1970年代半ばにかけて、先進国では年金制度が整備された。それで1980年代に年金マネーが一気に膨らみ、株式市場や債券市場へと流れ込んだ。

ただ今後は、少子高齢化によって毎年の現役世代が納める保険料を高齢者世代への給付額が上回る。年金マネーは「純流出」の状況になる。
ゼロ金利が続き経営は弛緩した

――日経平均の高値更新の要因として、資本コストを経営者が意識するようになるなど「企業の変化」が指摘されています。どう思いますか。

一部の会社がすごくよくなっているのは事実。しかし全体としては経営が弛緩している。

その理由は二十数年に及ぶゼロ近傍の金利にある。金利ゼロでいくらでもお金が借りられるなら、どんな人でも経営できる。金利上昇や景気変動があるからこそ、経営は鍛えられる。資本や労働などの再配分も行われる。

経営者を突っつく機関投資家も、運用成績を上げるために株価が上がってほしいので短期志向だ。そういう機関投資家にせっつかれて経営者も短期志向になる。ROE(自己資本利益率)で一律的に8%以上などと数字、数字とやっている。東証なんかも笑っちゃうよね。

――東京証券取引所が2023年3月に出した低PBR(株価純資産倍率)改善要請のことですか。

あんなこと東証が言うものではない。これらを含めてバブルの最終段階と私はみている。



経営者からするとPBR1倍割れは危険な状態。買収の対象になって、いつ乗っ取られるかわからないから。そういう状態をなんとも思わないのであれば、経営者がおかしい。

投資家もパッシブ運用(株式指数などに連動する運用成果を目指す運用手法)が花盛りでマーケットの動きを追いかけるだけ。私ならPBR0.4倍とかで配当利回りが3%あったらご機嫌で買っておく。要するに個別企業を見ていない投資家が多くなった。

東証がPBR改善要求をする必要は本来ない。それが強引に市場をコントロールするのが当たり前になっている。日銀の政策も同様。力任せのせいで本当の価格、金利水準がわからなくなり、そういう市場に乗っかっている企業がやわになった。
さわかみ投信はバブルに乗らず

――さわかみ投信の基準価額(投信の1口当たりの値段)は1999年8月の設定以来の最高値となる4万円超えです。ここまで聞いた話からすると、手放しでは喜べない?

そこは喜べる。さわかみ投信は、バブルの流れには乗らずに実体経済をベースに活動する企業に投資してきた。そのため基準価額(=純資産総額)の中身がけっこういい。

組み入れ比率で現在上位にあるダイキン工業などは株価が安値のうちに買っていた銘柄だ。われわれからするとこの結果は「さもありなん」。ほかのファンドは目先の運用成績を上げようとポジションを増やすが、そういうことはやらない。

日経新聞とかで「さわかみ投信は運用成績が振るわない」などと書かれるが、バブルに乗っていないので当然。無視しろと会社のメンバーには言っている。マーケットが暴落に見舞われる際は、当然割りを食うがその影響は少ないはずだ。



――暴落時にはどの程度のショックが想定されるのでしょうか。

リーマンショック以上の大きな下げになるのでは。実体経済への影響も免れない。財政出動で国債を発行するにしても以前より国の借金は膨れ上がっているし、金利上昇基調に転じた中では利払い費にも影響する。これまでのような政策はそう簡単に打てないだろう。

世界の政府や民間企業の債務残高を国際金融協会(金融システム安定のために主要金融機関が加盟)が集計している。その額は2023年末で310兆ドル。10年前から70兆ドルほど増えた。なお直近の世界GDPは約100兆ドルだ。

70兆ドルはこれまでの低金利をベースに契約された借金と言い換えられる。その金利が上がってくる。借り換えの際にデフォルト(債務不履行)が起きてもおかしくない。しかし暴落はまともな経済へと戻るきっかけになると思う。
今買うことはやめておけ

――足元の株高をみて株式投資を始めようという人もいると思います。

「今はやめておけ」。それが私からのメッセージ。

1980年代のバブル時、ピクテ・ジャパンで日本株を運用していた私は、1988年8月から売りに転じていた。当時は「それでもプロか」と文句を言われた。ただ常識で考えればいい。ゼロ金利などおかしな状態は長く続かないものだ。
さわかみ・あつと 1947年生まれ。愛知県立大学卒業後に入社した松下電器貿易(現パナソニック)を辞め、1971年から運用の世界に。スイス・キャピタル・インターナショナルやピクテなどを経て1996年にさわかみ投資顧問(現さわかみ投信)を設立。2021年の取締役会長退任後も、オーナーとしてさわかみ投信に関わる(撮影:梅谷秀司)

投資家は、買ったものを売って利益を確保してようやく一件落着。メディアなどと違って「上がっている」と喜んでいても意味はない。投資家なら自分の判断でどこかのタイミングで売らないといけない。

しかしその判断をできる投資家が少なくなっている。機関投資家であっても「音楽が鳴り続ける間は踊りを止められない」というのが現状。株価の下落が明確になれば判断できるが、ぎりぎりまで相場を追いかけてしまう。

暴落に見舞われたら「○○ショックで不可抗力でした」と言えばいい。だが、フィデューシャリー・デューティー(受託者責任)を掲げるなら、機関投資家も自分で判断しないといけない。




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