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箸墓と冬至線
天上のワオギツネ 投稿日:2024年03月28日 20:14 No.967
No.960
箸墓古墳の前方部の方位は何度か

箸墓古墳の後円部の中心点は、纏向の大型建物の中心点から見て3年分の二十四節気暦の円環上の芒種の初日の軸線が通過する方位に築造されている。
この芒種は芒(のぎ)のある植物の種を播く時期を示し、今の田植えの時期に当たる。
その芒種の初日は6月7日頃。

つまり、箸墓の被葬者はそうした観念付けによって葬られ、その陵墓は祭祀所である大型建物から見て芒種の方位の初日の軸線上に築造されたということが考えられる。
纏向王権の始祖はそのような農耕上の位置付けによって、加盟各国の農作物の豊穣をもたらす役割を付与されたとみなすのがよいだろう。

その箸墓古墳の前方部の方位を後円部の中心点から計ると、東西線(春分線)から南に20度程度の方位が得られる。
前にも述べたように、近畿地方の冬至点は、特定の場所から東西線(春分線)に対して南に30度弱の方位となる。
なので、箸墓古墳の前方部は冬至点には向かっていず、二十四節気暦では大寒の節気初日頃の方位付近に向かっていることになる。
大寒初日は1月20日で、凍てついた地面に蕗(ふき)の花が咲き始める頃とされる。
春が確実に歩み始めていることが分かる頃だという。

さて、箸墓と冬至信仰は関係あるだろうか。
面白い見方だと言えそうだが。




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