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晩年における生きている感覚
天上のワオギツネ 投稿日:2024年03月27日 21:22 No.958
No.954
のっと日の出る

夜明け前の薄暗がりの中、足元を気にしつつ、梅の香のする山道を歩んでいると、突如周りに朝日が射して、梅の樹の生えるあたり一面の景色の中に自分がいるのに気が付いた…というような意味だろうか。

「のっと」は「ぬっと」と同じ意だとされているが、この句で「ぬっと」だと梅の香が霧散してしまいそうになる。
「のっと」と軽くすると梅の香も残って、周りの景色も生き生きと現れるようだ。
晩年の生気も陰る鬱屈する気分と、そうした中で急に訪れる生き生きした精気との対比を詠んだものだろうか。

「のっと」という語を初めて知った。
青梅で詠んだ句であればいいね。




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