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大友良英さんのこと。そして小椋さんのこと。
柏亭侘助 投稿日:2022年05月09日 23:55 No.21
小椋さんのことではないのですが

大友良英さんという音楽家をご存知でしょうか?
自らはビックバンドを率いるギター奏者、また映画やテレビドラマやCMの音楽なども手掛ける方です。
NHKの朝ドラ「あまちゃん」や大河ドラマ「いだてん」の音楽を担当。
また揖保乃糸なのどCM曲などを手掛ける方です。
最近では映画「花束みたいな恋をした」の音楽も担当されています。
そんな大友さんが先日の5月8日(日曜日)に、福島県富岡町の富岡町文化交流センターで「大友良英スペシャビックバンドwith子どもたちコンサート」を行い観に行ってきました。
福島県富岡町といえば、先の大震災の原発事故から全町避難となり、2017年に避難解除された地域です。
2018年にアーティスト、建築家、音楽家、職人などクリエイティブな職種の各界のプロが「プロフェッショナル転校生」として教室を仕事場として、子どもたちと学校生活を共にして、新しい価値観を持つ子どもたちを育成しようとするプロジェクトがスタートしました。
そのお一人が大友さんなのですが、このコロナ禍で思うように活動が出来なかったようですが、約1年をかけて大友さんと在校生と卒業生で、今年の4月から新たにスタートする小学校と中学校の校歌を作られまして、今回のスタージはその発表の場という意味合いもあったようです。
今回のコンサート、1部は「あまちゃん」のテーマ曲をオープニングとした大友良英スペシャルビックバンドのプロの方々の見事な演奏が続き、2部はビックバンドが伴奏して小学校と中学校の校歌の披露です。
特に小学生の子どもたちが歌う校歌は、もう生命力が溢れていて、もう可愛いやら素晴らしいやらで、オジサンの私は大感激で拍手喝采でした。
子どもたちの歌声はYoutubeにもアップされているので、是非聞いてみてください。
大友さんから「上手く歌おうとしなくていいから、元気よく歌って」とアドバイスを受けて、生命力豊かたな子どもたちの歌声が聴けます。

https://www.youtube.com/watch?v=sSy4Vs8B2AA

2部の後半は富岡町の子どもたちの即興的な楽器演奏とビックバンドの共演で、フィナーレは一緒に「あまちゃん」と「相馬盆唄」を演奏して大盛り上がりで幕が降りました。

ゴールデンウィークの最終日で高速が混むかな、と思いましたが、意に反して往復とも全く混むことなく、無事帰路に着きました。
「行って良かった」とつくづく思えるコンサートでした。

富岡町の子どもたちの歌声を聞いて、思いだしたのがアルゴの初演の最後に聴いた「あなたが美しいのは」でした。
あの時聞いた「あなたが美しいのは」も感動しました。
初演は確か練馬の光ヶ丘の劇場、その後いくつかの舞台が続きましたが、今はアルゴミュージカルはやっていません。
小椋さんはこの当時「日本から”ミュージカル”という言葉を無くしたい」と言って、アルゴシリーズや、小椋さん自身も出演された、こぶし歌を使った「一休」「ぶんざ」など随分とチャレンジされてましたが、結局その試みは果たされなかったようです。
私も応援の意味を込めてアルゴも語り歌舞台の舞台は全部みましたが残念です。
やはりスポンサー問題や子ども主演という「縛り」や「製作費」がネックなのでしょうか。
小椋さんは今、代々木に新しい小劇場と練習場を作っている、とネットニュースでも紹介されていましたが、「小椋佳四季報」も聴きたいですが、是非”ミュージカルに代わる”新しい音楽舞台を代々木で見てみたい!などと帰りの車を運転しながら思った次第です。


紫野 投稿日:2022年05月13日 15:30 No.22
小椋さんがかなりな長期間に渡って音楽舞台をプロデュースできたのは、今から考えるととても幸運なことだったのかもしれませんね。
バブル時代もあったし、「メセナ活動」が推進されたこともありました。それらが続けられる素地となったのかなと思います。

音楽舞台のプロデュースそのものは「ぶんざ」が最後になっている感がありますが、私は音楽劇に対する志は『歌綴り』に引き継がれたのではと考えています。
舞台製作となると侘助さんが仰るように、いろいろな制約が出てきますね。昨今はコロナの影響も大きいですし、上演にはなかなか苦労していると聞きます。
でも『歌綴り』であれば、大きな舞台装置は必要なく、限られた人数で上演することができます。朗読劇の一つだと考えると、それなりに多い人数で行われているかなぁと。
歌であれ楽器であれ、人が「演じて奏でる」=演奏することに変わりはなく、演奏によって何かを表現することができるとも思います。
『歌綴り』は小椋さんが生み出した音楽舞台の一つの形である気がします。


ここから閑話休題…

ところで、アルゴや「ぶんざ」にご出演なさっていた青木FUKIさんという方を覚えてらっしゃるでしょうか?舞台映えのする方で私はとても印象に残っています。
FUKIさんは今も精力的にご自身の活動をなさっていて、同時にシャンソンを中心とした歌唱レッスンも行われています。
昨日(5/12)、そのFUKIさんがプロデュースなさった、門下生によるコンサートに行ってきました。門下生の皆さんの歌唱力が高くてビックリ!
これほど高いレベルの歌唱を聴けるとは予想外でした。相当ハードでしっかりとしたレッスンが行われているように思います。

私がナゼこのコンサートに行ったかというと、今私にピアノを教えてくださっている先生がFUKIさんの門下生のお一人で、このコンサートに出演なさっていたからです。
ピアノも歌も「演じる」という点では共通するものがあります。コンサートでは、門下生のお一人お一人が主人公になり切って歌っていらっしゃり、
「演じる」ってこういうことかと実感しました。ピアノの先生も私が何か感じるものがあればとお考えくださって、お誘いくださったようです。

FUKIさんも4曲ご披露くださいました。舞台映えするお姿は変わらず、自在な表現力と迫力で聴く人を強く惹きつけていました。
ピアノの先生を通じて、小椋さんに縁のある方のお名前を聞き、コンサートで生歌を聴けることになろうとは思わなかったです。
私は当然面識はないですが、FUKIさんに勝手に親しみを感じています(笑)




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