雑銭掲示板Ⅱ


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正体不明の天保銭
禿山のカンタロウ 投稿日:2023年02月26日 10:24 No.461
あれ肌に保の一画めが長いのと、寶の字が浮き上がっている感じがします。私は高知銭だと思ったのですが、正体は何者でしょう?

32.59mm x 48.90mm, 18.64g


青弐斎 投稿日:2023年02月26日 22:18 No.465
額輪 肥郭(旧南部民鋳)と言われる物でしょうかね?
「天保通寳と類似貨幣カタログ」の52番が近いと思うのですが、いかがでしょう。


禿山のカンタロウ 投稿日:2023年02月27日 00:53 No.466
青弐斎様、ありがとうございます。

そうなんです、額輪肥郭に似ているのでそう思ったのですが、雰囲気がちょっと違うと言うか、何か違和感があるのです。気のせいで、保の一画めが長く見えて、そして寶の字が浮き上がっているように見えるのかな?多分、老眼、近眼、等々のせいでしょうかね~?


浩泉丸 投稿日:2023年02月27日 05:17 No.467 【Home】
製作的が粗く違和感がありますが、書体的には額輪本体です。額輪本体は水戸接郭に似て、寶字がわずかに離輪して浮き上がる癖があります。極印も小さく高知のもの、輪の向かって右のヘリの内側が下がり額輪の特徴もあります。
額輪は覆輪加工の密鋳銭なのでこれらの特徴はあってあたりまえなんですね。接郭=土佐藩密鋳説なんてものもありました。
暴々鶏師が土佐額輪肥字と呼ばれるものの中に、南部鋳と思われるものが混在していると示唆したことがかつてありますし、天保仙人様も赤銅のものは南部民鋳として復活してよいのではと教示されていました。ただ、線引きが難しく断言ができないというのが今の状況です。こんな額輪本体があるんだ・・・というのもまたこの分類の難しさを示していると思います。
額輪は雑銭のようで実に奥が深いんですよね。

額輪本体と額輪肥字濶縁・・・似ていますが微妙に違います。寶字が上がっているように見える・・・という眼はとても良い・・・見る目あります。


禿山のカンタロウ 投稿日:2023年02月27日 10:12 No.468
浩泉丸様、青弐斎様

ありがとうございます❣

本質を掴むのは非常に難しく勉強が必要ですね。毎回色々と学ばさせて頂いています。感謝、感謝です。しかし本当に奥が深すぎて今の私には暗闇のようです。




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