雑銭掲示板Ⅱ


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大ぶりな鉄銭
笑門泉 投稿日:2024年02月12日 18:17 No.1028
ヤフオクはプチ寛永銭祭りで、少し前に輪玉印、昨晩まで中の島の長尾寛が競られていました。ガチコレクター(?)の放出品でしょうか。輪玉印なんて初めて見ました。
しかしここでは天保銭の独擅場、とらさま、関西のTさまのご考証も相まってカウンターの伸びがすごいことになっています。やはり不知天保銭はスターですね。否、スターはご両人なのかも。

そのような中、水を差すようで恐縮ですが今回紹介するのは鉄銭です。しかも削頭千無背という誰も振り向いてくれない雑銭。でもこの品、ちょっと濶縁で大ぶりなのです。

本体は鋳バリで正確な計測ができないので母銭と比較した画像を掲示してみます。ちなみに母銭の縦径は28.87mmありました。


七時雨山 投稿日:2024年02月13日 15:50 No.1031
笑門泉 さま

仙台藩のお膝元では色んなものが見付かるんでしょうね。
盛岡藩内の鉄四文銭は、殆どが仰宝なので興味を示す人は少ないです。出るときはカマスに一つという具合です。さすがに今では滅多にありませんが。背山なんて殆ど出ませんし、仰宝大字や栗林広穿も中々ありません。
盛岡藩は幕府から背盛銭を作るようにと命ぜられた訳ですが、仰宝を作って仙台や山形の銭商に売り払ったということのようです。背盛銭は慶応期に藩内流通用として大迫、栗林、浄法寺で作っていたようです。明治初期には殆どの銭座が仰宝を作ったようです。
50年ほど前の話ですが、南部古泉会の故K師が爪千の無背があると話していたことがありました。半信半疑で聞いていましたが、今もって発見の話は聞いたことがありません。背の波の違いで見分けがつくのですが、幻だったんでしょうかね。
爪千無背を是非探してみて下さい。


とら 投稿日:2024年02月14日 10:11 No.1034
笑門泉様・七時雨山様

毎回幅広い見識感服いたします。
早々と寛永銭から離脱した私はこれといったコメントは出来ぬのですが、鉄銭はあまり見向きもされぬので、生な品が残っており最後のフロンティアのようです。
4・5年前収集を始めたころは、寛永銭の銅銭なども生な品散見し楽しかったのですが、ある程度集めると、壁に突き当たり限界を感じました。
その時、鉄銭の挿しをばらし、洗浄したらすぐきれいになりました。赤さびだらけの鉄銭ですが、その赤錆ゆえに、うぶな品と判定できますが、数が多すぎ、残り少ない人生、ちょっと遅すぎたかなと思い離脱しました。
笑門泉様なら面白い品掘り出せそうなので頑張ってください。




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