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富山の山海遊び
山本恵昭 投稿日:2024年04月08日 07:14 No.294
雪洞泊、山スキーで大日岳へという計画だったけど。

5月5日、立山駅近くのゲートから長靴歩き。人津谷の林道はそこそこ雪がつながっていて、順調にシール登行。
しかし、途中から、小沢が次々と現れ、スノーブリッジを探して右往左往、そして渡渉。
この暑さの中、3月に積もった雪は十分しまっておらず、斜度が上がるとステップが泥のように崩れていく。
登山研修所前進基地に着いたときには、完全に気力喪失。少し下って、雪洞を掘る。
2時間かけて、ガスキッチン、燭台付き、ワンルームが完成。天井も高く、快適。入口にレジャーシートをかけてロウソクを灯すと、そこはもう天国。いつの間にか、ウトウト。

6日、雪がしまっている間にサクサク行けるところまで行こうと、ヘッドランプを点けて4時発。でも、雪は凍っておらず、既にズボズボ。
なんとか、前大日岳に辿り着く。時刻も早く予備日も有るので、頑張れば大日岳まで届きそうであるが、もうここで満足。2時間ほど、周囲の山々を眺めて想い出に浸り、贅沢な時間を過ごす。
楽しいはずのスキー滑降は、雪質悪く、ほとんど横滑り。泊地からは、重荷を担いで、泥雪スキーと渡渉。蕗の薹を採りながら、林道歩きで駐車場に到着。疲れた。

先日、65歳の壁という言葉を耳にした。そのあたりから、急激に気力体力が落ちてくるらしい。もうすぐ、66歳。山頂に立たなくても、眺めているだけでそれなりに満足。その壁かな。
まあ、久しぶりに雪洞泊を楽しんだので、良しとしよう。

温泉で汗を流し、気を取り直して、ホタルイカ掬いへ。昨年は、1匹も獲れなかった。
昨夜大漁だったらしい魚津漁港。夕方には既に車がいっぱい。投光器持参の本格派揃い。でも、イカがいない。
東方面でわいているらしいと、4時頃に入善まで移動。帰る人に聞いてみると、クーラー満タン、でももうピークはお仕舞いと。

ヘッドランプを頼りに、海面に集中。隣の小学生は次々と見つけ掬っていくが、老眼ではなかなか見つけられない。やっと見つけて、タモ網で掬い獲った。青い光が美しい。明け方まて頑張って、やっと十数匹。

来年の下見を兼ねて、周辺をウロウロ。ゴロタ石の隙間の身投げしたホタルイカを拾っている人がいた。真似して集めると、簡単にタッパー2杯。まだ、生きているのもいる。
コンロで湯がいて、早速試食。濃厚な旨味がガツンと。これは絶品と思ったら、その後でジャリッときた。砂を噛んで、なんとも言えない後味の悪さ。世の中、そんなに甘くない。

ゆったり海を眺め、ふと振り返ると白い山々が。
富山、大好き。山も海も楽しんだ。




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