近畿植物同好会 掲示板
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イヌキビでした。今日の植物分類学会:日中韓国際シンポ
藤井俊夫 投稿日:2023年10月28日 16:00 No.979
脱粒性についてご教示いただきありがとうございました。
作成中の標本を見ると、まだ若い果実なのに脱落しているのが多数確認できました。
雑草の栽培化に脱粒性の有無が関与していることを改めて認識しました。
こんなことは形態分類では認識できないことです(標本は果実の着いた若い植物で作ることが多い)。

現場で生育状況などを確認する重要性を改めて認識しました。
そういえば、2-3年前からイヌキビの生育を確認していましたが、スズメが食い散らかした(こぼれ落ちた)果実がたくさん落ちているのが不思議でした。
脱粒性の特徴を知って、納得しました。
山口裕文(編著)雑草の自然史、または栽培植物の自然史(文一総合)を思い出しました。
ダイズとアズキの雑草から栽培化への道のりがDNA解析で明らかになりつつあったと思います。

今朝、生えている場所で脱粒性を見ました。

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植物分類学会の国際シンポに参加中(途中で早引き)。(当日参加:3000円)
JSPS:日中韓シンポ: 10th East Asian Plant Diversity and Conservation Symposium 2023。

●プログラム
https://2023sym.e-jsps.com/?page_id=109

●会場:大阪市立大、杉本キャンパスの田中記念館
https://2023sym.e-jsps.com/?page_id=113
 併設のレストランの名前は、メタセコイア。(土日は休業)
 三木茂博士のメタセコイア発見の逸話を聞いて、この名前になったという逸話を着たことがある。
 そういえば、三木茂の映画でクラウドファンディングをやっていたが、目標額を達成したようです。
 目標額:80万円だった。
https://camp-fire.jp/projects/view/689329

●写真は、大阪市立大(教養)の新しい学舎(建築中)
 スライドは、以下の発表から
S4. The phylogenomic study in Carex (Cyperaceae) and their MADS-box gene evolution based on genome data
Sangtae Kim (Sungshin Women’s University, Korea)
★最近はDNAを調べて、系統樹を作り、地理的分布と合わせて祖先系からどの時代に分布拡大するかのシミュレーションばかりで、形態比較が少ないので面白くない。
最近はLGM(Last Glacial Maximum: 最終氷河期)だの、HGT(Horizontal Gene Transfer:遺伝子の平行進化)だの、地質学や遺伝学の最新の知見が必要だ。




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