近畿植物同好会 掲示板
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絶滅危惧ミズオオバコ大繁殖
山本和子 投稿日:2023年10月27日 13:28 No.973
昨日の朝刊「鈴鹿・亀山版」に、「絶滅危惧ミズオオバコ大繁殖」の記事が掲載されたので今日の午前中探しに行って来ました。下調べをして行ったので思ったより簡単に見つけることが出来ました。でも藻が絡んでいたり、葉が黒っぽくなっていて綺麗な状態ではありませんでした。来年はもう少し葉が綺麗な状態の時に観察に行きたいと思います。ミズオオバコは鈴鹿市の金生水沼沢と西庄内地区で記録がありますが、今日見た長太の水路では初めてのようです。写真は橋から撮った2枚と、1株全体と、花のみです。

京都市伏見区巨椋池干拓地のミズオオバコ(2023) 伊吹寛子 投稿日:2023年10月27日 15:45 No.974
京都でも「京都府改訂版レッドリスト2022」でミズオオバコは2015年のリストに引き続き絶滅危惧種に指定されています。幸い、私がよく歩いている京都市伏見区の巨椋池干拓地の田圃では、去年2022年に引き続き今年も群生して開花しているのが目撃されました。1927年の三木茂氏の記録見られ、干拓前から生育していた巨椋池干拓地の貴重な植物の一つです。

一年草(多年草とするサイトもある)と聞きますが、せめて種子繁殖して今年も咲いてくれないものかと、この掲示板にも投稿させていただいた物が去年群生していた場所を、今年も目を皿のようにして探したのですが、よう見つけませんでした。農道から見ただけですので、よう見つけなかっただけかも知れませんが、去年は農道のそばに群生していました。ただ、幸い、去年気づかなかった、かなり離れた別の場所で、群生して可愛い花を咲かせているのに出会い嬉しく思いました。どうしてこんなに去年の場所に全然見られないのか、素人の私には分かりません。

ミズオオバコは当地は田圃ですから、去年も今年も、稲刈り前の水がなくなる時期に田圃の土に張り付いて枯れてしまいますので、9月が見ごろで10月に見るのは難しそうです。

良く似たウリカワが「京都府レッドリスト2015」に準絶滅危惧種として新規に記載され、2022年版にも引き続き同様に記載されているのですが、探してもまだ出会っていません。先日、大阪府高槻市の田圃を歩いていた時に、その時の講師の先生がウリカワと同定される植物に出会い、とても羨ましく思いました。

今年も季節が進み、干拓地は秋景色です。霜がおりる迄見続けたい植物、来年の再会を期待する植物、今年は出会えなかったけれど来年は出会えたら嬉しいな~と思う植物。楽しみです。

写真1:今年のミズオオバコ 巨椋池干拓地 2023年9月9日
写真2:ウリカワ 大阪府高槻市 2023年10月5日




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