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イヌキビでしょうか?
藤井俊夫
投稿日:2023年10月26日 15:41
No.972
イヌキビでしょうか?
2023年10月26日:大阪府大阪市住吉区
道端の空き地で、オオエノコロ、ヒエ、オヒゲシバなどが生えていたので、小鳥の餌を捨てたところから生えたと思われる。
●以下,Y-listより
学名: Panicum miliaceum L. var. ruderale Kitag.
和名: イヌキビ
学名ステイタス: 標準
B.M.T. 51: 153, f. 3 (1937),
文献
Kitagawa,M. 1937. Contributio ad Cognitionem Florae MAnshuricae. X. Bot.Mag. Tokyo. 51(604):150-157.
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jplantres1887/51/604/51_604_150/_pdf/-char/ja
p153-154.に原記載がある。
Panicum miliaceum var. ruderale Kitagawa var. nov.
最後に
「only in upright panicules and narrow floral glumes.」と記述している。
黍との違いは、花序が上向き(枝垂れない)で、小苞が狭いとしている。
Flora of Chinaの、キビ(Panicum miliaceum)の図。
http://www.efloras.org/object_page.aspx?object_id=95444&flora_id=2
(キビ属:Panicumは、世界に500種ぐらいある)
キビは、インド周辺が原産とされる。
https://powo.science.kew.org/taxon/urn:lsid:ipni.org:names:412217-1
●イヌキビのタイプ標本は、東大総合研究博物館か?
タイプ標本のリストが順次公表されている。
https://www.um.u-tokyo.ac.jp/academics/material_report.html
イヌキビの原記載者:
北川政夫(きたがわ まさお、1910年2月 - 1995年8月4日)
日本の植物学者である。戦前は中国東北部の植物を研究した。
●以下の文献が見つかりました
木俣美樹男。2009.キビ Panicum miliaceum L. の栽培起源。国立民族学博物館調査報告 84:205-223。
file:///C:/Users/fujii/Downloads/CV_20231026_SER84_011.pdf
211p.20l.に、キビの雑草型として、P.miliaceum subsp. ruderaleに学名がある。
キビ(P.miliaceum)と、イヌキビ(P.miliaceum subsp. ruderale)の雑種の写真がある。
1-3枚目:生育状態
4-6枚目:花序の拡大(5-6枚目は、花序を開いた)
植村 修二
投稿日:2023年10月27日 18:01
No.975
藤井俊夫さんへ
キビとイヌキビとは、形態的にほとんど同じなので、画像で見分けるのは難しいです。
藤井さんのスケールを入れた穂の画像の周りに、脱粒したものが写ってますので、イヌキビかもしれないです。
イヌキビは「栽培化されたキビ」から生じた雑草とも考えられ、脱粒性があるのが特徴です。
画像は自宅で栽培しているキビです(大阪府箕面市、2014年9月2日撮影)。
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